奸婦にあらず (角川文庫)

著者 :
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感想 : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (640ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041116456

作品紹介・あらすじ

その美貌と聡明さを武器に、忍びとして活躍する村山たかは、ある時、内情を探るために近づいた井伊直弼と激しい恋に落ちる。だが、苛酷な運命が二人に襲いかかって……。著者の代表作が新装版で登場!

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。
    かの有名な井伊直弼、安政の大獄、桜田門外の変…

    時代小説特有の難解な言葉に
    読みにくさを感じた序盤も、
    読み進むにつれ、これはなんと情感溢れる
    恋愛小説か?と思うほどの
    細かな描写に引き込まれていった。

    かの時代に生きた人も
    現代に生きる私達も、
    誰かを愛する気持ちや揺れ動く恋情、
    気持ちも身体も変わることはないのだと
    思わされた。

    作者の筆のうまさに
    いかに相手を大事に思っているのかが
    伝わる。
    愛する若君、息子、先生、両親、夫…
    それぞれに対する形と温度の違う愛情を
    たかを通じて描写する作者に圧倒された。

    歴史や史実のみで思う人物像も
    また違う人間らしい一面、
    自分にも似た現代へ通じる思いを
    深く堪能した1冊だった。

    後半は先が気になり一気読み!
    いつか行きたい、彦根城、天寧寺、弁天様
    歴史に思いを馳せたい。

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著者プロフィール

諸田玲子

静岡県生まれ。上智大学文学部英文科卒。一九九六年『眩惑』でデビュー。二〇〇三年『其の一日』で吉川英治文学新人賞、〇七年『奸婦にあらず』で新田次郎文学賞、一八年『今ひとたびの、和泉式部』で親鸞賞を受賞。著書に『お鳥見女房』『あくじゃれ瓢六』『きりきり舞い』シリーズのほか、『四十八人目の忠臣』『波止場浪漫』『帰蝶』『女だてら』『尼子姫十勇士』『しのぶ恋』など多数。

「2022年 『ひと夜の恋 元禄お犬小屋異聞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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