- Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041117224
作品紹介・あらすじ
毎日の隙間に何かが潜んでいる――何が?
女のサナギ、近づく給水塔、暗い穴、吸血鬼……
あもくんは子供の目で、ちゃんと見ている。
――萩尾望都氏、激推し!
全編コミックス初収録! 「あもくん」シリーズ第2弾、7年を経て登場。
近所の散歩道で、自宅の一室で、夢の中で――あもくん一家に、この世ならざるモノが忍び寄る。
日常のふとした隙間から染み出す、ほの暗い闇をユーモアたっぷりに描く。
諧謔と恐怖が奇妙に同居するモロホシワールド全開の一冊!
稗田礼二郎に栞と紙魚子……人気作品のキャラクターの友情(?)出演も!?
感想・レビュー・書評
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画はやはり……。
・人形少女 ……息子の友達の少女が人形と入れ替わり?
・羽毛田君の奥さん ……カップ。
・こっちでもへび女はじめました ……高橋葉介からパロ。
・塀の穴 ……ゴツい女に追われ。
・登山君の遭難 ……横倒しになった男の顔のような山。に呑まれて生還したら、尻……。
・海で呼ぶもの ……
・風の強い日 ……★064pこわ。
・給水塔 ……諸星と給水塔っつったら、度忘れしたが女の死体が、ってのあったな。
・夢のともだち ……少年が古墳に。稗田礼二郎。
・ムンクの女 ……笑
・回談 ……★ヤケクソな面白さ。「ママの俎板汁出る死体生のまま」。栞と紙魚子。「殺人鬼の男子が死んだの近日さ」そして「暴れるレバア!!」
・しつこい夢 ……悪い夢の連鎖。
・マスク ……コロナ禍って正直どうでもいいけど、同時代に生きる諸星先生のネタになっただけで、生まれて存在して自らを主張してよかったよ>コロナウィルスへ。
・夢の集会 ……★夢から醒めたら。迫力の無い筆致が迫力。
・またまたあもくん ……自ら呼びかけられて。
・逢魔が時 ……★街に差す光と、影。
・夢の劇場 ……★夢と真実について少女が教えてくれる。
◇あとがき -
前巻?から7年経っての続編? チラと礼二郎先生も出たりしてうれし
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あもくんの関係が、『大甲子園』や『バイオレンス・ジャック』になってゐる。
稗田先生が出てゐる。なんかなー
うーんうーんうーん。 -
あれ、お父さんが主人公のシリーズだったけ、と最初思ったけど、まあ、細かいことは良いかなと思えてきた。手書きの緩い線や薄墨があったり、統一感はと云われると困るけど、諸☆先生らしいと思う。結構、落ちが無く、ぶった切る様な終わり方も多い。
茜ちゃんって前に出てたっけ?
決して上手い漫画家ではないと思うけど、美少女、美少年を描くとドキッとするなあ。その後のコマでチョッと力の抜けた少女の表情もいいなあと長年のファンは思う訳です。 -
あもくんシリーズ第二弾。ということですが、第一弾読んでいないや。そちらはいずれ購入することにします。
日常と非日常の境がとにかく曖昧な、あもくんとお父さんに降りかかった怪異の数々。「こっちでもへび女はじめました」が駄洒落オチになっているけど、あれよくよく考えるととんでもない怖さだ。踊り食いに感じる嫌悪感を集約したら、あんな感じになるのだろうな。目が合うのはきつい。
追いかけられる「給水塔」「しつこい夢」の安定の気持ち悪さ。自分が怪異・怪談で強く感じる恐怖は、向こうがこちらを認識しているというのもなので、この二つはいやな話です。給水塔は、普段認識していないけどそこにあるもので、その中には水が入っているという理解はしているのだけど、本当に水しかないっていないかどうかは確認したことないよなぁ、ということに気づいてしまうと、あの存在が怖くなる。
自分の頭上にあるという事実も怖いですね。マウント取られてしまっていると、逃げ場がなく感じます。「給水塔」のオチで自宅の屋根に来てしまったのは、もう最悪です。
怖気はなかったけど、じわじわ侵食してくるような怪しさの「夢とあもくん」でした。鳥肌が読むにつれて進んでくる感じ。やだやだこわいこわい。
でも、好きになってしまうぞくぞくなんだよなぁ。 -
あもくんシリーズの第2巻。長期に渡る連作なので結構作風にばらつきがあるのがまた面白い。
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怖いかと思いきや、シュールなギャグといった感じでした。
玉石混交って感じで、良いものもありました。夢系は好きかも。 -
小学生のあもくんと、作家の父親が遭遇する怪奇連作短編集。怖い話も多いけど、怖い絵柄でとんでもないギャグもかましてくるので油断ならない。振り幅が大きかった。