恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション

  • KADOKAWA
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本棚登録 : 194
感想 : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041118801

作品紹介・あらすじ

ショッキングな幕切れで知られる竹本健治の「恐怖」を筆頭に、ノスタルジックな毒を味わえる宇佐美まことの図書館奇譚「夏休みのケイカク」、現代人の罪と罰を描いた恒川光太郎の琉球ホラー「ニョラ穴」、誰からも省みられないホームレス男性の最期を描いた平山夢明の衝撃作「或るはぐれ者の死」など、現役の人気エンタメ作家による力強い作品と、小松左京のアクロバティックな発想が光る怪奇小説「骨」、土俗的恐怖とフェミニズム的視点を融合させた直木賞作家・坂東眞砂子の「正月女」、耽美的なゴシックミステリーで没後も熱烈なファンをもつ服部まゆみの和風人形怪談「雛」、昨年11月惜しくも急逝した小林泰三氏渾身の一作「人獣細工」などレジェンド級の名品が、ホラー小説の豊かさをあらためて提示する。心霊・怪談系の作品が多かった『再生 角川ホラー文庫ベストセレクション』に対し、『恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション』にはSFや犯罪小説、ダークファンタジーなどの発想を用いた作品も収録。この二冊合わせ読むことで、日本のホラー小説の神髄を味わうことができる。

コピーライト続き
(C)Masako Bando 1994.2021.Yumeaki Hirayama 2007.2021.Unga Asamiya 2021

感想・レビュー・書評

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  • 角川ホラー文庫ベストセレクション第二弾。全部読んだことがあるので再読かな。しかし何度読もうと、どれもこれも文句なしの名作です。
    何度読んでも恐ろしいのは坂東眞砂子「正月女」です。どこからどこまで全部怖い。柱時計の音が怖い。登場する人たちもみんな怖い。可哀想に思えるヒロインのキャラも、実はなかなかの恐ろしさなんですよね……。
    久しぶりに読んだ服部まゆみ「雛」も、再読でさらに恐ろしくなったかも。そしてラスト、小林泰三「人獣細工」で締めるとは!

  • 同シリーズの「再生」が面白かったのでこちらも読んでみた。
    『骨』と『人獣細工』はどうしても好みじゃなかったので飛ばした。

    図書館でのメッセージ交換から始まる『夏休みのケイカク』、無人島で不気味な生き物の存在の有無を巡る『ニョラ穴』やユーモアと臨場感のある文章が印象的な『雛』などミステリー欲を満たしてくれる作品も多かった。
    こういうアンソロジー系は好みでないと感じたら、その作品をすぐ飛ばすとテンポ良く読める。
    しかし好みの問題だから仕方ないが二作品も飛ばしてしまったのは少しもったいなかった。
    「再生」と「恐怖」なら「再生」を読む事をおすすめする。
    両方ともKindle Unlimitedにあったので気になる方は是非。

  • 坂東眞砂子さんの『正月女』と恒川光太郎さんの『ニョラ穴』が印象的。
    平山夢明さんと小林泰三さんのはもう何度も作品読んだことあるけど、相変わらず好き。

  • 恐怖省1983年1号竹本健治:恐怖、小説新潮1972年3月号小松左京:骨、KADOKAWA2017年9月刊角の生えた帽子宇佐美まこと:夏休みのケイカク、角川文庫1994年10月刊かなわぬ想い惨劇で祝う五つの記念日坂東眞砂子:正月女、服部まゆみ:雛、幽vol.013(2010年7月恒川光太郎:ニョラ穴、文庫読み放題ほか携帯読書サイト2007年11月配信平山夢明:彼岸の情景JJの死を改題した或るはぐれ者の死、角川書店1997年6月刊小林泰三:人獣細工、の8つの短篇を2021年9月角川ホラー文庫から刊行。朝宮さんのチョイスが秀逸。twitterで募集した最恐ホラー短篇の成果です。シリーズ1作目も読みたくなりました。

  • アンソロジーで初めて出会う作品も多いので、また編んでもらってありがたい。
    『夏休みのケイカク』ほっとするような、反面つまらないような大人の結末から一転する。油断してた分やられた。
    『人獣細工』気持ち悪さも怖さもたまらん。もっと色々読みたかった。本当に惜しい人。

  • 人獣細工とか、ヒトコワ系がすき

  • 雛が怖かった〜!!

  • 人獣細工が個人的には1番ぞっとした。自己同一性や自身の出生、自分が自分ではないかもしれないということはどの時代にも共通する恐怖なのではないだろうか。
    角川ホラーはお洒落なホラーというか気付いてしまうことによる嫌悪や畏れを扱うものが多いのかなと思っており、私はそういうものが大好きなのでとても楽しめた。短編集なので電車などの移動のお供にもちょうどよかった。

  • 「再生」はよかったのにこっちはダメダメ。最悪。
    帯にはレジェンドたちの名作短編あつめたぜ!的なことをうたっているけれど、文章が古くさすぎて本当に読みにくい。いつの時代の話なのかすらよくわからなくて、読んでいて苦痛だった。おまけにまったく怖くない。角川ホラー文庫は「ホラー」という看板を下ろしたほうがいいとおもう。そういうレベルのアンソロジーだった。怒

  • 前回のベストセレクション「再生」よりもこっちのほうがずっと好み。
    であるが故に、過去に読んだ話が半分くらい…
    平山夢明氏と小林泰三氏が一冊に入ってるアンソロジーだから買って後悔はない。

    背表紙の著者名が小林泰三氏になってて、新しく本棚に氏の本が並んだのも嬉しい。

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著者プロフィール

1957年愛媛県生まれ。2006年『るんびにの子供』で『幽』怪談文学賞大賞を受賞しデビュー。2017年『愚者の毒』で日本推理作家協会賞を受賞。著書に『展望塔のラプンテェル』『ボニン浄土』『月の光の届く距離』など。

「2022年 『超怖い物件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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