- KADOKAWA (2021年12月21日発売)
本棚登録 : 310人
感想 : 27件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784041116395
作品紹介・あらすじ
「人が眉毛を抜くときの顔ってなんともいえないよね」と日常を切り取る天才だった清少納言は、歌道の家に生まれ、「私はあえて歌なんか詠まない」と宣言し、随筆で結果を残したロックな女だった――。
『枕草子』の清少納言、『紫式部日記』の紫式部、『和泉式部日記』の和泉式部、『蜻蛉日記』の藤原道綱母、『更級日記』の菅原孝標女。今から1000年以上前に生きた女性たちは、一体どんな悩みを抱え、どのような恋愛をし、いかなる人生を送ったのだろう? 日記や随筆などの作品を読み解けば、彼女たちの性格が手にとるように見えてくる!
【誰とガールズトークしてみたい?】
「あるある」の元祖、女子に人気のリア充 清少納言
ねっとり濃厚な性質、内に秘めるタイプ 紫式部
負けず嫌いな“出家してやる詐欺”美女 藤原道綱母
平安の“中二病”夢みる物語オタク 菅原孝標女
モテと才能に恵まれるも、なぜか不幸体質 和泉式部
みんなの感想まとめ
平安時代の女性たちの多彩な個性と悩みを、まるで友人の恋バナを聞いているかのように楽しめる作品です。清少納言の明るい承認欲求や、紫式部の秘めたる思い、藤原道綱母の子離れできない姿、菅原孝標女の夢見る不幸...
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
ドナルド・キーン著『百代の過客』を読了後、本書を読み、その考察の違いが男女差にあるのか、はたまた研究者視点によるものなのか悩むところだが、著者のいう「この人とは、仲良くなれる!」との視座から書かれた本書も楽しかった。明るい承認欲求(清少納言)、秘めたる承認欲求(紫式部)、子離れできない(道綱母)、夢見る不幸自慢(孝標女)、恋愛体質(和泉式部)と、平安という同時代に活躍した女流作家のバラエティに富んだ個性を知ることができた。
-
かなり好き!
千年前の友達って素敵 -
平安時代も今も変わらずに、いろんなタイプの女の人がいて、こじらせてみたり、自慢したり、妬んでみたり、中二病だったりして一生懸命生きている。あらためて、古典を読んでみたいと思った。清少納言と友達になりたいと思う人にちょっと嫉妬に似た気持ちを抱くという不思議な感覚は、私だけでなかったことにホッとしたり、やっぱりちょっと面白くなかったり。
-
こういう本に、学生時代に出会えてたら国語や歴史の授業がもっと楽しかったのかなと思う。大昔の人は使う言葉も生きる環境も全然違って、ひとりの人間として見ることはなかなかイメージできないけど、この本では本当に“女友達”の恋バナや武勇伝を聞いているような感覚に陥る。何百年、何千年かけて科学や技術がいくら発達しても人間の感情は変わらなかった、という結論には同意しかない。
-
平安時代の有名な5人の女性の人物像を友達感覚での分析が面白い。それぞれ性格は違えど、共感できるポイントも多く千年前も同じなんだなぁと実感。一夫多妻制は違うけど…女性がとにかく辛い時代ですがそれでもたくましく生きてる様子が知れるのも、日記という書物が残ってくれたおかげですね。
-
枕草子は「春はあけぼの」とか「うつくしきもの」とか教科書に載っているようなところしか知らなかったけど、教科書には載せられないようなことも書いてあるんですね。今も遠い昔も人間のこころの中はそう変わらないんだなあ。
-
面白かった。
特に、第四章菅原孝標女が良かった。 -
面白かった
やはりNHKラジオの朗読でやってた清少納言のページが一番うなづける
つぎはこの筆者の『子の無い人生』も読んでみたい -
読んでる間の脳内BGMは、ユーミンの"ガールフレンズ"。
でも歌詞はほとんど忘れてるけどw
清少納言~和泉式部、個性的過ぎるよね。
冲方丁の『はなとゆめ』が、ナゴン=清少納言(親しみを込めてw)の生涯を書いた小説なんだけど…読んでるんだよね~。
全く覚えてないから、また読んでみようかな。 -
-
平安時代の女性たち、煌びやかで上品で男性の一歩後ろにいるイメージを持っていたけど、そんなことはなく、本質的なところは今と変わらないことがわかって面白かった。個人的には和泉式部が気になる存在だった。不幸があっても突き進めて強いのか弱いのかよくわからないミステリアスさ
-
五人の平安時代の女性作家をとりあげ、その人となりや作品が紹介されていました。時代背景なども説明してくれていてわかりやすいし、作家としてというより人間としてこの人はどんな人、という分析をしてるのが面白かった。
-
本当に清少納言や紫式部、藤原道綱母、菅原孝標女、和泉式部が身近な存在として感じられる素晴らしい本。
枕草子や更級日記を改めて読みたいと思った。 -
清少納言とは仲良くなれそう、からはじまる、平安時代の女性作家のキャラクターに迫るエッセイ。
対象は「枕草子」の清少納言、「紫式部日記」の紫式部、「蜻蛉日記」の藤原道綱母、「更級日記」の菅原孝標女、「和泉式部日記」の和泉式部の超メジャー5名。
酒井さんの手にかかれば、モテたのか、女友達としてどうか、どんな自意識を持っていたのかと流れるように詳らかに。
清少納言は知的でユニークだけど賢しいというイメージを持っていた私の感覚は、紫式部よりなんだな、たぶん。
この本を読むと、清少納言が人としてとても魅力的に感じる。眉毛を抜く時の顔がもののあはれって天才。枕草子読みかえしてみたい。 -
想像してた内容とかけ離れていた、、
-
平安時代の文豪達をこれほど身近に感じさせてくれるとは。
清少納言はパリピー。僧侶だってイケメンの方がいいよね。
枕草子はうちに秘めるタイプ。おっぴろげな清少納言は許せない。 -
2022.11
ただの悪口が多くて面白かった!古典は難しく感じる時もあるけれど、このくらいのノリで書いてたって分かると気楽に読めそう -
平安女子の日常に「あるある!」や「いるいる!」と深く頷きつつ読み進めました。著者の語彙も美しく、エッセイを読んでいるような感じがしました。
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
酒井順子の作品
