- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041115428
感想・レビュー・書評
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犯罪ものの小説を読んでいると正義とはなんだろう、と疑問に思います。
佐方も「罪をまっとうに裁かせる」を信念に行動していますが、それでも悩みながら答えを出してきました。
筋を通すのは難しいことです。
この本では、あのシリーズの名前もでてきて今後両者が関わることもあるのかな、と期待しちゃいます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主人公が喫煙者なのが、唯一の瑕疵。
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どんな相手に対しても自分の信義を貫く佐方が格好良かったです。格好良いけど、すごく難しいこと…。憧れます!
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大好きなシリーズ。ネットで即買いしました。
「孤狼の血」の日岡登場に勝手に沸きました。
安定の面白さ。映像化されないかなぁ。 -
先週発売された本でたまたま立ち寄った書店で発見、佐方シリーズはいままで読んだことがなかったが手に取ってみた。
短編が5つ、とても読みやすい。
主人公検事の清々しいほどの「罪をまっとうに捌く」という信念で尊敬と憧れの想いを持ちつつ読み進めていきました。
増田事務官からの主観もあり世界観によく入り込めた。
こういう人生もいいなあと思わせられた。
他のシリーズも読もうかな。 -
登場人物の人物像が後から説明されるからか?登場人物の漢字が難しいからか?
何でかわからんけど、最初読みにくかった -
佐方検事の組織の論理に流されず、また感じた違和感を放置せずに納得するまで真実を追求するスタンスはまさにタイトル通りの信義に溢れています。
一方で増田事務官の自分の考えは完全に封印して検事の指示に盲目的に従うスタンスは、相手が佐方さんだから良いものの一歩間違えば組織犯罪を引き起こしかねない危険なものなので、たぶん佐方さんに会って彼への信頼が「検事の指示」に変換されてしまったのだと思いたい。
正しいと思っていることを貫くことが難しい現実社会に疲れた時には、こんな作品を読めば心が洗われます。 -
シリーズが進んで、佐方が変わっていくところを見てみたい。