TRACE 東京駅おもてうら交番・堀北恵平 (角川ホラー文庫)

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  • 本 ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041114346

作品紹介・あらすじ

うら交番に行った警察官は1年以内に命を落とす――新人女性警察官・恵平と青年刑事・平野に残された時間はあと2ヶ月。そんな中、柏村が残した昭和時代の爪と毛髪のDNAが未解決の外国人失踪事件関係者のDNAと一致する。徐々に明らかになり出す、昭和と令和を跨ぐ事件の捜査……そして再び浮かび上がる、死体売買組織「ターンボックス」の影。時代を超えて非道の限りを尽くす組織の正体とは。大人気警察小説シリーズ、ついにクライマックスへ!

感想・レビュー・書評

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  • ついにクライマックスへ!
    って帯に書いてある第7弾!
    でも、今回やなく、次でラストみたい。
    その前振りって感じ。
    現代の「おもて交番」、過去の「うら交番」。その2つが、繋がっていく!
    しかし、ええ方も繋がってるけど、悪い方も繋がってそうな感じやな。
    いつの時代も許せん悪はおる!
    それをやっつける為、狛村さんの思い、恵北ちゃん、平野さん、桃田さんの思いを一つにして頑張って〜!
    でも、そんな臭いを付けたまま、ウロウロするのはやめて欲しい…(何の臭いかは言わないけど^^;)
    こんなビジネスが過去から、ずっと続いているってのは、何かなぁ…
    それが解決するのはええけど…
    あ〜あ〜…このシリーズも次で終わるのか…淋しい…

    人がどんなふうに死ぬかは、実はあまり大した問題ではないのかもしれない。本人にとっては、どう生きたかのほうが大切なのだ。
    警察官の仕事は、その人らしく生きられるようにすること!(文中より)

  • シリーズもの。

    もうすぐで終わる寂しさもありますが、変わらずグロテスクだと感じました。

  • タイトルにあるトレース
    「親からはなんでも受け継がれる」良いものも悪いものも

    このように今回の犯人は外国人女性を拉致し、弄び殺し、その処理をターンボックスと思われる組織に依頼したが、依頼を受けてくれず自暴自棄になり自殺した。この犯人の父親が一度ターンボックスを使い死体を無かったことにしたのを知っていため同じように行った。

    この犯人と密会していた「神経質な老人」がターンボックスで裏交番で、柏村から聞いた未来にきているかもしれない明野のジジイではないかという疑念。

    うら交番の柏村さんから聞いた、自分が生み出してしまったかもしれない「怪物」やこの明野のジジイなど
    いろんな疑念を残したまま次回になってしまい
    かなり気になる結果でした。

  • クライマックスに向けて段々と盛り上がってきた感じ。
    相変わらずダミさんの店は美味しそうで、おかえりと言ってもらえる気心の知れた店がある人は幸せだなと思った。

  •  おもてとうらの交番が対決すべき怪物とはだれなのか?

     いよいよ次の巻でラストですか~。さみしいぃ!

     警察は起訴するまでが仕事だから、そこへ至る詳しいことがいろいろ知ることが出来てよかったなと思う気持ちと、何かと冷たく扱われてしまう警察官だけれども、こういう人たちがいるのなら信じたいと思ったりもしましたね。

     秋が待ちどおしい!

  • シリーズ7作目。これまでの猟奇的事件が繋がっていく。最終章へ向かっている。 メリーさん亡くなっちゃった。

  • 2022/5/28
    次が最終回…
    続々とシリーズが終わっていき心配だよ。
    先生元気?
    今回もおいしそうなご飯が山盛り。
    お年寄りの登場人物が出てくると身構えるけどそうかー
    メリーさんかー
    現実でもそれは仕方ないことだけど、だからこそ本の中では嫌だなぁと思ってしまう。
    フィクションでは現実味のない死の方が楽だね。

  • 今までの点が繋がり出しクライマックスに向けて期待が止まらない巻でした

    凄惨な事件を扱っていても絶対に人の強さや温かさも書かれているから好きです

    美味そうな料理やお菓子にも刺激されながら最終巻待ちます

    “怪物”とは?恵平の命運は?

  • 内藤了『TRACE 東京駅おもてうら交番・堀北恵平』角川ホラー文庫。

    シリーズ第7弾。次の『LAST 東京駅おもてうら交番・堀北恵平』が最終巻になるようだ。

    いよいよ昭和と令和を結ぶ大いなる謎が見えて来た。少しずつ明らかになる恐ろしい悪の組織。物語は佳境を迎え、いよいよ面白くなって来た。

    プロローグにうら交番の柏村敏夫が生きていた昭和という時代の謎に満ちた連続殺人事件が描かれる。昭和のうら交番と令和のおもて交番、時空を超えて柏村と堀北恵平の二人の警察官をつなぐものは一体……

    明治時代から連続殺人事件の背後で暗躍する謎の組織『匣』の正体は……

    本体価格680円
    ★★★★★

  • いやー、メリーさんが!寂しすぎる!
    でも本当に愛されてた人だったんだな。
    恵平が長野で色々買ってきたお土産の品々が気になる。
    七味と石鹸気になるなー笑
    そして、いよいよ物語は佳境に入る。次がラストだけどきちんと事件は解決するのだろうか。

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著者プロフィール

2月20日生まれ。長野市出身、在住。長野県立長野西高等学校卒。デザイン事務所経営。2014年、日本ホラー小説大賞読者賞受賞作『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』でデビュー。ほかの著書に『ON』につづくシリーズの『CUT』『AID』『LEAK』『ZERO』『ONE』『BACK』『MIX』『COPY』『BURN上・下』、スピンオフ『パンドラ』『サークル』『OFF』、「東京駅おもてうら交番・堀北恵平」シリーズ『MASK』『COVER』『PUZZLE』『TURN』など著作多数。

「2023年 『LIVE 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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