やり直せるみたいなので、今度こそ憧れの侍女を目指します! (角川ビーンズ文庫)
- KADOKAWA (2021年7月1日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041116180
作品紹介・あらすじ
未来を知る『時渡り』の力で国に尽くしてきた子爵令嬢・エマは婚約解消の翌日、15歳の過去に戻ってしまう。
2度目の人生、国の犠牲になるのはもう終わり! 幼い頃の夢・侍女になると決心したエマの前に現れたのは、隣国の謎多き公爵・グレン。
「俺は無駄なことはしない」冷たい言葉とは裏腹に、優しく触れてくる彼に惹かれるエマだけど、彼はある「秘密」を抱えていて――。
魔法のiらんど大賞2020小説大賞特別賞受賞作!
感想・レビュー・書評
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グレンが気持ちを言葉にしないので、ちょっともやっとするかな。とはいえ見返りを求めない溺愛でやってる事は甘々です。
時渡りの性質上か時間軸が行ったり来たりするので、多少読み辛いなと思うこともありましたが楽しく読めました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
侍女になりたかったのに、希少な力を持っていたことでその夢を諦めたエマ。時が戻ってからのエマを見ると、1回目の人生は我慢ばかりだったのが伝わってくる。自分が本当にやりたいことも、自分の気持ちも口に出せなかったのだから。侍女を目指すと決めてからのエマは、心から楽しそうで見ていて嬉しくなる。読みながら、グレンがこの「やり直し」にどう関わっているのか気になって仕方がなかった。ぶっきらぼうだったり、口が悪かったりしてもエマのことを考えているのは伝わってきて、2人の遠慮のないやり取りが楽しかった。
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悪くは無いが、私的には物足りなさがあったかな。あとがきで直接的な言葉が無くても溺愛とわかる話が書きたいってあったけど…言われりゃまあわからんくはないが…分かりにくいし物足りない。ヒロインも何か好感があんま持てな感じだったしなぁ。後半読んでて、あれ?これ続くのかな?と思いきや、急にササッと終わるし。想いが通じ合ってからの話も短いし、あのエピローグいる?書くなら侍女としてお嬢様とのやりとりと、ヒーローとのイチャラブを書いて欲しかった。
著者プロフィール
一分咲の作品





