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本 ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784041115169
作品紹介・あらすじ
現実では引きこもりながら正義のユーチューバー“ジョン”として活躍する青年・純。悪徳請求業者に電話をかけ、相手をおちょくったところ大好評。キャラの濃い関西弁男を懲らしめた動画は爆発的に再生数を伸ばす。味をしめたジョンは、男とリアルに会って対決し、それも配信しようと画策する。一方、請求業者の鉄平もジョンを捕まえようと動き始めた。2人が顔を合わせた時、半グレや女子高生をも巻き込む大事件に発展する!
感想・レビュー・書評
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「悪い夏」が面白かったので早速他の作品を手に取ってみた。自称正義の申し子YouTuberジョンこと佐藤純と、狡猾さがまるで無いアウトロー全振りの半グレ栗山鉄平の対戦録。
とてもくだらないのだがとても面白かった。
俗に言う「陰キャ」の佐藤純はYouTuberとしての顔を持っており、そのタイガーマスクを被った姿でいると本当の自分(??)に変貌。ちょっと間違えてる方の「陽キャ」と化す。
架空請求業者との対峙を配信するとこれが大当たり。面白い程に挑発に乗ってくる悪徳業者はジョンとネット民を湧かせた。
一方、人泡吹いた方の悪徳業者 栗山鉄平は一周回って愛おしくなる程憤っていた。暴走族時代の先輩に誘われこの仕事を始めたが知的さの欠片のない筋肉アウトローな彼は1本のイタズラ電話のせいで全世界に醜態を晒してしまう。
やんややんやで問題が重なり大阪を出ることになった彼は「もう怖いもんは無い」と半ば自暴自棄も感じるノリでジョンを探しに関東に進出する。
その後の展開は本書裏面の作品紹介に記された通りで
「2人が顔を合わせた時、半グレや女子高生をも巻き込む大事件に発展する!」
のだが、恐らく想像を軽く超えてくるかと思う。予想GUYという意味で。
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栗山鉄平...イケメンです。(唐突)
やってる事はそもそも架空請求から始まっているし、その後の行動も悪人そのもので、頷ける場面の方が少ない。しかしいつだってダークヒーローは時にヒーローよりも輝いて見えてしまうものだ。
なによりイキリ散らしているのにしっかり喧嘩が強いし、絶対雨の中の捨て猫を見捨てないタイプだもの。「お前も1人か...俺と一緒だな」タイプだもの。
実際、雨降らす時はやたら空を泣かせたがる文面が多かったもの。
....とまぁ、メルヘンを患うには十分過ぎる材料が揃っていた。
(´ρ`*)コホン
彼のダークヒーロー具合を語れないのがもどかしいが、なんだか「アンパンマンよりバイキンマンの方が好き...」に芽生えた幼少期を思い出した。
栗山鉄平は終始イケメンなので贔屓してしまうが、佐藤純の物語も忘れては行けない。本書はどちらかというと悲劇を題材にした喜劇といった具合だが、これは紛れもない彼らの再生劇だった。
ラストがね、とても良いですよ。
このラストを迎えた読者の脳内では皆が
同じ風景で、同じ表情をした、同じ人物の場面が再生されたんだろうなぁ。 -
今年は桜が綺麗だo(^▽^)o
昨日と今日で、近場の桜スポット、あちこち回ってきた。
早起きなので、朝一から堪能して午後には帰ってくる。腰が痛いのが治らないから、たくさん歩けないのだ(-。-;
そして午後から読書。
正体がめっちゃ面白かったので、この作家さんが気になっていた。
この本は★×4.5くらい(^^)
初っ端から登場してきたのが、ちょっと馬鹿げたYouTuber。
根暗でひ弱で友だちなど居ない。
家に引きこもって動画を配信している。
悪徳請求業者へ電話をかけて、おちょくる動画を配信したところ、この動画が再生数を伸ばした。
このおちょくられた業者の担当は、暴走族上がりの喧嘩っ早い男だったから、このままで済むはずもなく。大阪から、このYouTuberを叩きのめす為だけに上京する。
↑こんな破茶滅茶なストーリーからどこに着地するのか???序盤は不思議でならなかったが、後半はしっかり畳み掛けてきた!
痛い描写はとっても苦手なのだが、もっとやってしまえーーーと思うほど、片方を全力で応援してしまった( ̄▽ ̄)
昨日はちょっと重ための本だったから、こういう手放しで面白い本がとっても楽しかったo(^▽^)o
鉄平ちゃん、ちょっとファンになってしまった♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪-
まきさん、こんばんは♪
ちょっと笑いました
私も塩田武士さんの作品をずっと積読になってしまっていて、そして今日この染井さんの本もゲットして来...まきさん、こんばんは♪
ちょっと笑いました
私も塩田武士さんの作品をずっと積読になってしまっていて、そして今日この染井さんの本もゲットして来たところ〜⸜(*ˊᵕˋ*)⸝
両方とも良かったみたいですね!
絶対読むよ〜♡
桜がちょうど綺麗
昨日は友人と行ったことない所に日帰りで見に行って脳に刺激を与え、今日は行きなれた場所で桜を見て来た
また明日から頑張りましょう2024/04/07 -
K村さん
こんばんは(^^)
塩田さんの本、まぁまぁ厚みで読み始めるタイミング、考えてしまいますよね(⌒-⌒; )
私は読み始める...K村さん
こんばんは(^^)
塩田さんの本、まぁまぁ厚みで読み始めるタイミング、考えてしまいますよね(⌒-⌒; )
私は読み始めるタイミングをこれでもか!ってくらい間違えましたが(-。-;
染井さんの本もゲットされましたか!
最初は、うん??んんんん????って感じでしたが、後半は楽しかったですよ♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
なんだこいつら!?って感じで。
桜、いいですよねー。
毎年旦那と桜を追いかけています(笑)
あっちこっち。
やっぱり高藤城址公園の桜以上の桜はなかなか見られませんが、近場でもモリモリ咲いているところがあって、気分上がりました!
腰は相変わらず痛いですが、明日からまた頑張りますo(^▽^)o
いつもありがとうございますm(__)m2024/04/07
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染井為人さん著「正義の申し子」
自分にとって著者の作品は「正体」「鎮魂」に継ぎ3作品目になる。
今回の作品はパロディ感溢れるかなりエンターテイメントに傾倒した作品。
主人公も人気YouTuberという肩書きでかなり現代の風潮を汲んだ物語だった。
特出した大きなテーマ等は特に感じられず「ただ読んでいて楽しい」と思わされるだけの作品で、流れる様に展開されて行くためそんなに時間をかけないで読みきれてしまう。
かなり物足りなさが残るものの、テンポの良さと展開の早さが特出している作品ではあると感じた。
昨今の動画配信を観た様な読後感。
サクサクと短時間で楽しめるのだが終わってみれば満足感よりも空虚感の方が強く残り、結局なんだったのだろう?という感想だけが残る。今回の作品にも同様の感想を抱かされた。
YouTuberがメインの作品の為、作者が意図的にそう書き上げたのだろうか?
10代~20代の活字離れしている世代へ「YouTube」というホットトピックを用いる事で新たな読者層を狙っただけなのでは?と疑いたくなるような物語だった。
「正体」がそうだっただけに、もっと深くて重たい作者の作品が読みたかった。
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正義なんて言葉を堂々と使うこと自体が怪しい気はするな。
ほんまの正義の人は、人知れずやってんねん!
告発系ユーチューバー、現実では引き篭もりの純。タイガーマスクのマスク付けると大変身!しかし、架空請求とかの変なとこ電話してライブ…何が正義なんか分からんけど、お金は稼いでる。
架空請求の兄ちゃんに恨みを買って、追い詰められるかと思いきや…
この兄ちゃん、イケメン、喧嘩強しの純とは正反対。鉄平は、小悪党って感じやけど、憎めん感じ。
スピード感溢れる展開、スピード感ある関西弁のボケツッコミは、ええ感じ。
なんで仲良くなったのか分からんけど、最後は、ほんまの正義の味方。
ラストはスキッとした〜
結局、この2人、あんまり友達もおらんし、お迎えまで行くとなると、また、何かが始まりそう!
続編出ても、面白そうやけど、あんのかな?
なったてもええで。友達に
いっぺんでもおれを笑わせられたらな。それが条件や。
「はは」-
2024/06/08
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2024/06/08
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面白おかしくしたいところですけど、何か、ゴミ屋敷とか、ゴミ部屋に住む仙人みたいに思われるのもなんなんで…真実を。
ちゃんと、ローボードの棚...面白おかしくしたいところですけど、何か、ゴミ屋敷とか、ゴミ部屋に住む仙人みたいに思われるのもなんなんで…真実を。
ちゃんと、ローボードの棚とかに、綺麗に並んでますよ!2024/06/08
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ん?コメディ?!
と時折思いながら読んでいた
考えてみれば話の内容はシリアスなんだけれど、『悪い夏』と同様、軽いノリで話が面白可笑しく流れる
そしてやっぱりラストはドタバタ劇!笑
フォーカスされているのは二人
”DQNな奴らを安全な場所からおちょくるのがオレ様の仕事”と豪語するクズのYouTuber
そして関西弁の悪徳業者のワル男
クズでワルでどうしようもないけれど、人として弱い部分や優しい部分を垣間見せるから、多少なりとも情がうつってしまうワタシ
他の登場人物もその辺に普通に居そうな人達
会話のやり取りが多く、人物像がわかりやすいから、親近感が更に増す
染井さんは、某人気YouTuberと仕事をする事がきっかけで、その方をモデルにしたそうだ
オンとオフのテンションがまるっきり違うその方の様子をヒントにしたそうだが、それをこんな話までに膨らませてしまうとは…流石ですね(*ˊᵕˋ*)⸝ -
架空請求をバリバリやってるからね…。
「架空請求をやってるけど、根は優しい人」では、自分には受け入れられず感情移入できなかった。
後半は全て上手く行き過ぎていて「そうきたか!」と思うような予想を超えてくるものがなかった。
この本はテレビの2時間ドラマを何も考えずに見ているようなライトな感じだった。
小説ならではの読んだ後に考えさせられるような本が好きなので、物足りなかった。
『正体』がすごく良かっただけに、同じようなものを求めて期待し過ぎてしまった。
Audibleにて。 -
三人称で語りの視点が入れ替わるのですが、相対する者同士が生理的に受入れられないクズキャラ故、序盤から中盤にかけて読むのに時間が掛かってしまった。
しかしながら拒絶していたクズキャラ同士が接触するや瞬時に愛すべき名コンビに変貌を遂げ、その後は一気読み。
「鉄平」「純&ジョン」最高! -
染井さんの初読み。
面白かったー!!
悪徳行者をおちょくるユーチューバと、悪徳業者に勤務していた青年の物語。
スピード早くて一気に進むし、気づいたらニヤニヤと笑ってる自分がいた笑、自宅で良かった笑
鉄平くん、悪なんだけど憎めない良い奴で。
最初と最後の印象ガラリと違うし、かっこいいわあ。(ディズニーランド楽しみにしてるところとかかわいいし、一緒に行きたい!笑)
所々、そんなうまいことある?みたいなとこは否めないが痛快エンターテイメントかな。(帯は痛快サスペンスと宣伝されてました)
前半から後半まで面白さ続きますが、最後の方の会話のやり取りは爆笑です。
これこそ、何を書いてもネタバレになりそうなので、ここらへんで。
染井さん、関西弁うますぎる、関西出身?なのかと思いwikiみたら千葉県だった。 -
正義のYouTuberジョンがおちょくるために
悪徳請求業者に電話をかける。
電話相手である関西弁の男が
手のひらで転がってくれるおかげで動画は神回に。
調子にのったジョンは男と直接会って
配信しながら対決することを企む。
ブチ切れ状態の関西弁の男、
栗山もジョンを捕まえようと大阪から東京へ。
半グレや女子高生も巻き込む怒涛の展開に!
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読了後は映画を見終わったような気分。
とんでもなくスピード感ある展開で
あっという間に読み終わってしまった。
栗山の根っからの悪になりきれない
人間らしさに魅力を感じました。-
ハニロビ さん
むしろコメント嬉しいです!!
ありがとうございます:)
染井為人さんは自分も今回初読でした。
他にも気になっている作品はある...ハニロビ さん
むしろコメント嬉しいです!!
ありがとうございます:)
染井為人さんは自分も今回初読でした。
他にも気になっている作品はあるのですが、身近なYouTuberが題材になっているこの作品から読んでみて、染井ワールドに一気に惹き込まれました!2024/05/11 -
お言葉に甘えてこれからもコメントさせていただきます∩^ω^∩MATSURIさんも染井為人先生の作品は初読だったんですね!私は「震える天秤」「...お言葉に甘えてこれからもコメントさせていただきます∩^ω^∩MATSURIさんも染井為人先生の作品は初読だったんですね!私は「震える天秤」「正体」が気になっています(^ ^)MATSURIさんが読まれた「正義の申し子」も読んでみたいです♩2024/05/11
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ハニロビ さん
「正体」は自分も気になってました!
Netflixで映像化もされているそうですし、それもいつか読んでみたいと思ってます!ハニロビ さん
「正体」は自分も気になってました!
Netflixで映像化もされているそうですし、それもいつか読んでみたいと思ってます!2024/05/11
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大人気のYouTuberが架空請求悪徳業者と真っ向勝負!その後のお話。
ジョンと純、鉄平と樋口、妹達と、視線がテンポよく場面が変わり面白かった
やっぱり最後!ジョンの最高演出!カメラはまわしたかい?映像化したらジョンは猫の人かな?
やっぱり染井先生のドタバタは面白い!
余談ですが、、、先日街中でYouTuberらしき団体が撮影してたのを見かけまして何よりもマナーとモラルを重視してほしい!めっちゃ邪魔で不快でした
著者プロフィール
染井為人の作品






私「正体」まだ読んでないんですよー!!みんみんさんのレビュー楽しみに待ってます( ^ω^ )
ダークヒーローぜひ楽...
私「正体」まだ読んでないんですよー!!みんみんさんのレビュー楽しみに待ってます( ^ω^ )
ダークヒーローぜひ楽しんでください。何処か吉本新喜劇感が味わえるかと思います!笑
映像化したらとことんコメディになりそうです(笑)
映像化したらとことんコメディになりそうです(笑)