- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041117255
作品紹介・あらすじ
女子校、興津山学園に通う天本有里は、祖母と母の三人暮らし。天才画家の祖母・幸代と、生活力皆無な母・文乃と暮らすうち、いつしかしっかりものになってしまった。
有里が映画のプレミア上映の会場で出会った矢ノ内香は、不思議な火災で父母を亡くし恩師・宮里を頼りに上京したところ、宮里に裏切られたという。
しかも、香のカバンの中から切断された指が発見された。
この指は一体誰の者なのか。香を襲った不思議な火災の真相とは──。
感想・レビュー・書評
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火事で家族を失った少女を匿ったために、事件に巻き込まれた天本一家。大変だなぁ。
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もう30年ほど前には、どっぷりと、赤川次郎氏の本にはまっていた!
とても主人公がユニークで、テンポも上手く、読みやすかったので、ほとんど本を購入していた。
鼠小僧の小説も面白かった。
今回は、三世代が登場!
それも、女ばかり。
女子高生の天本有里が、刑事と事件を解決して行く。
画家である祖母は、この様な探偵じみた事に理解?があるようだけど……
我が子がこの様な事件にのめり込んで行くには、ちょっと、不安である。
いつも,ほんわかとしたムードで、話が終わるので安心して読んでいるけど。(笑)
あっという間に読めてしまった。 -
何十年ぶりかで赤川次郎さんの作品を読んだ。相変わらず非常に読みやすくスピーディーな展開に懐かしさすら覚えた。刑事と女子高生がペアで事件の謎を追うなどというありえない設定もこのスピード感ある展開ではむしろしっくりくるのが面白い。ドタバタ感の中でも要所要所でしまっているのはさすが。
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ドラマを観ているよう。恋あり殺人あり人情あり。三世代それぞれの動き方が魅力的。