であいもん (13) (角川コミックス・エース)

著者 :
  • KADOKAWA
4.10
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本棚登録 : 79
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041118061

作品紹介・あらすじ

佳乃子が京都に来てから2年。賑やかな雰囲気に包まれた祇園祭・宵山で、それぞれがそれぞれの大切な人と共に時を過ごしていた。そんな中、佳乃子はひょんな偶然もあって和と二人きりで露店巡りをする事に――。

感想・レビュー・書評

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  • 相変わらずほっこりするし、面白いしいい漫画だ。

  • 前巻ラストにて佳乃子と歩んだ年月に思いを馳せていた様子の和。61話では佳乃子の視点で再びの宵山を描きつつ、佳乃子が歩んだこれまでとこれからを描くのか

    佳乃子が京都に来てから2年。何となくで選んだ和の傍。決定的に関係を変える、もしくは戻す言葉はどちらからも発せられる事はない。それは当事者に不満が無いなら問題は無いかもしれないけれど、何も変わらずに年月が過ぎるなら他の道を模索する可能性と出会っておかしくない

    各人物がバラバラになって宵山を巡るのは各人物が持つ様々な可能性を巡っているようで面白いね
    一果は父と宵山へ行く約束を叶えられたけど、もう一人の父親とも巡りたそうな様子。美弦は鷹辻の想いを前にしても気付かずに和への想いを保ち続けている。咲季は静月となんだか良い感じなりそうな

    そういった幾つもの未来への可能性が交差する宵山で和が佳乃子に渡した御菓子が面白いね
    本来は冷やすと美味しくない団子。その定石が創意工夫によって「冷やしみたらし」に。洋菓子の方が好きと言ってしまい別れた2人。佳乃子が口にしたのはみたらし団子が好きという言葉。けれどそこには別れた頃にも再会した頃にも無かった可能性があって
    そんな佳乃子に「来年」を約束した和。その可能性の先にもっと未来が有ることを願ってしまうね


    喋って動く人形が独りでに失踪したかと思いきや、不思議な偶然と勘違いで緑松に辿り着く63話
    誰もがそれは機械とか仕掛けによるものだと理解しているけど、あんまりにも愉快な存在なものだから時折本当に生きていたらなんて思ってしまう
    だからロペちゃんの失踪も真実味を帯びてしまうし、野井もゴミ箱から拾って直そうとしたのかもしれないね

    頼れる相手を見つけられず、助けてとも言えず。そんな野井に救いの手を差し出したのは和の勘違いだったのは良いね
    …なお、最終的に全てのオチを持っていったのは政さんな気がしないでもない。この人、どれだけの技能を持ってるの……?


    65話は素敵な話だったなぁ……
    店の入口に置かれたやけに可愛らしい八朔人形を導入に、幾つかの布石を起きつつ過去に遡るエピソード

    職人同士で川床での呑み。入口の八朔人形は可愛らしいし、料理も絶品。酒が進む中で余計な暑ささえなければもっと楽しめる
    そこで暑さを和らげようとするのは一種の歓待と言えるかも。でも料理を台無しにしてしまえばそれは店が提供する歓待に相応しくない。客への心遣いが足りなかったわけだ
    同時に平伍も呑み過ぎたあまり八朔人形を壊してしまったのも、もしかしたら店への心遣いが足りないと言えるのかもしれない

    両者の心を埋め繋げる和菓子を作るために足りないピース。それを幼い和が与えるのは心温まる展開だし、そうして制作された和菓子が風柳の大切な夏菓子になっているのも良いね
    何より「炎天雪花」が実物を見てみたいし食してもみたいと思える素晴らしい菓子だったのも良かったな

  • 佳乃子さんとの関係は気になるところてはあるが、色々ほのぼのしてて満足。ちょうど夏時期に読んでたのでいい感じ。祭り、お中元、夏菓子、よいね。

  • アニメがとても良かったので原作も読み始めてみたらドハマりしてしまいました。
    京都の和菓子屋さんが舞台ってだけでも最高すぎるのに、登場人物たちがみんな魅力的で。
    一果ちゃんと和さん、一果ちゃんとパパとママ、和さんと先輩、和さんと緑松と京都の人たち……
    それぞれの関係性があたたかくてみんな好きです。
    特に和さんがめっちゃ好きです。かわいすぎる。
    最初は和さんに全く心を開いてなかった一果ちゃんが少しずつ和さんの人柄を知って見方が変わっていって打ち解けていく様子なんてもう。
    和さん本人もずっと先輩を探してたし、一果ちゃんがパパと再会できたのは嬉しいけど、どこか複雑に思ってるんじゃないでしょうか。
    父親代わりをしなくてもよくなってしまったようなもんだし……
    先輩=一果ちゃんのパパと知った時つい手が出ちゃうほど一果ちゃんを大事に思ってたわけですもんね。

    和さんと佳乃子さんの関係も好きです。
    佳乃子さん、アニメでも魅力的な元カノだったけど、原作を読んでみたら大好きになってしまいました。
    東京で一緒に暮らしてた頃はバンドやってる和さんを応援してたけど、もう前みたいに音楽をやることもなくなったことが少し淋しかったんじゃないかと思います。
    でも今は修行に没頭してると分かって見守りたくなったなんて……優しすぎる。
    宵山デートが神すぎたから13巻は宝です。
    「そんなに好きなん?」て佳乃子さんを見つめる和さんの優しい顔が好きすぎる。
    あと天橋立の股覗きの「ほんまそういうとこ(かわいい)」とか、和さんが女の子(中身は咲季くん)と一緒にいた疑惑が晴れた時の「なんや元気やん」とか、和さん佳乃子さんのこと好き過ぎでしょ。
    これから祇園祭で毎年冷やしみたらし食べるって言われて和さん嬉しかっただろうな。
    お茶会の和菓子企画で行き詰まってた和さんを導いたのも佳乃子さんだったし、和さんにとって佳乃子さんは絶対に必要な人だと思う。
    お兄さんからのメールは気になるけど。
    今後の展開に期待ですね。
    尊死するのか大爆死することになるのか、楽しみに待ってます。
    和さん・佳乃子さん・美弦ちゃんの三角関係は好きだし美弦ちゃんすごくかわいいと思うけど、和さんは佳乃子さんと幸せになってほしい。

    佳乃子さん・美弦ちゃん・一果ちゃんの三人娘もいいですね。
    和さんへのプレゼントを探しに行ったのに3人でお買い物を楽しむのに夢中になっちゃうのかわいい。
    美弦ちゃんハーバリウム見てると思ったら佳乃子さんに似合いそうって思っちゃってるのかわいい。
    あの時3人がつけてた和菓子アクセ全部かわいいですね。
    栗柄のがま口ポーチも!
    京都ってああいうかわいい和小物豊富ですよね。
    私も京都へ行くとおみやげ屋さんで血眼になって和小物探してます。
    くろちくとかよーじやも好き。
    佳乃子さんと美弦ちゃんがタッグを組んで咲季くんを問い詰める回もめっちゃ好きです。
    必死すぎておもしろい、咲季くんは気の毒だったけど。

    咲季くんのお兄さんもおもしろい。
    いや、那取のおっちゃんの一件ですごくいい職人さんなんだなと分かったけど、大事な話があるって集まったのにパンツの話で爆笑してるって笑
    和さんのお父さんとお母さんの馴れ初め編もすごく好きです。
    お母さん聖子ちゃんカットかわいすぎる。
    なんか京都の女性って真綿で首を絞めてくるみたいなイメージで語られること多いけど、お母さんすごく可愛らしい人ですよね。
    アニメでは電凸にお説教してるちょっと恐い印象が強かったけど。
    鶴さんも華子さんもかわいい。
    あとお父さんの小さい頃かわいすぎる。
    良ロリショタが多すぎる。

    修学旅行で一果ちゃんたちが私の故郷にきてくれたのがすごく嬉しかったです。
    小倉トーストとか京都の人の口には絶対絶対合わないと思ってたのにおいしいっていってくれて、しかも運動会の差し入れあんバタどら焼きのヒントにまでしてもらえるなんて……
    しかも鬼まんじゅうまで……
    味噌県民大歓喜。
    大須とかブラザーアースとか犬山城とかリトルワールドとかよく知ってる場所が出てくるのも嬉しすぎました。
    そもそも先輩が名古屋にいるって時点で。
    もし東京だったらどこかで和さんと会っちゃっただろうし大阪だと近すぎるし、名古屋あたりがちょうどいいですもんね。

    先輩とその父のことは重かったです。
    和菓子体験教室回の鳴戸先輩のお母さんもちょっと毒親気味かと思ったけどケタが違った。
    そりゃこんな人娘に近づけたくないよね。
    お母さんももっと息子を気にかけてあげてよと思ったけど、最終的に和解できてよかった。
    一果ちゃんの「和さんの手ぇはやさしいのに」は思い出すたびに胸が詰まる。
    中学に上がって一果ちゃんが茶道部に入ったのもなんか嬉しいですね。
    和菓子職人の卵然としてるというか。
    茶道具を佳乃子さんと一緒に選んでるのもかわいい。

    なんか長くなってしまったけど、最後に。
    和さんって夢を追いかけてただけなのにけっこうめっちゃ言われてて最初の方気の毒でした笑
    悪いことしてたわけじゃないのになー、って。
    顔を出しにくいとはいえ10年間実家に帰らなかったのはちょっとと思うけど。
    それがなければおじいちゃんとわだかまり(?)残したままお別れすることもなかったのに。
    ところで、お正月に御菓子買えなかった奥さんとケンカして顔面に蹴り入れられた旦那さんがその後奥さんと一緒に緑松に来たのに和みました。
    こういう細やかな人間ドラマが本当いいですよね……
    ほんとめっちゃ長くなってしまったけど、14巻楽しみにしてます。

  • この巻のおしながきは、冷やしみたらし、ひさご、餡入りわらび餅、氷あずき、炎天雪花。和と佳代子が祭りをそぞろ歩きまた食べたいと願う冷やしみたらし。幼少期の記憶に残ってないけど、ずっと大事にしてたお守りをくれた人に、父に代わってひょうたん型の和菓子をお中元届けに行く話。二代にわたる縁が込められた和菓子炎天雪花。暑い暑いいうお客さんたちに、発泡スチロールの雪を降らせて涼んでもらおうという幼児の試みから転がったはなしは…と。

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著者プロフィール

「であいもん」(KADOKAWA刊)

「2017年 『マンガ酒』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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