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本 ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784041115145
作品紹介・あらすじ
涼国(りょうこく)の没落貴族の娘・鈴玉(りんぎょく)は女官として後宮に入り、家門再興に燃えていた。
だが見習いの稽古は失敗続き。真っすぐで理不尽を見逃せない性分も災いして、反抗的・落ちこぼれの烙印を押されてしまう。
こうなったからには主上の寵愛深い権門の側室づき女官となって一発逆転を目指すも、なぜか鈴玉を指名してきたのは、地味で権勢もない王妃さまだった。
失望する鈴玉だったが、ある一冊の小説と友人たちとの出会いによって、次第に服飾の才能を開花させていく。
それは彼女自身の運命と、陰謀渦巻く後宮をも変えていくことにつながり……!?
爽快な王道中華青春ファンタジー!
第5回角川文庫キャラクター小説大賞の隠し玉、満を持して刊行!!
感想・レビュー・書評
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ワクチン接種2回目の時の時間つぶしという感じで読んだ本です。
続きはありそうですが、多分、読まない。
似たような作品が増えましたね。とにかく主役の印象が悪いです。自分の希望する部署に配属されなかったからと、王妃の持ち物である食器を壊す?
こうした行為は普通に考えて処されてしまうのが当然なんですが~。
私には理解ができないですね。コバルトが全盛のころはこういう作品はあまりなかったと思うのですが(年ばれますね)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いわゆるなろう系で、
それ自体は全く問題なく、面白く読めるタイプですが、
これはあまりにも読み進めるのが苦痛でした・・
意地で読了した感じです。
なぜ大手から出版できたのかというレベル。
大枠のあらすじ・・つまり素材自体はありがちなのに、味付けがめちゃくちゃです。
ヒロインを含めた登場人物たちの行動が、設定に対してめちゃくちゃすぎる。
言動、ストーリー展開に必然性がない。
都合がよすぎる。
タイトルの「ご衣裳係」がほぼ意味をなしていない。
などなど。 -
お家再興のため、と後宮女官として入ったけれど
性格が災いして大変な目に。
志高く、けれど嫌な事はしたくない。
まっすぐなのはいいのですが、不貞腐れ具合が
ちょっとどうかと思います。
失敗すれば、と思って皿を割っている、としか
思えない割りっぷり。
やる気がなくても軽い罰で良かった、程度。
それが徐々に色々考えて理解して…という
年を考えたら、な成長速度です。
成長と陰謀、恐ろしい場所です。 -
鈴玉が素直じゃないし、何も出来ないのに偉そうだし、仕事へのやる気はかけらもないしで良い所を一個も見つけられないまま進むので、結構読み進めるのが苦痛に。ある程度まで読むと体当たりで行動して、芯に良い所があるんだなと分かるけど、そこまでが長い。色々事件を巻き起こしたり巻き込まれたりしつつ、多少は成長していくので、後半はそのパワーが魅力なんだなと思えるようになりました。
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没落貴族とはいえ、清貧な学者を父に持ち…、というキャラクターにしてはあまりにも無教養かつ無鉄砲。
周囲を振り回しながら、いつも上から目線なのも不愉快。 -
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50268609 -
タイトル詐欺かと思いました。つまらない。続きが出たとしても読みせん。
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面白かった!
主人公の鈴玉が、「生徒指導に目をつけられがちな女子高生」といった風情で、粋がよくて破格。その行動にハラハラさせられるけど、一本すじを通して曲げない人柄は爽快の一言。
物語の展開はハードで読み応えあり。やっぱり事件は大きくなくてはね。
お気に入りは女官の香菱。優等生で口うるさいものの、真心があって可愛い。学校にいたら学級委員をやってるタイプ。推せます。
著者プロフィール
結城かおるの作品





