ホワイトフランチャイズ ワークマンのノルマ・残業なしでも年収1000万円以上稼がせる仕組み

著者 :
  • KADOKAWA
3.45
  • (1)
  • (5)
  • (3)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 82
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041118474

作品紹介・あらすじ

ノルマなし、閉店5分後に退勤、家族と過ごしながら年収1000万円――みんなで幸せに働けることが、お客さんにとっても幸せなはず。それはフランチャイズでも変わらない。ワークマンが挑戦するこれからの働き方!


1、業績好調の理由は? →「鉄人であるより凡人であり、家庭人であってほしい」という思い
2020年の日本の衣料消費市場規模(金額)は13.7%減少、過去20年間で最大の落ち込みでした。コロナ禍でアパレル業界が苦境に立たされるなか、ワークマンはひとり勝ちとも言える状況です。一過性のブームで終わらず継続的な成長を可能にしているのは「フランチャイズ加盟店に無理をさせないためにはどうすればいいか」ということを常に考える同社の姿勢にあります。

2、「ホワイト」とは? →子どもやスタッフが「あとを継ぎたい」と思える働き方
一部業界では「収奪型フランチャイズ」がニュースになり、ブラックな労働環境に陥りやすいというイメージが拡がりました。しかし、ワークマンがフランチャイズで目指すのは、子どもやスタッフがあとを継ぎたいと思える働き方。保育園のお迎えは一番乗り、閉店5分後には帰る、平均年収1600万円……残業・ノルマなしで本当に可能なのか? 実際の店長や社員たちの働き方を解説、紹介します。

3、加盟店に「やさしすぎる」? →オーナーの自由度こそワークマンの特色
2012年にワークマンに入社した土屋氏も当初は「加盟店にやさしすぎる」姿勢に違和感を持ったと言います。しかし、がっつり働きたい人もいればマイペースでやっている人もいるという、その自由度の高さこそがワークマンの特色だと考え、オーナーそれぞれが自分らしい価値を求めながら、長く続けていけるような仕組みづくりを目指したのです。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 前著「ワークマン式「しない経営」」に続けて読了。
    悪名高いコンビニ業界と比べて、やさしい会社、いいフランチャイズ方式であるのはビンビンに伝わってくるが、加盟店の声の数々が、マルチや宗教を感じさせるくらいにすがすがしく、むしろ怖くなった。

  • 2022年11月30日読了。「ホワイト」を自認するワークマンのフランチャイズ施策と店長たちのコメント・レポートを紹介する本。「100年優位を目指す」というだけあり、本部はロイヤルティーを取りすぎない・店長はがんばりすぎない・店休日を確保すること推奨・子に引き継がれていく運営を目指す、などよく耳にする無残なコンビニ店長の実態とは真逆な天国のような労働環境のようだ。こんだけホワイトでかつ災害時のインフラにもなる(防水シートやヤッケ、安全靴に軍手など)など社会貢献にもなるというとそりゃあやりがいがあるだろう、自分もワークマン店長やりたくなってくる。「三方よし」の理念があり、それを実現する経営の工夫があり実際に右肩上がりの成長がある、こうなると成長の好循環が回ってくるものだろうな。

  • よいよい

  • どうやってブームが巻き起こったのかは言及していませんでしたが、その下地にはホワイトフランチャイズといえる良好なオーナーとの関係があったのですが。ワークマンの経営の秘訣が詰まっています。

  • 書評はブログに書きました。
    https://dark-pla.net/?p=2808

  • 継がせたい働き方:
    4人の子どもたちみんながワークマンを「継いだ」理由
    チェーン店だけど「家業」を継ぐのに近い感覚
    他の仕事もしたけれど――三姉妹が最終的に選んだ道
    フランチャイズ再契約率は99%ひとが辞めない仕組み

    ホワイトへの道:
    「ワークマンの歴史」を知る店長たちの本音
    無名、不景気の時代でも続けてこられた理由
    店番しながら文庫本1冊読めるくらい「ゆるい商売」だった
    ブームを巻き起こしたワークマンプラス成功の秘密

    時間とお金の実際:
    初期費用に200万円、年収は1600万円
    店長たちの就労時間と収入の現実
    全国屈指の繁盛店でも、週に一度ゴルフができる生活
    結婚、妻の妊娠、住宅ローン……会社より独立を選んだ結果
    初年度収入2000万円も夢じゃない!?ワークマンドリーム

    災害の復興者たち:
    被災者でありながら熊本のために奮闘した店長たち
    繰り返された震度7それでも救援物資は届いた
    熊本地震で店長が見つけた「なんのために働くか」
    災害や非常時、コロナにも強い体制はこうして築いた

    次世代が育つ働き方:
    明るい未来が予見される新時代の店長が生まれてきている!
    これから30年、40年とやっていけるパワーと可能性
    普通は口にできないことでも言ってしまえる会社になってきた
    「熱心なファン」が新しい可能性を広げてくれる
    採用時点のスキルよりも「親切心」が長い目で見て重要

  • ワークマンで働きたくなる一冊(笑)

    フランチャイズ契約Aタイプ3年契約
    ・ざっと200万でスタートできる
    初期費用内訳
    加盟金40万円
    開店手数料50万円
    研修費25万円
    保証金100万円 ※契約満了時に返還
    ・9日で店長になれる
    ・借り入れ制度あり(年利2.5%)
    ・契約満了時の在庫買取
    ・本部SVが全面サポート

    還暦間際で二代目社長となった土屋哲雄さんは三井物産出身。本社でいくつか新規事業を立ち上げてシステム子会社のコンサルティング部門をゼロから始めて100人規模の中堅規模まで育てた。

    https://www.foresight.ext.hitachi.co.jp/_ct/17314567

  • ちょっと大げさに感じたけど、ワークマンのカルチャーが伝わってきた。

  • ほぼ95%がFC店であり、オーナーの継続率が99%を超えているワークマン。FC店にはノルマはなく、個々の店長や立地の身の丈にあった売り上げが求められていること、またそれに対して詰めるような態度ではなく、親切心をもってFC店をサポートしていく本部が求められていることがワークマンがホワイトであると言われる所以である。ワークマン、実はまだ入店したことがない。現場とその商品を見に行きこの好調な理由を掴みにいきたい。

  • 1日で読み終わることがでました。
    スラスラ読めます。
    働くことを考えさせられる1冊でした。
    「長く続けるためにも休みを取るのは大事」
    まさかにそうだなと。
    自分の今後の働き方にプラスになりました。

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

東京大学経済学部卒。三井物産入社後、海外留学を経て三井物産デジタル社長に就任。本社経営企画室次長、三井情報取締役。2012年ワークマンに入社。19年より現任。ワークマン店は作業服市場を取り尽くす勢いのため、18年に新業態店「WORKMAN Plus」を仕掛けて大ヒット。20年に女性目線の「#ワークマン女子」店を立ち上げ、10年で400店舗の出店をめざし快進撃中。著書に『ワークマン式「しない経営」』(ダイヤモンド社)がある。

「2021年 『ホワイトフランチャイズ ワークマンのノルマ・残業なしでも年収1000万円以上稼がせる仕組み』 で使われていた紹介文から引用しています。」

土屋哲雄の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×