- 本 ・マンガ (164ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041115633
作品紹介・あらすじ
スミレたちに魔力を回収されたコニウム博士が記憶を取り戻したことで、暗殺を得意とする魔王直属のメイド隊が動き出した。死んだはずの魔王の兄=社長が関わっていると狙いを定めた彼女たちに、どう立ち向かう!?
感想・レビュー・書評
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対立するメイド隊は登場したけど、まだスミレ達と関わるわけではないのか。それはちょっと残念
だからこの巻も変わらずに一話か二話で完結する短編が中心となっているね。この安定感はやっぱり良い感じ
中でも印象的なエピソードは『恋の魔法』かな
スミレもアイビーもローズも互いに親愛の情を示すようになってきた。また、ローズは社長に対して深い敬愛の年を抱いているようで
今回の事件はそれを利用、裂き壊すようなものだったね
アンスリューが作るカクテルは人の想いを自分勝手に組み替えてしまうようなもの。アイビーはスミレに夢中になりローズには敵意、ローズもそれを飲んでしまえばどうなっていたか判らない
それを打ち破れたのは仲間を大切に思うスミレの献身とどんな状況になっても変わらないローズの敬愛によるもの
事件が終わった後の皆でお菓子を食べる様子は非常にほのぼのとして、そしてローズが大切にしているものが見えてくるようだったね
そう言えば、本作において魔力を奪われた後の人外達の記憶は消される為に、すみれ達が関わる中で何を言っても何を与えてもそれが残り続けるとは限らないし、それどころか魔力を奪われた後の彼らがどのような生活に戻ったのか不明瞭だったのは少し物足りなく思っていた
それだけに12話で氷の魔女が再登場したのは嬉しいサプライズだったなぁ。なるほど、記憶や魔力を失った後はあのような感じになってしまうのか。これは確かに現体制側にしてみれば、これを放置していたら不味いと思うわけだ
遂に判明してしまったスミレ達の姿。これは今後の活動に対し大きな制約を抱えることになりそうだ詳細をみるコメント0件をすべて表示
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