異世界から聖女が来るようなので、邪魔者は消えようと思います3 (3) (角川ビーンズ文庫)
- KADOKAWA (2021年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041118641
作品紹介・あらすじ
挙式準備を着々と進める王太子・ウィリアムだが両親である国王夫妻とは不仲で、未だに結婚を認められず不安になるフェリシア。
秘密裏に王妃と謁見するも“ある試練”を乗り越えないと婚約解消……!? さらにフェリシアの兄・アイゼンも乗り込んでくる始末!
なのにウィリアムは甘々攻撃で邪魔してきて……この試練クリアできるの!?
ヤンデレ王太子の溺愛MAX奮闘記!
感想・レビュー・書評
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挙式の準備が進み、現実味が増してきたフェリシアとウィリアムの結婚。仲がいいし、お互いと一緒にいたいと思っている2人だけど、家族のこととなると色々と含むところがあるのがもどかしい。特にウィリアムは、それを隠そうとする、というか親について他の人に話すという選択肢がない感じで。喧嘩になっても絶対に離れることはなさそう。という安心感はあるけれど、ウィリアムはイマイチ自信がないように感じるのが悲しくなる。お互いに自分の想いを伝えることや、甘えることを覚えて少しずつでも自信を持てるといいな。と思った。
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婚約者の王太子ウィリアムとの結婚式が近づいてきた王女フェリシア。結婚式に向けた準備の中で、ウィリアムと国王夫妻の不仲と、ウィリアムが自分にすら向ける仮面の笑顔と隠す本音に不安になる。そして喧嘩へ。ウィリアムも暴発気味だったけど、そこでフェリシアがとる行動は異母兄アイゼンが評す「じゃじゃ馬」そのもの(笑) 今回はアイゼンがいい働きしてると思う。素直じゃないお兄ちゃんかわいい。
ウィリアムと国王夫妻の関係は微改善、フェリシアとアイゼン兄妹の関係も吹っ切れた感じに、ウィリアムとフェリシアカップルの喧嘩もお互いの想い合いがより深くなって解消と、おさまるところにいい感じにおさまるんだけど、途中で出てきた新キャラのアルフィアスが今回だけでは終わらなそうだし、終わり方も少し不穏だし、この後はどんな話かな。