- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041119389
作品紹介・あらすじ
ユウと千春が近々結婚記念日を迎えることを知った雪緒。結婚式を挙げていない2人のため、日頃の感謝の気持ちを込めてパーティーを開催することに。するとユウから、千春にサプライズがしたいと相談されて?
感想・レビュー・書評
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貴女と作る馴れ初め弁当が良かった。
優しさがとても溢れていて
電車の中で読んでいたけどあと少しで涙が溢れてきそうなくらいほっこりしてしまった。
不思議と応援したくなる登場人物が多い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
登場人物の雰囲気が何かに似ていると思って考えたら、くま弁のできたてのお弁当みたいにほかほかなんだ。お弁当屋さんなのに、お客さん一人ひとりに気を配られた、お腹にも心にも優しいお弁当。
だから雪緒の両親がその中で目立ってしまう。
「分かり合う」と「分かち合う」は似ているけど違う言葉。
母は雪緒が自分達と「分かり合いたい」のだと思っていたけど、弟によると「分かち合いたい」のだった。
家族はその距離が近すぎて、無遠慮になったり、相手を思うあまり認めてあげられなかったりと、濃くて絡み合って面倒な人間関係になりがち。
「分かり合う」のは難しくても、「分かち合う」なら垣根が低くて良いのかもしれない。
個人的には雪緒は黒川さんとくっつくのでは、でも黒川さんはまだ準備ができていないなと思っていたので、やや残念ー! -
今度はモエレ沼公園が出てきました!
今回は雪緒が自分の家族と向き合う回です
家族といっても、全部わかっているわけではない
ユウさんの作るお弁当と周りの人からの口添えで、全部理解できなくても、今の雪緒を認めてくれるシーンにジンときました -
2021年81冊目。
大好きなおもてなしシリーズ。今回はくま弁の常連客で千春たちの結婚記念パーティーが開催される。読んでいて、なんて幸せな気持ちでいっぱいなるんだろう。やっぱりこの世界が大好きだ。
ここに来て、黒川の職業が分かるなんて…そう言えば1度も何の仕事をしているか触れていなかったかも。次回作も楽しみ!!! -
貴方と作る馴れ初め弁当
やっぱり、千春とユウの話がすきだ。
二人のらしさで胸がいっぱいになります。 -
雪緒に断りもなく婚活パーティーに参加し、娘のプロフィールを配る両親。
いや、娘を心配する気持ちはわかるけど、それはない…
そんな両親と話し合う決意をし、くま弁特製行楽弁当を持参し会いに行くが…
あまりにも我の強い母親にイライラしてしまった。
それでもくま弁の仲間のおかげで和解はできたけど、今後どうなるのかな。 -
親との行き違いの場面は読んでて苦しくなった。「分かって欲しい」と相手に望んでも叶わない苦しさ。お弁当と、第三者からの視線で事なきを得たけど、これで親子関係が根本から改善されるわけではないからなぁ…
「私の望む生き方をして欲しかった」と面と向かって言う人には、私ならもう距離を取る一択。分かり合えるなんて到底思えない。
雪緒さんの真面目さが伺える1シーンですね。
それはそうと起業するのかなあ、いいなあ。
著者プロフィール
喜多みどりの作品






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