n回目の恋の結び方 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2022年1月21日発売)
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感想 : 6
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  • 本 ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041117958

作品紹介・あらすじ

魔法のiらんど大賞2020 小説大賞<キャラクター小説 特別賞>受賞作。
一途に恋する幼馴染×不器用女子のじれキュンオフィスラブ!

ソフトウェア開発会社でSEとして働く27歳の鎧塚凪(よろいづか・なぎ)は、30代を目前に焦るも恋愛はご無沙汰気味。
チームリーダーとして仕事に奮闘するものの、理不尽な壁にぶつかることも多い毎日。
そんなある日、会社でのトラブルをきっかけに、20数年来の幼馴染で同僚の結城圭吾(ゆうき・けいご)との距離が急接近する。
天才的エンジニアで、明るく人望も厚く、おまけに顔も良くて気の合う相手。
でも単なる家族ぐるみの腐れ縁だと思っていた――のは凪だけで、実は圭吾は凪への片想いを拗らせ続けてきたのだ。

ついに幼馴染の先に動き始める関係、けれど凪のあるトラウマが2人の未来に試練をもたらして……。
近すぎるからこそ、素直に言えない想いがある。
じれったい大人たちのドラマティックラブストーリー!

(受賞時「再帰的オーバーフロー」より改題)

感想・レビュー・書評

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  • 凪さん、モテモテである。
    モテモテなんだけど、それら好意に全く気が付いていなかったために、随分遠回りする羽目に。
    まああるキャラの好意については、気付かなくても仕方ないとはいえ。
    (代わりに圭吾が色々大変な目に遭う)
    凪がいないと生きていけないとなるほど思われる彼女、激しく羨ましい。
    これが誇張ではなく、本当に圭吾は彼女がいないと生きていけないから。
    生きていけないゆえに、時々暴走しすぎてやらかすが。
    ……とりま、仕事関係とはいえ監視アプリはまずいと思うぞ。

    二人の仕事がSEなので、お仕事ものとしても読める。
    序盤は特に凪に恋愛色がないので、お仕事ものの匂いが強い。
    いるよね、害悪にしかならない上司。

    色々あって一応両想いになってからの後半戦は、凪のトラウマにも触れる重い展開に。
    仕事と私、どちらを取るのではないが、自分の存在が相手のキャリアアップの足枷になるのは確かに辛い。
    それがまたプロポーズを受け入れた後に発覚するのが痛かった。
    圭吾は凪のためなら自分のキャリアなぞ簡単に蹴るからなあ。
    でも圭吾の凄さを凪は知っているので、そこを自分のせいで潰したくない。
    これ、圭吾の決断を受け入れたところで、凪にとっては一生引きずるトラウマになるよね。
    そこをどう乗り越えるのか。
    ここで行動に移して、かつ結果を出してくるのが凪の凄いところである。
    その結末は、ぜひ本編にて。
    ちゃんと幸せいっぱいなラストを読めるので、安心して凪の決断をお楽しみください。

  • 一章は好きだったんですけど、二章はんー…。
    心配も度を超えてるとちょっと…って思ったし、女の方も女の方で…んー。

    キュンキュンはしました!

  • 少女漫画読んでるみたいな感覚

  • 激甘の恋愛小説
    恋愛模様が読みたかったから大満足です

    幼馴染が腹立つくらい完璧すぎて「早乙女ちゃんの気持ちも分かるよ!」ってなる

    章ごとに視点が凪、圭吾に変わったりたまに早乙女に変わったりするのでその時そのキャラクターが何を考えていたのかがより鮮明に分かる。逆に1人のキャラクターを集中的に追うのは難しいかも。

    後半はずっとページめくる度にキュンキュンする。めっちゃ楽しかった。

  • 幼馴染との恋や職場恋愛うらやましい。

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著者プロフィール

小説投稿サイトにて作品を発表し、2021年「再帰的オーバーフロー」で、魔法のiらんど大賞2020 小説大賞<キャラクター小説 特別賞>を受賞。同作を改稿・改題した『n回目の恋の結び方』でデビュー。

「2022年 『n回目の恋の結び方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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