ぬばたまの黒女 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 162
感想 : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041115176

作品紹介・あらすじ

神出鬼没のホラー作家にして怪異譚蒐集家・那々木悠志郎再び登場!
生まれ故郷の村が近隣の町に吸収合併されると知り、十二年ぶりに道東地方の寒村、皆方村を訪れた井邑陽介。
妊娠中で情緒不安定の妻から逃げるように里帰りした陽介は、かつての同窓生から、村の精神的シンボルだった神社一族が火事で焼失し、憧れだった少女が亡くなっていたことを告げられる。
さらに焼け跡のそばに建立された新たな神社では全身の骨が折られた死体が発見されるという、壮絶な殺人事件が起こっていた――。深夜、陽介と友人たちは、得体のしれない亡霊が村内を徘徊する光景を目撃し、そして事件は起こった――。
果たして村では何が行われているのか。異端のホラー作家那々木が挑む、罪と償いの物語。『ナキメサマ』の著者が送る、ホラーエンタメド直球のどんでん返しホラー第2弾!

感想・レビュー・書評

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  • 2時間ホラーの一冊。

    まさに2時間サスペンスならぬ2時間ホラー。サクッと楽しめた。

    舞台は主人公が12年振りに帰郷した道東地方の寒村。

    村人の神的存在の神社を軸に同級生との懐かしい再会の傍らで起きた骨が砕かれた奇妙な殺人事件。

    何者の仕業か、果たしてこの世の出来事なのか、ただでさえ閉塞感と陰鬱な世界観に幽世のようなまるで白昼夢のような世界が相まって村の謎を盛り上げる。

    懺悔と称するような人の心の暗部、過去を抉り出し向き合わせるのはなかなかの読み応え。

    そして、全てがくるりんと…!あぁ!帰郷の目的がストンと腑に落ちた。

  • 前作よりも事件も怪異もすっきりした感じの展開でしたね。

    読み終わってほっとするホラーというのは考え物なのかもしれないけれど、私は今回は納得のエンドでした。

  • 前作よりも好み。ホラーにありがちな「恐怖はまだ続く」オチではなく、ちゃんと決着がついた。怪異を退治することはできなくても、納得してお帰りいただくことはできる。妙に現実的な那々木さんらしい。見ようによっては詐欺だけど、みんな幸せそうだからいいんじゃないだろうか。知っていても何も言わない優しさは健在。
    今回のでどんでん返しはほっとした。宮本が知ったら発狂しそう。というより、口うるさい妻になったことにがっかりするかな。理想像押し付けるタイプだしな。どいつもこいつも独りよがりでおめでたい。ところで、真相に愛()とやらが絡んでるオチはもう見飽きたので次こそ違う動機がほしい。人間の感情ってもっと色々ある。愛だって恋愛だけじゃない。
    前作の感想に「あっちこっちの怪異に首突っ込んで引っ掻き回す那々木さんが見たい」と書いたので、期待通りの彼が見られてありがたい。最高だ那々木さん。全国各地に現れてくれ。

  • 前作よりも怪異がグロくなっていて、読んでいて、手足が痛くなるかと思った
    オチは好きです

  • 前作に引き続き圧倒的に後味の悪い不愉快さ。まさにホラー。


    聖母信仰と“善き父親像”を対比して描く悍ましさ。

  • 良くある民俗学と現代の融合:ジャパネスクホラー.最後のどんでん返しに二度読み必須.

  • 村の因襲やオカルト的な話が好きなので楽しんで読みました。ナキメサマも面白かったですが、それより面白かったです。ただ、オチは読めました。

  • 12年振りに道東地方の、皆方村に里帰りした
    井邑陽介が遭遇する怪異。

    主人公がウジウジ君なのは前作と同じ
    今回その結末なら本当の事を同級生に伝えてたら
    違う終わり方があったかもって言うか
    霧〇じゃないのわかってたじゃん!!
    ちょっと無理あるんじゃない?とは思うものの
    妄執に囚われてる人に真実は伝わったか?と言われれば
    難しいなぁ(-ω-;) 

    前作のナキメサマは
    面白かったんだけど…ってのが正直な感想。
    ただ怪異はB級ホラー並みで迫力があり面白かった、
    その場にいたら失禁するレベル(笑) 

    最後の最後はやっぱり…なオチ

  • 前作に引き続き、引き込まれる世界観でサクッと読んでしまった。
    正直、ナキメサマより好き!

  • どんでん返し要素として、ラストは前より後味?が良い。

    最後の鎮め方で、○○で納得するのは教義としての邪教故か。
    国家神道の招魂儀礼へのアンチテーゼか。

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著者プロフィール

作家

「2022年 『贋物霊媒師 櫛備十三のうろんな除霊譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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