私立シードゥス学院III 小さな紳士と秘密の家 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041119655

作品紹介・あらすじ

憧れの特別寮長・早乙女からミドルスピーチデーの原稿を託され、昂る特別寮2年生の角崎。
しかし、実行委員の元へ原稿を届ける最中で、うっかり紛失してしまう。
獅子王、弓削、日辻ら青寮1年生トリオも捜索に加わるが……? 
(――第三話 狂騒協奏輪舞曲)

ある日「悪霊退治を手伝え」と生徒会長の吉沢と青寮長の瀬尾に呼ばれた獅子王。
聞けば、回廊北の墓地周辺の小径で謎の転倒事故が頻発しているらしい。
生徒会は何度も手を打とうとしたが、さっぱり効果がないそうだ。
果たして、学院に出没する「悪霊」の正体は――?
――(最終話 家)


「シードゥス学院生たるもの、自身を律し、広い心で他者を赦し、清廉潔白な紳士の振る舞いを」
少年達の刹那の煌めきが眩しい、優雅な寄宿学校ミステリ、完結!

感想・レビュー・書評

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  • 1年生3人それぞれのいいところがあらためて描かれていて、この子たちが好きだからまだ終わらないで!という気持ちが強い。獅子王くんの洞察力と正義感と無愛想、日辻くんの紳士たれとの自律意識とうっすらとした劣等感、弓削くんの天真爛漫さと友達想いなところ、みんな好き。

  • まだまだ続くかと思いきやここで終わり?!びっくりしました。3人の活躍や他のキャラクターの小話とか、まだまだ読みたかった……

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著者プロフィール

茨城県出身。芝浦工業大学工学部機械工学科卒業。1999年『銀の檻を溶かして』で第11回メフィスト賞を受賞しデビュー。著作に、デビュー作を始めとする「薬屋探偵」シリーズ、「ドルチェ・ヴィスタ」シリーズ、「フェンネル大陸」シリーズ(以上、講談社)などがある。2019年5月に「うちの執事が言うことには」が映画化された。

「2023年 『雨宮兄弟の骨董事件簿 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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