バチカン奇跡調査官 天使の群れの導く処 (角川ホラー文庫)
- KADOKAWA (2021年7月16日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041115152
作品紹介・あらすじ
キルギスの国際空港に旅客機が緊急着陸する。機長は、上空に「天使達」が現れ、墜落寸前から奇跡の生還へ導いたと話す。また同じ夜、首都郊外の教会で巨大キリスト像が動き出し、空港の方を向いて止まったという。「主は旅客機に救いの手を差し伸べる為、自ら動かれたのだ」申告を受けた奇跡調査官の平賀とロベルトは現地へ赴くが……。二つの奇跡を結ぶ衝撃の真相が、神父コンビを絶体絶命の危機に陥れる! 急展開の本編17弾。
感想・レビュー・書評
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物語が大きく動いてきました。
相変わらずのロベルトの美味しそうな料理描写や、平賀とシンの温度差のあるやりとりなど、安定しているところはホッとします。
キルギスはほとんど知らなかったので、スマホ片手に調べてみたり。
かの有名な数学者について調べてみたり。
奇跡調査が大事に発展するパターンは同じですが、毎回新しい展開で次作も楽しみです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今回はキルギスが舞台。
中央アジアで、ロシアや中国に隣接していて、最貧国の民主主義国家。
キルギスの歴史や人々の様子が語られていて、興味深かった。
このシリーズは、色んな国の歴史や宗教が出てきて面白い。 -
機体トラブルで墜落の危機にあった飛行機が天使の群れに導かれて無事に生還したという奇跡。同日、地上では巨大なキリスト像が動くという事件も起こって、平賀とロベルトは調査に赴くことに‥
冒頭の奇跡もその真相もなかなか大掛かりでよかった。今回はキルギスというカトリック教会の威光が通じない地域での調査で、キルギスの内部事情が興味深かったし、マイペースな平賀と気遣いのロベルトのコンビが相変わらずでいい感じ。
物語が大きく展開しそうなラストで次巻が楽しみである。 -
シリーズ17冊目。サブストーリーも合わせると20冊を超えますね。このシリーズを読んでいると、それぞれの出来事が(奇跡を演出する為に人為的に起こされたものを除き)物理的・化学的に説明できたとしても、その日その時その場所で起こったという偶然性こそが「奇跡」なのではないかと思ってしまいます。
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相変わらずのどんでん返し。好き。
なんでそんな大事に関わってしまうのかこの神父二人組は。久しぶりのローレンが嬉しい
シン博士はそろそろ有給もらっていい思う
著者プロフィール
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