- KADOKAWA (2021年9月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784041117965
作品紹介・あらすじ
高校1年の坂平陸は、プールに一緒に落ちたことがきっかけで同級生の水村まなみと体が入れ替わってしまう。いつか元に戻ると信じ、入れ替わったことは二人だけの秘密にすると決めた陸だったが、“坂平陸”としてそつなく生きるまなみとは異なり、うまく“水村まなみ”になりきれず戸惑ううちに時が流れていく。もう元には戻れないのだろうか。男として生きることを諦め、新たな人生を歩み出すべきか――。迷いを抱えながら、陸は高校卒業と上京、結婚、出産と、水村まなみとして人生の転機を経験していくことになる。
感想・レビュー・書評
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2021年 第12回小説野生時代新人賞受賞作
「水平線は回転する」改題
年に一度だけ会う人がいる
夫の知らない人だー
素敵なストーリーへの引き込みとても新人賞作品とは思えない
15歳の高校生の男女の入れ替わりの物語と知っていても わくわくする
15歳から30歳まで 主に女の子に入れ替わった男の子の視線で 描かれていく
二人は元に戻る事を願いながら
その時のため お互いの身体と生活を守る
入れ替わりの生活に現実感があり 現実のヘヴィな部分もライトに語り うまいなあ
こんなのでデビューしちゃってこれからどーするの?っておばさんは心配してしまう
ストーリーが面白いからそれでもう良いんだけど
入れ替わった先の性を 相手の人生だから大切に生きようとして
社会的性別を常識的に自分に表現する
元男の子は、彼女のため 美容に体形にファッションにも気をつける
綺麗になっている自分を彼女に見せたい
ジェンダーとかジェンダーレスとか 今いろんな事問題になってしまうけど
それとこれとはって感じで自分のメンテナンスって良いなと思う
元女の子の男の子の本心はあまり語られない
元女の子は、入れ替わり当初から 感情を抑えながら周囲に溶け込みながら 元男の子を時には励ます 男性性の意識なのかな
元女の子の本心を隠し切った生き方が切なかった -
男女入れ替りの話。
でもよくある、ラブコメっぽい話が続いて最後にもとに戻るというものではない。
元に戻らない。
もし自分にこういうことが起こったらどう感じるだろうか?と考えさせられた。2人の焦り、諦め、嘆き、全てが共感出来るものだった。
僕は現在、自分の人生を生きているのに、この二人ほど責任を感じながら生きているのだろうか、と考えてしまう。
「君の顔では泣けない」
このタイトルに2人の相手に対する矜持が表れている。 -
タイトルと装画から受けたイメージとは全く違って、切ない物語だった。
よくある入れ替わりものと思いきや、15年間も入れ替わったままだなんて。
辻村深月さんの選評にあるように、このとんでもない状況を受け入れていく過程が、確かに読者を励ましてくれるようにも感じられた。
もし入れ替わってしまうとしたら、女→男か男→女のどっちがましかなと想像したけど、読んでいるうちに男→女の方が断然キツイんじゃないかなという気がした。入れ替わった後に妊娠〜出産した陸はすごいわ。
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映画化されるという事で、ブックオフに行ったら、たまたま220円で状態がいいソフトカバーがあったので即買いしました。
ラストがどうなるんだろう?と、ずっと思いながら読み進めていたら、いつの間にか終わっていた。とてもいい話です。じんとくる内容で、いい意味で期待を裏切られた一冊!! -
ラジオで知った本。
まだ文庫になっていないからどうしようかなぁ?と悩んでいたが、酔っ払っていた時、勢いでAmazonでポチっとやってしまった(笑)
男女入れ替わりの作品ということはラジオの情報で知っていた。
そして、これまであったような男女入れ替わりの展開でないことも知っていた。
確かに!
全くこれまでにないストーリーの持っていき方だなぁと感じた。
物語は、入れ替わった元男の子目線で語られる。
つまり、現在は女の子。
昔は男の子だったのに、女の子になり、色々なことに戸惑い、迷い、それでも何とかその現実を受け入れて生きていく。
辻村さんが書いた帯には、
この作品は、選べない運命や人生と格闘する私たち読者に対するエールだ。
と書いてあった。
どういう意味だろう?と思ったが、正にその通り。
あり得ない現実、どうにもならない事実を受け入れられずも、それでもどうにか格闘し、生きていこうという姿は、読者へのエールなのかもしれない。
とても読みやすく、中高生でも楽しめる本ではないかなと思った。 -
男女が入れ替わってしまうお話。
結構耳にしがちなお話なんだけど、レビューにもどなたかが書かれていたのですが、階段とかで出会い頭にぶつかって落ちて、中身が入れ替わってる⁈でも、なんだかんだで少し時間が経てば元に戻って、驚いたねー、貴重な体験したねー、みたいな感じで終わるのだけれど、この物語はそうはいかない。入れ替わった原因もはっきりしない。これかなぁ?って出来事は起こるのだけれど、断定はされない。そしてなんせ、少なくとも15年間は戻れていないのだ。自分に。別の性になって、別の人間になって、結婚や出産、親の死まで迎えている。ただごとではない。家族にも普通に会えないし、いきなり男が女になり、女が男になる大変さ。他人として生きる違和感。気苦労。万が一戻った時の為の、それまでの、それからのその人を作る責任感。とても新しい体験をさせて頂いたと思う。
“辻村深月さん、激推し”って帯に書かれていて、本の最後に選評が載せられていて読んだのですが、その選評が全てだと思いました。短い言葉で大事な事を全て語って下さっています。
次作も読んでみたいと思いました。
小説読まない同僚がラジオで内容を聞いたみたいで、映画化されたら間違いなく観るって言ってました。気になるから読めるか分からないけど貸してって言われて今貸してます。おすすめです。 -
ミステリー、コメディ、ホラー、SF等々、小説や物語にはいわゆるジャンルがある。
そして、もはや1つのジャンルとして確立していると言ってもいい《人間の中身だけ入れかわり物》。
自分の記憶では、同世代男女の入れ替わりは子どもの頃に夢中になって読んだ
山中恒さんの児童文学《おれがあいつであいつがおれで》
《転校生》というタイトルで映画にもなったこの作品が、このジャンルを創り上げたと自分は思う。(それ以前にも、ドラえもんのいれかえロープとかとっかえバーとかあったけど。)
ふっと思い出したように発表されるこのジャンルでは珍しく(自分は初めて読んだ。)
入れ替わってしまった2人が元に戻らないまま、十数年もの時が経過してしまう。
この顔でこれはできない。
この顔でこんなことになったら相手に申し訳ない。
高校生で入れ替わってしまった2人は、そんな思いを抱えながら大人になっていく。
大切な親の死でさえ、この顔では泣けない、葬儀にも参列できない。
不条理や理不尽を《受け入れる覚悟》はどんなに時間が経っても大人としての成長があってもなかなか難しいもの。
ファンタジーの世界では、そう遠くない未来に元に戻るということとセットだったかららワクワクドキドキ、楽しくておもしろかったんだということを実感。
相手が入れ替わる前からの恋人とうまくいかなくなったのは自分のせい。
いつ戻るのかわからない。
もしかしたら戻ることなんてもうないのかもしれない。
つらいな、そんな毎日。
がっ。男性として生まれてきた坂平くんが、女性の身体とはいえ出産にどう向き合うのか見たかったな。
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ありきたりな設定に油断してしまった。
入れ替わりは、深刻で、こんなにも苦しいなんて、考えてみればわかるのに、知らなかった。 -
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男女の身体の入れ替わり。よくある設定だと思って読み始めましたが、入れ替わったままもとに戻らないという設定を新たに加えるだけで、こんなにも切ない物語になるとは。リアリティある心理描写が切なさに拍車をかけている。
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新しい「生きづらさ」の小説。
単に入れ替わったからだと、誰が言えるだろうか。
高校生の男女が入れ替わる。
ファンタジーなんかじゃなくて、もっとずっと現実的で、ひりひりするくらいの切実さだった。
入れ替わりものだけど、生きづらさがリアルで、いたって普遍的なテーマが描かれていた。
入れ替わりに限らず、選べない運命や人生に立ち向かうすべての人に贈るエール。
君嶋彼方さん。てっきり女性だと思って読んだけれど、後で調べて男性だと知って驚いた。
が、もはや性別は関係ないと諭された気がする。まなみと陸は、性別という枠組みを超えて、懸命に自分の人生や運命に向き合っている。
水村の体である自分。自分の体である水村からいくつも優しさをもらって、泣きそうになるけれど、これは水村の体だから、水村のために泣かない。
未読の人が読んだら何を言っているのかきっとさっぱりだと思うけれど、その気持ちが切なくて、だけど共感しかできなかった。
面白かった。
入れ替わりものって使われ尽くしてきたし、この世に小説ってほんとに数えきれないほどあるけれど、それでもまだ描かれてない物語があるんだなと感嘆した。
改題もすばらしい。『君の顔では泣けない』。まさにこれしかないベストなタイトル。
集まる喫茶店の名前が「異邦人」というのもとてもよい。
おすすめです。 -
うわ〜、これは表紙に裏切られた〜!
もっと若い子向けの軽めの話かと思ってたら、なんかズシッときてしまった〜
これ切なすぎる〜
何かのきっかけで男女の身体が入れ替わってしまう。
このての話って、コミカルに描かれてる事が多いけど、これはなかなかに辛かった
いつ戻れるのか、もうずっとこのままなのかも分からない。
誰かの人生をどんな気持ちで生きていけばいいんだろう。
元々は「水平線は回転する」というタイトルだったのを「君の顔では泣けない」に改題されたそうです。
このタイトルが秀逸すぎる!
私ならこんな風に生きられないだろうな。
きっと恋人も結婚も出来ないと思う。
もし結婚するなら、安易かもだけど、私は私と結婚して2人で一心同体みたいに生きていこうとするんじゃないかな。
でもその前に、まず黙ってられないだろうな!
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お互い尊重した関係でありたい。そんな人にオススメです。
冒頭『年に一度、夫の知らない人と会う』初めは不倫ものかと思ったが、実は男女が入れ替わるファンタジーな内容と思えたが、自分を可視化、お互いを視覚化することでリアルな今を受け止めて行く。
男目線からの女性の姿やその逆も然り。まさしくジェンダー論の視点から物語を進めて行く。
元に戻った時の為に『君の顔では泣けない』お互い自分と相手の為に向けた言葉だ。
最後の入れ替わりに挑戦する姿は入れ替わった今の自分を愛し生きお互いを認め合う。
そして将来に対してずっと葛藤してた陸とまなみの入れ替わりの卒業式でした。
今後は全て受け入れていこう。そう二人が誓った儀式だ。 -
よくある、男女入れ替わりの話ではない!
だって、元に戻らないんだもん!!
グイグイ読めました。
本のタイトルの【君の顔では泣けない】も本を読んでいるうちに頷ける。
元は【水平線は回転する】らしいが、君の顔では泣けないの方がしっくりくる。
高校のプール授業で同級生の水村まなみと落ちて体が入れ替わってしまう坂平陸
特別仲の良くなかった二人はいつか、元に戻るかもしれないと情報交換をするために会ってるいるが、そんなところを見られるわけには行かない。だって、全然接点がなかった二人なんだもん。
まなみは、陸となって男友達や親友田崎と上手くやっていくが
陸は、まなみの仲良し二人とは上手くやっていけず男の子と仲がいいことに嫉妬され八方美人だと言われ避けられ一人でお弁当を食べるようになってしまう。
陸が男の時の親友田崎は、女になったまなみにも優しく接してくれる。
元に戻りたいと切に思う。
でも、戻れる気配は全くない。
まなみは陸として生きる決意。
陸はなかなか受け入れられないが
いつか戻れる時が来るかもしれないとまなみのために女としてスキルアップするかのように美容にも力を入れる。
そんな中、高校の同窓会が。
まなみを避けてた二人は、キレイになったまなみに何事もなかったように親友だとか上辺の言葉をかける。
しかし、まなみが陸や田崎に声を掛けられてると嫉妬してまた避ける。
田崎と弟の禄はプールに落ちてからの陸が変わったと親友の変化に気づいてた。
陸は親友だった田崎に告白され付き合う。→別れる
親友と疎遠になってしまう。
実の父親が亡くなっても通夜に行けない。
本当の母親にも冷たくされる。
悲壮感しかないが、まなみがいつも話を聞いてくれるし助けてくれる。
まなみとなった陸は、女として生きていくことを決意し結婚し妊娠。
ここで終わる。
冒頭に夫の知らない男に会いにいくみたいな始まりで、どんな内容なのかと思った。-
pさん、こんにちわ。
この本、もっとライトな感じかなと思ってたら、結構シリアスな感じで驚きました。
男女入れ替りの題材でこんなに考えさせ...pさん、こんにちわ。
この本、もっとライトな感じかなと思ってたら、結構シリアスな感じで驚きました。
男女入れ替りの題材でこんなに考えさせられた本は初めてでした。2022/07/01
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以前オイラは「究極の友情」っていうレビューを書いているはず(maybe)。
この作品は「究極の男女」!
ご一読をお勧めします。-
2025/06/10
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うん。
だいたいチェンジものって元に戻ってチャンチャンなんだけど、この作品の設定はオイラも新鮮で良かったです♪うん。
だいたいチェンジものって元に戻ってチャンチャンなんだけど、この作品の設定はオイラも新鮮で良かったです♪2025/06/10 -
2025/06/10
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自分の人生の選択でさえいっぱいいっぱいなのに、入れ替わった相手のことも考えなければと思うと…
自分達の努力では、元に戻れないところがまた辛い。
私だったら、もう2人で結婚しちゃう提案しそう。
だって親とも会えなくなっちゃうとか耐えられない。
ラストがどうなっちゃうの~って最後は読み急いじゃいました。 -
君嶋彼方の君の顔では泣けないを読んだ
最後の選評を読むと
第12回野性時代新人賞受賞作『水平線は回転する』を改題したそうだ。
題材は選評にも書いてあるが、よくある高校生の男女の入れ替わりである。
出だしが、夫の知らない男に会いに行くところから始まってどうんな話?と思ったのだが入れ替わりだった。
流れとして引き込まれる面白さは無いのが残念で点数を付けるとすると5点満点で3.5というところだろうか。
まあデビュー作と考えれば良しとするところである。
ネットで調べたら映画化され2025年11月ロードショーのようだ。
映画は見なくても良いかなと思ってしまった。
入れ替わりから15年で終わっているが、もっと歳をとって人生の重みがあるところまで物語があっても面白かったかもしれないが著者も若いのでそこまでは難しいかもしれない。 -
映画化されるということで、俳優さんをイメージしながら読んでみた
高一の時に男女入れ替わり、その後の15年間を男の子の坂平くん目線で語っている
語りは坂平くんだけど、体は芳根京子さんなのね……まなみは見た目は髙橋海人さんで髪がふわふわしてて女の子コトバなのね……と途中頭がごちゃごちゃなりながら読んでいく
性差の戸惑い、お互いの家庭環境、そして何より自分の親が目の前にいるのに他人として接しなければいけないところの心情がなんとも言えなかった
巻末に野性時代新人賞の他の作品と合わせて選評が載っている
プロの作家さん目線の感想もまた面白かった
その選評を読んでなるほどと思ったうえでの感想は、起承転結の起と結が少し物足りないのかな?
15年間の少年少女から大人になる過程はとてもリアル
だからこそきっとこのままの終わり方がいいのかもしれない -
何か最近の全然知らない小説読みたいなと思っていたころに、タイムラインで見かけて気になっていた。「男女入れ替わりものだが、ラブコメではなく、しかも元に戻らない」という内容らしい。特にその中のどの要素がツボとかいうことではないが、ここまでネタバレな概要を読んでなお、一体どんな小説なのだろうと興味がそそられた。
読んでみると、確かにもう、なぜ入れ替わったとか元に戻るためにはどうしたらとかいったことに関しては彼らは何もできることがなく、ただ受け入れて日々何とか生きていくしかないという状態で、もしかしてこういうのが不条理小説なのかなと思った。そして考えようによっては私たちの人生も不条理ばかりであり、異性のクラスメイトと入れ替わるという「あり得ない」事態に置き換えてとらえることのできるような出来事が、自分の身にも起こる(起こったことがある)かもしれないと思ってからは、ある意味リアルな小説として読めるようになった。でもそれは、私が不条理に関して何か気付いたからというよりは、この小説で描かれる、ジェンダー/セックス/ともかく性差にまつわるあれこれや、人生の決断に際してなにか理由や言い訳を探して責任を逃れたくなってしまう心理や、東京と地方の心理的な距離感や、家族や友人などとの思うようにいかない人間関係などの面のリアリティが真に迫っていたからで、じわっと泣いてしまうことは一度ではなかった。素っ頓狂な「仕掛け」を用意してそれを当然フル活用しておきながらも、その仕掛けに頼りきらずに書いている、これってたぶんすごいことなのではないかと思う(って私は小説書くわけではないのでなんとなく思うだけですが)。
登場人物の誰が特に好きになるということもなく、ここがなんといってもワタシ的クライマックスだみたいなシーンもなかったが、それでも妙に心に残る、不思議な読み応えの小説だった。
著者プロフィール
君嶋彼方の作品

先にこの作家さんの「夜がうたた寝してる間に」
が図書館から来て、それほど期待しないで読んだから 余計に面白かったかも
な...
先にこの作家さんの「夜がうたた寝してる間に」
が図書館から来て、それほど期待しないで読んだから 余計に面白かったかも
なんか良い
今新作が出てるからそちらも読みたいわ
気になります!!
気になります!!
ありそうでなかったストーリーです
若手男子作家さんみたいで
次作が気になります
ありそうでなかったストーリーです
若手男子作家さんみたいで
次作が気になります