検事の信義 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041115428

感想・レビュー・書評

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  • 犯罪ものの小説を読んでいると正義とはなんだろう、と疑問に思います。
    佐方も「罪をまっとうに裁かせる」を信念に行動していますが、それでも悩みながら答えを出してきました。
    筋を通すのは難しいことです。
    この本では、あのシリーズの名前もでてきて今後両者が関わることもあるのかな、と期待しちゃいます。

  • 主人公が喫煙者なのが、唯一の瑕疵。

  • どんな相手に対しても自分の信義を貫く佐方が格好良かったです。格好良いけど、すごく難しいこと…。憧れます!

  • 佐方貞人シリーズ第4弾待望の文庫化。待ってました!
    既に第1話第2話はドラマ化されており、内容はほんのり覚えていましたが、佐方のブレなさに改めて感服。
    そして今回1番テンション上がったのは第3話、クロスオーバー来ましたね!まさかこのシリーズで日岡に会えるとは!!そして、孤狼の血シリーズでお馴染みの名前がたくさん出てきて、両シリーズのファンとしては嬉しい限り。
    それぞれの正義を問うシーンなんかもう堪りませんね。今度は直接佐方と日岡が絡む話とかあったら嬉しい。
    第4話は重たいテーマの中でも最後に少し希望が持てたけど、実際はこんな判決にはならないんだろうなぁ...。

  • 大好きなシリーズ。ネットで即買いしました。
    「孤狼の血」の日岡登場に勝手に沸きました。
    安定の面白さ。映像化されないかなぁ。

  • 先週発売された本でたまたま立ち寄った書店で発見、佐方シリーズはいままで読んだことがなかったが手に取ってみた。
    短編が5つ、とても読みやすい。
    主人公検事の清々しいほどの「罪をまっとうに捌く」という信念で尊敬と憧れの想いを持ちつつ読み進めていきました。
    増田事務官からの主観もあり世界観によく入り込めた。
    こういう人生もいいなあと思わせられた。
    他のシリーズも読もうかな。

  • 佐方検事シリーズの第四弾。
    罪をまっとうに裁くために、事件と向き合うところがかっこいい。

  • 登場人物の人物像が後から説明されるからか?登場人物の漢字が難しいからか?
    何でかわからんけど、最初読みにくかった

  • 佐方検事の組織の論理に流されず、また感じた違和感を放置せずに納得するまで真実を追求するスタンスはまさにタイトル通りの信義に溢れています。
    一方で増田事務官の自分の考えは完全に封印して検事の指示に盲目的に従うスタンスは、相手が佐方さんだから良いものの一歩間違えば組織犯罪を引き起こしかねない危険なものなので、たぶん佐方さんに会って彼への信頼が「検事の指示」に変換されてしまったのだと思いたい。
    正しいと思っていることを貫くことが難しい現実社会に疲れた時には、こんな作品を読めば心が洗われます。

  • シリーズが進んで、佐方が変わっていくところを見てみたい。

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著者プロフィール

1968年岩手県生まれ。2008年「臨床真理」で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞、16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。同作は白石和彌監督により、18年に役所広司主演で映画化された。18年『盤上の向日葵』で〈2018年本屋大賞〉2位となる。他の著作に『検事の信義』『月下のサクラ』『ミカエルの鼓動』『チョウセンアサガオ咲く夏』など。近著は『教誨』。

「2023年 『合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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