- Amazon.co.jp ・マンガ (154ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041115541
作品紹介・あらすじ
プラモの展示会に一緒に行くことになった、さやかと宇宙(そら)のふたり。ガンプラの新たな楽しみ方を知っていく中、そこには新たな出会いも待っていて――!?
感想・レビュー・書評
-
美しい…。
美少女と美人が仲良し、ってだけじゃなく、好きなものに真摯に向き合う光景がキラキラしてる(そういうエフェクトも使われてるけど(笑))
ももちゃん、そもそもツンデレのスタンスなんでしょうけれども。
迷えるガンプラビギナーを導き、少し離れた場所から見守る姿はすっかりオカン。
ぶっきらぼうに突き放しておいて、優しく相手の隠れた欲望を引き出していくあたり、熟練の…いや、やめておこう。
ともかく、見事に沼に沈められてしまった一ノ瀬さん。
確かにこう…それまでなかった衝動を自覚する、というのは初恋に似たものがあるかもしれません。
何はともあれ、素朴にガンプラを好きだと声を上げるのがホントに素敵だなぁと。
余りに理想的過ぎて、我が身を振り返ってぐぬぬ。
そもそも皆可愛いってありえないよなぁ!(表紙のももちゃん、メイスが似合いすぎですが)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
遂に神崎がガンプラ作りに挑戦し始めたことで、3巻目にしてようやくガンプラ制作シーンがじっくりと描かれたね
一方で本作が主題としているのは人前ではっきり言えない趣味を受け入れ、共有する部分にあるのかもなと思う内容だったな
それは兎も角として、いざガンプラ作りを始めようとして最初にしたのが部屋の掃除とは思わなかったけども(笑)
まあ、そうだよね、人を招く予定のない暮らしで繁忙期が重ねれば部屋は汚れていくよね……
桃香による実践的指導、宇宙の空気を明るくする補助
それを受けて自分だけのセイバーを作り上げていく神崎。その中で思うのはセイバーが出来上がっていく興奮だけでなく、こうして趣味の時間を宇宙達と共有できる尊さ
皆の環の中に居ても共感を得られず孤独感ばかり。そのような状態のまま生きていても楽しいと思えることは少なく
だからこそ、年齢が大きく違っても楽しさや趣味を宇宙や桃香と共有できている今を神崎はとても楽しめているのだろうね
そして14話から更に新キャラ登場。ふたりから始まったHGへの恋はどんどん広がっていくね
これまでの登場人物たちがガンダムをかなり深く知っていたのに対して、つぼみは一般知識止まりの超初心者
そんな彼女が恋することになったのは『鉄血のオルフェンズ』のバルバトスだね
個人的には早い段階で視聴を辞めてしまった作品であるだけにちょっと判らない部分もあったりするのだけど、終盤に起こったアレだけは何となく知っている
いわゆる「ネタにして良い」と界隈から認定されてしまった作品……
つぼみは自分というものが非常に薄い人間。それに不満を持っても打ち壊すなんて出来ず。それでも神崎の言葉は心に残り続けていたようで
そんな彼女にとって頼れる仕事人のイメージだったろう神崎が無邪気に笑う顔も、ガンダムらしからぬバルバトスの造形もこれまでのイメージをぶち壊すものになったようで
だからつぼみがバルバトスの姿を通して『鉄血のオルフェンズ』を見た事はこれまでに得た様々なイメージを壊す決定的な一撃となる
けど、すぐにはそれを表明できない。壊しても、新たなイメージを組み上げていないから
それを手助けする桃香の存在が良いね。
つぼみが『鉄血のオルフェンズ』を見て、抱いた点は以前の神崎がSEED DESTINYを見た際に抱いた世間のズレと似たようなもの
世間的には「ネタにして良い」最たるシーンとして扱われてしまったオルガの死亡シーン。でもそういう扱いをされているからって、そのシーンに感情を揺さぶられた人が全く居ないなんて有り得ないんだよね
そうした自分の感情をきちんと表明できたつぼみはこれまでのような自分を持たない人間ではきっと無い
ガンプラ作りを通して、とても尊い自由を手に入れられたようだね
次巻ではまさかのASTRAYからの天ミナですか
名前だけは聞いたことあるけど、どのような作品・機体なのか全く知らないんだよね
これは色々な意味で刺激的な内容になりそうだ -
セイバーの続きとバルバトスの製作。
新キャラも登場して偶数メンツになって安定したのは少し展開が早い印象。もう少し奇数メンツの不安定な状況で掘り下げがあってもいいかなと思ったりした。
相変わらず神崎さんがいいキャラしていてかわいい。個人的に音響フェチには共感してます。メカマンしてみたいとかそのへんも共感できる。
宇宙ちゃんは普通にわんこっぽくてかわいいし、ももちゃんのツンデレもめんd……かわいいと思います。
ガンプラ女子会いいなあ。
あれ? HGに恋する四人なのでは?(三人のときにツッコむべきだぞ)
工藤マコトの作品





