高校事変 XI (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.78
  • (24)
  • (31)
  • (27)
  • (4)
  • (3)
本棚登録 : 335
感想 : 39
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041115299

作品紹介・あらすじ

慧修学院高校襲撃事件後、日本で緊急事態庁が発足。喫緊の問題を次々と解決に導いたことで、内閣支持率は急激に回復していた。国内が落ち着いたかに見える中、結衣の異母妹である凜香は「探偵の探偵」の紗崎玲奈の行方を追っていた。やがて結衣が帰国を果たし、緊急事態庁を裏で操っていた優莉架祷斗が本性を露わにしていく――。互いの思惑が交錯する中、本土最終決戦に向けて賽は投げられた。ついに大詰めの11巻!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • どこまで話が大きくなるのだろう?
    千里眼の新シリーズもスケールが大きかったが、こちらも引けを取らない。

    荒唐無稽だが、「もしそうなったら、どうなるんだろう?」という好奇心に突き動かされてあっという間に読み終えた。

    また、他のシリーズにもリンクしており、松岡圭祐ファンにはたまらない一冊だった。

    もうすぐ終わりかな。

  • "長男を排除できるのは次女だけ。その役目を与えられただけでも、生まれた意味はある"

    なんて悲しい独白だろう。
    まだ18歳。生きる意味をきょうだいを殺すことにのみ見出し、死に向かおうとする結衣。誰かこの子の傍にいてあげて欲しい。

    高校事変シリーズももう11巻、次巻が最終巻である。題名が高校事変なだけあり、高校生が死にすぎで、もうそろそろこんな殺戮は終わって欲しい一方、結衣の物語、未来は続いてほしいとも思う。

    前巻(ラストあまり覚えてない)の後、緊急事態庁が発足した日本。油田が発見され、日本はバブル期以来の好景気に、内閣の支持率は急上昇する。
    そんな中、結莉家の三男・亡健斗が通っていた中学校が結衣とそっくりの女(智沙子)に襲撃される。

    結衣の妹・凛香は母親の市村凛と一緒に住むようになっていた。凛香は、かつて母に深い傷を負わせた「探偵の探偵」紗崎玲奈を追い、玲奈の居場所を知る刑事の自宅を襲う。

    ホンジュラスの事件に関与したとして追われる身となっている結衣は、緊急事態庁を裏で操り、かつての父の計画を実現させようとする長男のカイトを追う。緊急事態庁では、カイトが本性を剥き出しにし、日本は破滅に向かおうとしていたー。

    もはや一刻の猶予もなし!
    さらに強くなった結衣が単身乗り込んでいく。
    前巻では死にかけていたように記憶しているのだが、身体能力のみならず治癒力が高い。
    優莉の血を絶やす。そう決意しても結衣はきょうだいへの情を捨てきれない。捕えられて絶体絶命の危機に陥るのだ。

    12巻は図書館で半年待ちくらいだった。最後くらい買ってしまおうか。

  • シリーズ第十一作。いつのまにか日本を支配する長男・カイト。それを止められるのは次女・結衣だけ。さすがに今回はやられたと思った。ウェイ兄弟、簡単にだまされすぎ。大盛り上がりの中、十一巻終了。

  • やりたい放題でどうにも止まらないって感じだけど千里眼とはリンクしてほしくなかった。まぁ優利って苗字の時点でさっさと気付かなかったこっちも悪いわな。

  • 巻を重ねるごとにスケールアップする「高校事変」シリーズ。
    この巻では、なんと日本に緊急事態庁が発足。裏で操るのが優梨架禱斗。
    日本の諸問題をすべて緊急事態と見做し権限の触手を伸ばす架禱斗は、思うままに日本を造り替えようとしていた。内閣支持率は回復しており国民は気づいていないが、架禱斗による独裁国家化する日本。
    そんな状況の中、凛香を人質に取られた結衣は、為す術もなく中国人テロリストのウェイ兄弟に処刑されようとしていた。
    「結衣の胸部に血飛沫があがった」との表記・・・
    結衣は死んでしまったのだろうか?
    読者をヤキモキさせ、
    「探偵の探偵」(未読)紗崎玲奈も絡まり、事態はますます混沌とする。
    果たして結衣は、架禱斗の野望を阻止できるのか。
    このシリーズ、ますます目が離せなくなる。
    現代の日本においても、憲法改正の機運の中で緊急事態条項が取り沙汰されている。どんな論議を重ね、国民の前にはどのような条項が提示されるのか。
    うわべは常識人を装いながら、二枚舌を駆使する政治家が幅を利かすこの国で、本書のような緊急事態庁などが跋扈しないよう、しっかりと見守っていかなければならないだろう。

  • 今回、前半は良かったが、
    後半のやっつけ感が酷いと感じた。

    前半は星4つで後半は星2つ以下。

    五大都市から油田に標的を変えた事になっているが、
    既定路線から厳重に守られた油田に変更なので、
    簡単に爆破はできないっしょ。

  • 2021年9月角川文庫刊。書き下ろし。シリーズ11作目。架祷斗と結衣の兄弟対決が日本中を巻き込む話になって行く冗談のような展開が面白い。不死身の結衣が楽しい。まだ続くとは予想外です。

  • 終わりそうなのに終わらないというこのシリーズw

    同じ著者の他のシリーズの登場人物もそこかしこに見え隠れしていますね。

    っていうか、結末付くのか?

    高校事変なんだから結衣が高校を卒業したらお終いなんだろうけどね。

  • 結衣と長兄・架祷斗との対決(の前哨戦)を描いたシリーズ11作目。
    本作の面白いところが現実から大きく脱線しているところ。もちろん今までも現実的とは言えないのだが、現実の事件や事象を背景に入れていた。今回は産油国にのし上がるという設定をぶちまけてきた。ここから緊急事態庁の成立と勢力拡大という流れがとても面白かった。
    そして後半のどんでん返し。そうなんだろうと思いつつ、どうやって?がわからなかったからなるほど!と腑に落ちた。そして、5兄弟のくだりもそう。アクションの魅力は控えめながら別の分野で楽しませてもらった。

  • 大好きな探偵の探偵に期待したけど、予想外になってました。がっかりとホッとが半々です。やはり主役は、結衣さんですね。不死身は健在のようです。ロシアとウクライナも連想しました。

全39件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2022年 『ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 VI 見立て殺人は芥川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

松岡圭祐の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
東野 圭吾
東野 圭吾
辻村 深月
知念 実希人
東野 圭吾
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×