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本 ・本 (608ページ) / ISBN・EAN: 9784041114179
作品紹介・あらすじ
「生まれ変わり」は存在する――。別人の記憶を話す子、初めて会う人を見分ける子、教わらずに機械を修理できる子。彼らは本当に、前世の記憶を持って生まれてきたのか? 精神科教授の著者が子どもの語る故人を知る人物に取材すると、利き手や傷跡までもが一致した。世界中から寄せられた2000を超す「前世を記憶する子ども」の事例を科学的に調査、解説。超常的な謎に取り組み、世界的大反響を巻き起こした第一級の検証報告書。
感想・レビュー・書評
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生まれ変わりを科学する。本論を通じて読者に生まれ変わりを信じさせるのではなく、一理あると捉えてもらいたいとする所が客観的で、疑うべき点は疑い、分からない点は分からないと認め、徹頭徹尾、証拠に基づいて論考を進める。SFの様なテーマと裏腹に、科学的思考とは何か示されたような読後感だった。一般向けだけに興味深いトピックが目白押しで、生まれ変わりが真実なら人口増に伴い「心」が足りなくなるのではないか、動物との間での転生は無いのか、死んでから新しい肉体に入るまではどこにいるのか、調査結果においてなぜ生まれ変わるまでの間隔が短いのか、前世で不自然死したというパターンが多いのはなぜか等々、著者の解釈が読みどころ。今日「生まれ変わり」をまじめに語れば変な目で見られそうだが、現在常識として受け入れられている事柄も、過去において空想だった例はいくらでもある。たとえば1920年代にタイムスリップして、20年後には一瞬で都市が消える武器ができる、と説いて一体誰が信じるだろうか。生まれ変わりを否定する人でも、意識・心(と身体・脳との関わり)の正体が分かっていない点は否定出来ないし、今見えているものだけが真理ではないと、探究心を掻き立てられるような一冊だった
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思ったよりも学術的な内容(歴史的・宗教的な背景や地域的な傾向、調査にあたって公正さを保つための手段等)で、1/3程で挫折中。図書館蔵書だったので一旦返却しました。
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長い。
ん〜死後の世界があるという事を立証するってやっぱり不可能だと思う。
ただ宇宙の真実が解明されていない以上、人間が知らないだけなのかもしれない。
これを研究するって相当困難ではないか?
個人的趣味ならともかく。 -
どうも話の内容が古いと思ったら、30年前の本だった。ちゃんと最後に書いてあった。じゃあ速読しても仕方ないという内容だった。