- Amazon.co.jp ・マンガ (180ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041117460
作品紹介・あらすじ
中学時代は全国も目指せる優秀な陸上選手だったものの、怪我により競技から遠ざかってしまった浜仲健斗。
失意のまま高校に入学してすぐ、健斗は手芸部へと勧誘されるが、「男が手芸なんて変だし」と心にもないことを言ってしまう。
ところがその場に偶然居合わせた「編み物王子」と噂される男子生徒との出会いが、健斗の高校生活を大きく変えることに――。
糸を編んで友情をはぐくむ、感涙必至のクラフトライフストーリー。
感想・レビュー・書評
-
なんかこう、人が夢中になれるものを見つける瞬間って良いよね!っていう煌めきみたいなものが溢れ出るような1巻でした。
主人公の健斗が編み物の楽しさに目覚めていく様子が、自分の初心者時代みたいで懐かしい。
登場人物の名前に小ネタ満載だったり出てくる糸が手芸店でよく見かけるやつだったり、猫田先生ほんとに編み物が好きなんだなぁ……!っていうのが伝わってきて勝手に共感しちゃいます。健斗が目移りするラインの糸も、やっぱそれ惹かれますよねー!っていうものばかりで「わかるー!」ってなったw詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分は一応編み物をする人なのですが、「裏編みが表編みより緩くなってる」とか、思い当たりがありすぎてクスッときます。主軸のストーリーも面白いので編み物をしない人が読んでも楽しめますが、これを機に編み物を始めれば、細かい小ネタなども分かってもっと楽しめますよ。
-
自分はひと通りの手芸を嗜んでいるので、思い当たるセリフばかりだったのですが、自分がもっと男らしい人間だったら、手芸を嗜んだことを恥じたかな、と思いました。健斗が先入観として持っていた「男が手芸なんて変」という考えを、自分も持っていないとは言えないので、手芸クラブに入っていても教室ではビーズを鞄の奥底にしまったり、編み物を人前でするのはなんだか恥ずかしい気がするのかもしれない、と。一生懸命性別を捨て去ろうとしているのに、手芸に付随する、世間の「女らしい趣味」という価値観にとらわれて、少し嫌だと思い始めていたところでした。
編み物に限らず、どんな趣味も、誰がやってもいいし、変だと笑う資格もない。
わたしも編み物をはじめた頃の純粋な気持ちに戻って毛糸たちに向き合おうと思いました。 -
怪我で挫折した陸上選手・健斗が
男子校に入ってから
まったく真逆の「編み物」で
無心の境地「ハイ」を感じてから
すっかりトリコになる物語。
イギリス人の血を引く類クンは
健斗に「編み物過激派」と呼ばれるほど
こと編み物に関してはアツい少年だし
手芸部の先輩たちもそれぞれ
裁縫や刺繍が大好きな個性派ぞろい。
楽しそうに編み物している彼らを見ると
こちらの編み物熱も高まるなぁ〜。 -
「ニッターズハイ」
手芸男子のマンガです。
高校の手芸部の話なんですが、女子ゼロ
(^∀^)
家庭科の教師も男性だし、顧問は筋肉ムキムキの数学教師です。
(あみぐるまーパピ、という名でネットやってるのを一人が見つけてむりやり顧問)
みんな大なり小なり、男が服作ったり刺繍したり編み物をしたりすることへの世間様からの偏見や引け目、と戦っていて、そこから一歩ずつ自由になってく話なんで、手芸興味なくても面白いです。
仲間がいるって強いよね。自分では気づけなかったことにも気づけるし。
ちょっと好きなら、あ、やってみようかな、になる確率高し
(^o^)
みんな、楽しそうなのと、ずぶの素人もいるのでなかなか上手に解説してもらえます。
2023/02/21 更新 -
登場人物の名前とか、名古屋っぽい描写とかが面白かった。
-
最近くつ下を編んだ者としては無視できないタイトルだったので読みました。
すっごく良い!ほっこりするし、キャラクターの名前がいいね〜!遊び心があるっていうか笑
読んでて編み物したくなりました。これから夏が始まるけど、編み物を楽しんでる時のあの感覚を思い出しちゃったらね〜季節関係ないよね!
手芸店で毛糸を選ぶあのワクワク感、編んでる時のゾーンに入った感覚、一瞬で伝わるほどに情景を描かれていて感動しました!
編み物ってはじめは大変だけど、なにより楽しいってのと完成したら嬉しいって気持ちが、マンガというツールで他の人と共有できるって素敵じゃないですか〜!
あと個人的に絵がスっごくタイプです。
大好きです。くつ下編みます! -
編み物好き(ここはあえてニッターと言わせてもらおう)としては読まない選択肢はなかった。結果とても面白かったです!ハマナカくんとクロバくんとかユザワくんとか出てきてくすっとします。
編み物でも陸上でも、周りを時間を忘れて真剣になれるものがあるって尊いことですね。
イケメンキラキラ男子ばっかりやなと思ったら男子校だった。
藤が丘行きのバスが出てきたけど、舞台は名古屋かな?
2巻も楽しみです!!