三世代探偵団 春風にめざめて

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 148
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041117255

作品紹介・あらすじ

女子校、興津山学園に通う天本有里は、祖母と母の三人暮らし。天才画家の祖母・幸代と、生活力皆無な母・文乃と暮らすうち、いつしかしっかりものになってしまった。
有里が映画のプレミア上映の会場で出会った矢ノ内香は、不思議な火災で父母を亡くし恩師・宮里を頼りに上京したところ、宮里に裏切られたという。
しかも、香のカバンの中から切断された指が発見された。
この指は一体誰の者なのか。香を襲った不思議な火災の真相とは──。

感想・レビュー・書評

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  • 火事で家族を失った少女を匿ったために、事件に巻き込まれた天本一家。大変だなぁ。

  • もう30年ほど前には、どっぷりと、赤川次郎氏の本にはまっていた!
    とても主人公がユニークで、テンポも上手く、読みやすかったので、ほとんど本を購入していた。
    鼠小僧の小説も面白かった。
    今回は、三世代が登場!
    それも、女ばかり。
    女子高生の天本有里が、刑事と事件を解決して行く。
    画家である祖母は、この様な探偵じみた事に理解?があるようだけど……
    我が子がこの様な事件にのめり込んで行くには、ちょっと、不安である。
    いつも,ほんわかとしたムードで、話が終わるので安心して読んでいるけど。(笑)
    あっという間に読めてしまった。

  • 祖母で有名な画壇天本幸代、娘の文乃、孫の有里の三世代が活躍するユーモアミステリーです。主に有里が刑事の村上と共に危ない事に首を突っ込んで母親の文乃に怒られながら事件を解決していきます。両親を火事で亡くした矢ノ内香は、元教師で東京に行った宮里修を頼りに東京へ行ったのだが、宮里はAV監督になっていたのだ。妻の入院費を稼ぐ為に。そのKビデオ制作で主演していた女の子の行方が分からなくななったり、香の鞄の中から指が見つかったり、その全てが宗方と言う男が絡んでいた。村上刑事も死にかけたが、悪人以外みな死ななくて良かったです。

  • 女子校、興津山学園に通う天本有里は、祖母と母の三人暮らし。
    天才画家の祖母・幸代と、生活力皆無な母・文乃と暮らすうち、いつしかしっかりものになってしまった。
    有里が映画のプレミア上映の会場で出会った矢ノ内香は、不思議な火災で父母を亡くし恩師・宮里を頼りに上京したところ、宮里に裏切られたという。
    しかも、香のカバンの中から切断された指が発見された。
    この指は一体誰の者なのか。
    香を襲った不思議な火災の真相とは──。
    (アマゾンより引用)

  • 何十年ぶりかで赤川次郎さんの作品を読んだ。相変わらず非常に読みやすくスピーディーな展開に懐かしさすら覚えた。刑事と女子高生がペアで事件の謎を追うなどというありえない設定もこのスピード感ある展開ではむしろしっくりくるのが面白い。ドタバタ感の中でも要所要所でしまっているのはさすが。

  • ドラマを観ているよう。恋あり殺人あり人情あり。三世代それぞれの動き方が魅力的。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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