ブスに花束を。 (10) (角川コミックス・エース)

  • KADOKAWA
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感想 : 2
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  • 本 ・マンガ (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041114568

作品紹介・あらすじ

京都で迷子になった花が巡り会ったのは、なんと中学時代の同級生の赤羽! 陽介との京都散策は実現できるのか――? そして、陽介と花ちゃん父がまさかの接近遭遇!? 恋と人間模様が深まります。

感想・レビュー・書評

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  • 第55話
    赤羽は嫌いになれない。がんばれ。

    第56話
    田端が「もう怒ってないよ」ってタメ語で返すシーン、秀逸。夏祭りに続く屈指の田端可愛いシーン。

    第59話
    取り乱す鶯谷が可愛い。五反田が助けに来て驚きつつ嬉しそうな鶯谷が可愛い。やっぱり鶯谷可愛い。最初は上野x鶯谷お似合いだなと思ってたけど、ポンコツの上野より五反田だよなって思う。

  •  花ちゃん&上野くんの付き合いが進行していく10巻である。
     前半にハプニングだらけの修学旅行が描かれている。
     そして後半は他のキャラ主演の物語も置きつつ、最後にバスケ部助っ人を頼まれた上野くんと、それを応援するために弁当を携えた花ちゃんが描かれていて、しかしそこで思わぬ事態に――?
     ……的な感じで、待て次巻!となっている巻である。

     57話の上野弟君の花屋での職業体験エピ。
     そして59話の元カレ対峙は腕力が物を言う、五反田&鶯谷メインのエピなども、群像劇型の物語を彩ってくれている良エピだ。
     キャラの衣装替え展開を鶯谷1回、五反田5回という謎比率で展開しているところなどは非常に素晴らしい。

     一方で、花ちゃん一家団欒に上野兄弟が参加する58話辺りもメインストーリーとして結構重みがあった印象である。
     彼氏と一緒に食卓を囲むお父さんの焦りは、コミカルなんだけど笑うに笑えない感もあって、絶妙な内容だと思う。
     もしかすると性別によって見え方がちょっと変わるかもしれない。

     派手さはなくとも、一話ずつキッチリ面白く、一冊でボリューム感を感じさせる内容はさすがの一言。
     惜しむらくは、わりとさらっと終わってしまった修学旅行の量感ぐらい。
     とはいえ、赤羽君も絡めた八坂神社・円山公園でのエピなどは、自分に自信があるタイプの女子のマウント描写の巧みさも含めてなかなかパンチが効いていた。

     今回も楽しませていただいた。星五つで評価したい巻だった。
     引きの展開も念頭に置いて、次巻も楽しみに待ちたい。

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