大好きな町に用がある (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 252
感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041116203

作品紹介・あらすじ

スペイン、カンボジア、タイから国内まで。お世話になった親切な人、お国柄の出るトイレ事情……旅先での悲喜こもごもを綴った旅エッセイが文庫化!ウェブ連載していた「角田光代の旅行コラム」も同時収録。

感想・レビュー・書評

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  • 読み終われば旅に出たくなること間違いなしの旅エッセイ。人との出会いが縁を繋ぐ、紡ぐ...。なんと人とは多様性に富んだ生き物なのだろう。出てくる食べ物もどれも美味しそうだ。最近、感染者も増加傾向にあり、また、あの日々が戻ってくるのかと戦々恐々としている今だからこそ読みたい一冊。

  • 約2年前に読んでいた本書。またもや巡ってきたので、短いスパンだけど再読してみた。いつもはよほど好きな本でないと再読しない。ましてやこんなに短いスパンで。だって、読みたい本がたくさんあって、追いつかないのに。でも、手元に巡ってきたということは、何かあるのかな、と思って再読せずにはいられなかった。

     角田さんの旅のスタイルはなんだかほっこりする。旅の達人のように、全てをスマートにこなせていないことに妙に親近感が湧く。
     サラサラと流れるように読めるエッセイなので、何かが特別に心にひっかかったということは、再読でもなかったけれど、あぁ、そうそう、そうなのよ、と共感するところと、さすが作家さんは思慮深いな、そんなことを考えるのね、と思うところとが、たくさん。
     例えば、日本は全てにおいて「親切」でそのことに海外に言って気が付くという話。最近コロナ禍で海外に行けていないので、あぁ、本当にそうだそうだとこみあげてくるように思い出した。「日本だったら・・・」「ありえない」「効率悪すぎ」と悪態をつきながらも、また飛行機に乗って海を渡ってしまう。そこで、自分の短気を改め、忍耐強さを鍛え、現地の人と同じようにのんびり構えようと努力する感覚。久々に思い出した。
     それから、不機嫌に対応されるだろうなと構えていたのに、親切に対応された時の話。どこの国だからどう、ということはなく、どこに行っても人間の集合体なのだから、親切にされることもあれば、不機嫌に対応されることもある。でも、親切に対応された時の、あの感動にも近い気持ち。その町が一気に10倍も良く見え、好きになってしまうあの感覚。
     
    角田さんが好きだという香港、馴染めなかったというトロント、思い入れが強いタオ島、すぐに好きになったというボルドーなどなど。たくさんの町に絡めた角田さんの考えや思いが綴られていて、二度目も楽しく読めた。

     行ってみたい町、再度訪れたい町は山ほどある。行けるといいな、行きたいな。

  • 角田さんの、旅のエッセイ集。良かった。旅に出たくなる。

  • 他社の本で読んだ角田さんの旅エッセイが面白かったので買って読んでみました。地図や情報より人間に頼って旅していく態度が徹底していて、いいですね。アジアの国々への旅が中心に語られていますが、山登りやマラソンまで!これにはびっくりです。

  • 世界の旅先について、一般的な観光地の書評ではなく旅の中の日常やささいな出来事を中心に書いてあって読みやすかった。

  • 2022年3月1日購入。

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著者プロフィール

作家。1967年生まれ。『空中庭園』『対岸の彼女』『ロック母』『人生ベストテン』『福袋』

「2022年 『こどものころにみた夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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