コミュ障探偵の地味すぎる事件簿 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.70
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  • (1)
本棚登録 : 218
感想 : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041116289

作品紹介・あらすじ

藤村京はいわゆるコミュ障。大学入学早々、友達作りに出遅れ落ち込んでいると教室に傘の忘れ物を見つける。だが、人と話すのが苦手な藤村は忘れ物をした状況を独力で推理して持ち主を突き止めようするが!?

感想・レビュー・書評

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  • コミュ障の主人公で探偵小説を成り立たせてるのがすごい。コミュ障ゆえにセリフは少ないですが、地の文ではくどいほどしゃべる。主にマイナス方向に。似鳥鶏作品に慣れている人なら、あとがきに雰囲気がほぼ全編といえばわかりやすいかも。
    主人公含めキャラが魅力的なので単発で終わってほしくないなぁ。

  •  いつもの、そして安定の似鳥さん。綿密な推理組み立てと息継ぎを忘れているかのような地の文、豊富な無駄知識&愉快な脚注は今作でも健在です。

     とは言え、他シリーズと比べるとマイルド似鳥さんかも……? メインメンバーは最終的に四人になるのですが、動物園シリーズ等の個性派な四人と比べるとかなり「普通」の印象。というか、動物園シリーズがぶっ飛びすぎてるんですが(笑)
     藤村くんは言うほどコミュ障でもないよなぁ、なんて思いつつ、でも「自称コミュ障」による怒涛の自己分析は、なるほどと思える視点も多くて面白かったです。

     そしてあとがきで全部持っていかれるのも毎度お馴染み。当面ラングドシャ見るたび笑っちゃいそう……(笑)

  • 最近、コミュ障なことがトレンドなのか、古見さんとかも人気があるようだ。

    で、めでたく大学生となった藤村くん(コミュ障)が、入学早々にやらかしてしまうのだけど、持ち前の推理で置き忘れた傘を持ち主に返しに行ったことから、少しマシな感じに学生生活が進みます。
    周りから浮いているとそれなりに自覚している加越さんや皆木さん(二人とも美人)との今後もやはり気になるところです。いや、これ、もうリア充じゃね?
    というのが感想です。
    これはもう続編あるでしょう。

  • 読み始めてから「目を見て話せない」の改題文庫化と気づいた。むむむ…。

  • 好き。あ〜そういうこと!??

  • 2.5

  • 大学のオリエンテーション。コミュ障で誰とも話せず、その結果教室に置き忘れた傘を見付ける。話しか聞いていない、知り合いもいない、顔も見ていない、この状況で持ち主を見つけることが出来るのか?
    冒頭の短編こそ題材は地味だが、推理は面白かった。最期の事件などは地味では無く、寧ろかなりの大事件。
    自分も良く話した内容を後で振り返って反省する事が多いのでコミュ障の気持ちはよく分かる。

  • コミュ障だから他人に聞いて情報を集めることができず、受け身で得られる極めて限られた情報から推理するしかないと、、、ふむふむ、良い設定なのでは。いつも周りに気を遣ってるから記憶力と分析力は抜群。謎が起こる前も起こった後も、常日頃から考えすぎてる脳内プロセスの細かな描写が新鮮でおもしろすぎる。話しかけられないから、耳で聴く、周囲を見る、しかないのだが。。
    雪の降る4月、千葉県の大学新入生80名の自己紹介のみから、傘を教室に置き忘れた人物を特定していくロジックがすばらしい。短編シリーズの試金石は第1話に尽きる。誰とも目を合わせられずにキョドるホームズ君の最初の友人は、誰にでもすぐに声を掛けられる陽キャな美人同級生ワトソンさん。「氷菓」に通じる魅力を持ったコミュ障シリーズに、ポスト米澤穂信の期待を寄せてしまう。「わたし、気になります!」

  • コミュ障探偵との表題通り、主人公がコミュ障故に人と話さずに謎解きを行っていくという話。

    コミュ障キャラの1人謎解きの都合上か、地の文で長々と自分を卑下し、被害妄想を膨らませてしまうため少々読み辛く…、私の好みではなかった。

    そんな訳で第1話しか読めていない。
    気が向くまでは積まれていることになるだろう。

  • 面白かった。シリーズ化してほしい。

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著者プロフィール

1981年千葉県生まれ。2006年『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選しデビュー。デビュー作に連なる「市立高校」シリーズ、「戦力外捜査官」シリーズ、「楓ヶ丘動物園」シリーズなどの人気シリーズの他に『パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者から』『迫りくる自分』『シャーロック・ホームズの不均衡』『レジまでの推理~本屋さんの名探偵~』『101教室』『シャーロック・ホームズの十字架』『彼女の色に届くまで』『100億人のヨリコさん』『名探偵誕生』『叙述トリック短編集』『そこにいるのに』がある。

「2022年 『小説の小説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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