- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041115268
作品紹介・あらすじ
京都での大学生活に心折れ、故郷の北海道に戻ってきた青音(あおと)。伯父の急逝に合わせて旭川を訪れるが、そこは幼い頃に美しき殺人者に出会ったトラウマの残る場所。そしてその人と再会し……。
感想・レビュー・書評
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「旭川の叔父さん」
遺品整理に行った先で。
生前から友人選びを間違っていたのか、相手から執着されていたのか分からないが自分勝手な者たちばかりだな。
コレクションとして保管するには、保存や蒸発せぬようになど気遣うことが多そうだな。
「茶碗の中のひつじ」
唯一知る情報を頼りに。
本当は色々と話をしたかったのだろうが、互いの性格が壁となり最期まで渡せず大切に保管し続けたのだろうな。
全てを業者に任せてしまい向き合う事がなければ、何一つしらぬまま終わったんだよな。
「涙雨」
幸せで楽しかったから。
たった一夜とはいえ普段と違う時間に気分は高揚し、別れた後に突き付けられた現実に耐えきれなかったのだろ。
実際に何があったのか分からないが、止まった時と動く時を受け入れるのは大変だよな。 -
面白く読んだけど、タイトルに文章が追いついてない感じがしてちょっとだけ残念。
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泣き虫の青音が、大学を休学して始めたのは……。どうしても櫻子さんと比べてはしまう。
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著者プロフィール
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