返校 影集小説 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2021年7月16日発売)
4.00
  • (4)
  • (5)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 73
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • 本 ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041114261

作品紹介・あらすじ

世界を魅了した台湾発のホラーゲーム「返校」の30年後の世界を描いた決定版!

劉芸香(リョウ・ユンシャン)は台北から工芸の金鸞(ジンラン)に引っ越してきた女子高生。転校先の翠華(ツェイホア)高校は、時代錯誤の校則を守る学校だ。
ある日、旧校舎・涵翠樓(ハンツェイロウ)に入った彼女は、生徒の自殺を目撃する。そこは30年前に方レイ欣(ファン・レイシン)が飛び降りて以降、封鎖されており、校則を破ったとして、クラスで除け者になってしまう。
ある女生徒に声をかけられ心が通じ合う中で、自分の価値を見いだしていく芸香だったが、女生徒の囚われている過去を知り――。戦慄の台湾ホラー!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ホラーと言えるほど怖くもなかったけど面白かった

    ちなみに高校教師と女子生徒が恋愛するのは台湾のモラル的にありなんですかね

  • 2023/09/19-09/23

  • ゲームをプレイし映画を鑑賞して、もっとこの物語の世界を見たいと思い小説版を購入。ドラマは未見ですがドラマ版と同じストーリーなのかな?
    ゲームと映画ではレイシンは校舎から出ることができず、彷徨うことしかできない亡霊でした。しかし小説版では台湾大地震をきっかけに封印が解かれたという設定。人に取り憑いたり直接的な危害を加えたりと、悪霊としてかなりの力を振るっているのが意外でした。
    主人公であるユンシャンが、助けを求めた周囲の人達にことごとく裏切られていく展開はとても辛い。
    チャン先生が愛して未来を託した台湾の人たちが力強く生きていこうとする姿が描かれ、ゲーム版・映画版と同じく、悲しくも未来へ向かう力強さが感じられてとてもよい読後感でした。

  • 2021年 98冊目

    大好きな台湾ドラマのノベライズです。
    このドラマが大好きという訳ではなく、台湾ドラマ全般が大好きという意味ですw

    大好きな台湾ドラマだけど、ホラーが苦手で映画にもなって評判のいいこのドラマを観れずにいました。

    観たいけどホラーは嫌だし…。と思っていたところ、本屋さんでこちらを発見。内容を先に知ってしまえば、ホラーでも怖くないだろう!と思って購入w

    でも読んでみると、ホラーと言えばホラーだけどそんなにグロテスクっぽくも無いし怖そうでもない。

    30年前のまだ夜間外出禁止令があったり、禁書制度があった頃の台湾も描かれいるのだけど、そこをもう少し詳しく書いて欲しかったなとちょっと残念。

    ドラマの評価を観ると、ただのホラーでは無くて歴史に翻弄された人々の辛さみたいなものが話に重みをもたらしてくれてるっぽいけど、この小説だけではあまり感じられず。

    とはいえこれでドラマを観る準備も出来たし、Netflixへゴー!

  • 返校ドラマ版のノベライズ。
    キャラクターの内心も踏み込んで書かれており、読み応えがあります。

  • 息苦しい作品。
    超常現象もあるが、主人公の幻覚幻聴の類い(そういう描写が序盤からあり)な気もするし。でも確かに担任の先生・・・。
    読んでいて作品中の窮屈さが伝わってくる。

全7件中 1 - 7件を表示

七海有紀の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×