龍華記 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 67
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041116425

作品紹介・あらすじ

高貴な出自ながら、悪僧(僧兵)として南都興福寺に身を置く範長は、都からやってくるという国検非違使別当らに危惧を抱いていた。検非違使を阻止せんと、範長は般若坂に向かうが──。著者渾身の歴史長篇。

感想・レビュー・書評

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  • 平家が栄華を極める平安末期。平重衡の南都焼き討ちを舞台に興福寺の衆徒・範長(悪僧)と一条院門跡・信円を通して慈愛と祈願を描く。
    物語の緩急や伏線構成、範長の心の変化や機微に至るまで読み手を飽きさせないし上手いなぁと思う。
    憎悪の輪廻から離れた範長の姿に薬師如来像の描写を当てるラストに「怨みごころは怨みを捨てることによって消ゆる」という物語を貫くテーマがみえる。仏像を調べながら読んだこともあって仏教美術に興味惹かれた。奈良へ行きたくなる。

  • 平安末期の南都焼き討ちを招いてしまった悪僧(わけあり)が主人公。その後、罪に戸惑い償いと真の救済を模索。
    壮絶で残酷のなか必死に生きる人々。その後を知りたくて夢中に読み進めてしまいます。
    NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(令和4年1月〜)と同じ頃の時代背景。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50268621

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著者プロフィール

1977年京都府生まれ。同志社大学文学部文化史学専攻卒業、同大学院文学研究科博士課程前期修了。時代小説のアンソロジー編纂などを行い、2010年『孤鷹の天』で小説家デビュー。2011年同作で第17回中山義秀文学賞を最年少受賞。2012年『満つる月の如し 仏師・定朝』で第2回本屋が選ぶ時代小説大賞、第32回新田次郎文学賞受賞。2015年『若冲』で第153回直木賞候補。2016年同作で第9回親鸞賞受賞。2019年『落花』(中央公論新社)で第32回山本周五郎賞候補および第161回直木賞候補に。2021年『星落ちて、なお』で第165回直木賞受賞。

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