まれびとパレード (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 68
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041117866

作品紹介・あらすじ

ゾンビ、座敷わらし、泥田坊、邪鬼――。今の生活は悪くない。だけど、彼らに出会って前を向けば、何だか少し、変わるかも!?ちょっぴり不思議でほんのり切ない青春短篇集。

感想・レビュー・書評

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  • 泥田坊の話がお気に入り!
    脳内映像はステキな金縛りでした笑

  • 【静大OPACへのリンクはこちら】
    https://opac.lib.shizuoka.ac.jp/opacid/BC10575878

  • 「陽だまりの彼女」がよかったので作者さんを信じて買った一冊。
    非常に面白かった。

    四話からなる短編集。
    短編といっても一話が約70ページ。50ページくらい短編が多いイメージだからすこし長め?
    各話において主人公の葛藤や心の移り変わりが丁寧に描かれていて、ストーリー展開にも無理がなかった。
    プロが書いた小説に対してこんなことを言うのもあれだけど、文章もきれい。会話文は思わずくすっと笑ってしまう箇所がいくつもあった。シリアスとコメディのバランスがよく、本当にお上手だとおもう。

    そしてなによりよかったのが、「まれびとパレード」というタイトルからも分かるように、各話においてゾンビだったり、座敷童だったりといった「ちょっとかわった存在」、すなわち「まれびと」が登場するところだ。この「まれびと」たちがなかなかクセがあっていい。

    第一話のゾンビの話は特に印象的だった。
    漁業や果樹園いった一次産業だけで成立している田舎街で、とつぜんサバがとれなくなってしまった。そのことで主人公の家族が経営している食堂は経営難に陥ってしまう。
    そんなある日。主人公が浜へ行くと、海で行方不明になったはずの先輩がゾンビとなってサーフィンをしていて…。

    と、あらすじをちょっと書いただけでも「おいおい。それ、どんな話だよ」と思わずつっこみたくなる今作だが、ぶっとび設定の物語もラストでは終着点へときれいに着地するのだから「すごい」の一言に尽きる。

    あと、巻末の「解説」にも書いてあったけど、収録されている四話はそれぞれ、物語の「その後」を想像したくなる。それもちょっとだけほほえましい気持ちで。

    現実世界にちょっと疲れたぜ、っていう人にはおすすめの一冊。

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著者プロフィール

1971年東京生まれ。2004年、『ボーナス・トラック』で第16回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、デビュー。著書に『階段途中のビッグ・ノイズ』『いとみち』『陽だまりの彼女』等がある。

「2021年 『まれびとパレード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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