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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784041119679
作品紹介・あらすじ
17歳、同級生の満と浩一。
ふたりは正反対の性格ゆえに、強く惹かれあっている。
しかしある冬の朝、浩一はトラックにはねられてしまった。
頭を強く打ったはずなのに、何喰わぬ顔で立ち上がる浩一。
脈も鼓動もないけれど、いつものように笑う浩一は確かに「生きて」いて、
その矛盾を受け入れる満。
けれどクラスメートたちは、次第に浩一の存在を忘れ始め……。
生と死、性と青春が入り混じる、泣けて仕方がない思春期BL決定版。
みんなの感想まとめ
生と死、そして青春の葛藤を描いた物語は、17歳の二人の関係を通じて、愛や喪失の深さを探ります。正反対の性格を持つ満と浩一は、交通事故によって浩一が「生きた死体」となり、彼の存在が周囲から忘れ去られる中...
感想・レビュー・書評
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最近、メフィスト賞で話題の「死んだ山田と教室」
これも偶然なのか、交通事故で動く死体となったのは、山田くん
山田くんと相思相愛だった青海くんとの 本当に消えてしまうまでの蜜月
2002年ノベルズで出版
20年以上前の作品
2022年角川文庫で再販 だからシマシマしないできちんと装画が反映されてます
生きる死体?となってまで動いているのは、彼を失ってこれから生きていく青海くんの為
“人は二度死ぬ”
一度目は死んだ時
二度目は忘れられた時
永遠の昨日では、山田くんは青海と友人と家族の中で生き続ける
トーマの心臓も似たコンセプトがあり トーマは死を持ってユーリの中に生き続ける
時々、この“人は二度死ぬ”という言葉に出会う
ネットで検索すると 永六輔氏の言葉との事
それ以上はわからなかった
仏教では、生まれ変わるという方向性だからこういう教義はないらしい
多くの人が似たような経験をしていて それを言葉にしたのが永六輔さんなのかな
さて、私も尤利さん読みます -
みんみんさんの沼落ちシリーズ、お勧め作家さんの榎田さんです♪
遠方の図書館にあったので取り寄せしてみましたが今回は表紙が爽やかで助かりました。
あらすじを読んで少し予想はしていたのですが、最後が思った以上に切ない…。
どうやらもうお付き合いしているらしい知的クール少年の満と、スポーツマンの爽やか少年、浩一。
雪の中を2人で登校している所から始まります。
浩一はいつも車などが来たら危ないので、満の左側を歩くようにしていました。(見習わないと!庇う相手もいないけど!)
凄く仲良しでホッコリしていた私に冒頭から衝撃が走ります。
まさかのトラックが突っ込んで来た!!!
あらすじでこの辺までは提示されているのでここにも書きますが、犠牲になったのは浩一。頭を強打するし足は変な方向に曲がっているし、絶望的…
トラックの運転手さんも慌てて救急車を呼ぼうとしますが、なんと何事も無かったかのようにひょっこり起き上がる浩一。
ここから、死体の筈の浩一と満のそれはもう大変な生活の始まりです。
委員長を巻き込んでクラスメイトに死体だと悟られないように画策する満。
当の浩一がかなりのほほんとしているのもあって、最初の衝撃から暫くはコメディーっぽくなって来ていたのですが、満の母が亡くなった時の話や、どう足掻いても死体からは戻れない浩一の行く末など所々に切ないエピソードが入って来ます。
学校でとある事件が起こりそれを浩一が防ぐのですが、それがきっかけで浩一の放った言葉が特に悲しい。
「同着一位じゃダメですか」
忘れられない相手が居ても、その人と同じ位好きな人が出来ても良いのではないか。
一見前向きな言葉に聞こえますが、現状死体である浩一の事を好きな満にとっては不安で仕方ない台詞だと思います。
そんな2人が何故お互いを好きになって恋人になったのか、途中で過去の話が出てきて徐々に分かっていきます。
なんつうピュアピュアなんでしょう…。あー甘酸っぱい、甘酸っぱいわー!!
キャンプ場のシーンなんて青春が爆発しまくってこっちまで雨の中を駆け出したくなる衝動に駆られました。(ずぶ濡れで後悔する事間違い無し)
何作かみんみんさんのお勧めBLを拝読して来まして、どれも純愛ではあったのですが(木原さんは違ったアプローチの純愛でしたけど)本作はとにかくポカリスエットのCMに明治安田生命のCMを足して割ったような、切な爽やか純愛ストーリー。
若干のファンタジー風味を添えて。
浩一と満の家庭環境が全く違うので2人の性格も全然違うのですが、それが互いを助けているのもポカリスエットに磨きをかけています。
なのですが、腐りはせずともやっぱり浩一は既に死んでしまっている身…。
だんだんと残された時間が少なくなって行く事を否が応でも満は思い知らされてしまいます。
やばい、小田和正が流れてきた…どうにかここで奇跡が起こらないか。もう超展開で良いから!
と願っていたのですが、ドラマ化もされている程の人気らしい本作にはそんなご都合展開は待っておりませんでした…。
何故、浩一が死体となってもこの世で普通に暮らせていたのか。満が子供の頃に体験した不思議な体験は何だったのか。それら全ての理由が分かり繋がった時、静かな感動と切なさが押し寄せて来ます。
言葉に出来ない…。
気付いていなかったのですが、書き下ろしが掲載された再販版だったようで、最後の後日談は元々無かったそうです。
これがまた透明感が凄くて、満の一言に「マジか…」と溜息が出ました。でも1人ぼっちだった満が仲間に囲まれているのを見ると、浩一のお陰だなと温かい気持ちにもなったり、やっぱり言葉にできない…(小田和正さん多用)
榎田さんも初読みの作家さんですが、場面転換が非常に上手く、文体も読みやすいので一気に読み終えてしまいました。
キャラクターも皆とても魅力的で、特に満達のクラスメイトで巫女でもある鏡屋の冷静に2人を見守っている感じがとても良かった!
次の榎田さんは『妖琦庵夜話』の予定なので、そちらも楽しみです♪
後はみんみんさんのオススメ作家さんで読んでいないのは凪良ゆうさんなのですが、先日本屋で『星を編む』の横に「凪良ゆう作品リスト」なる、チェック方式のチラシが置かれていて持って帰ったのですが、BL作品も全て網羅されておりました。
まだ『汝星の如く』しか読んだ事がないので、こちらも非常に楽しみです。-
2024/06/01
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2024/06/01
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2024/06/01
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先に刊行されている2002年版と2010年版も併せて読んでみた。大筋の流れは同じだが、添う話が同じようでいて全く異なるので見える情景が少し違ってくる。綴られる言葉も変わっていることで同じ場面でも違った印象を受ける。綴られる“言葉”で違った情景や感覚を味わうことができ、改めて“言葉”選びの面白さ、大切さも味わった。
「失うことがこんなに辛い存在に出会えて、愛されて、それは悲しみのためじゃないはずだ」
この一節も先の刊と言葉尻が少し違う。私はこちらの方がしっくりくるが、あらためてこの一節を噛み締めるときに、これほどまでの存在の人に出会えたら、失うことはもちろん辛いけれども最高だろうなぁと思いました。すでに出会っていても気づいていないってこともあるかもしれないが…。 -
とてもシュールでコミカル?に始まるが…
ゾンビで過ごす2人の時間が優しく切なくて
やっぱり最後は消えて終わるしかないが…
美しいラスト、加筆された部分で切なさ倍増で
300ページに満たない作品だけど愛がギュっと詰まってます(u_u)
2002年の作品ですが、ホント色々なジャンルを書かれていて、大好きな作家さんです\(//∇//)\
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2023/09/18
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2023/09/18
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2023/09/18
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BLって言う言葉がウザすぎるほど泣ける
男女の恋愛と変わらず同性愛が描かれることのなかったBLに一石を投じる今作はまだ読んでない人ほど読んで欲しい。できれば2回読むことをおすすめします。
長いようでほんとあっという間な作品でした。『永遠の昨日』という秀逸なタイトルには、長く続かない永遠なんてないと否定するのではなく、過去にあったことは日々我々が生きていく上でなくならないものなんだよと教えてくれるそんな刹那の日々が込められているのかなと感じます。 昨日って言葉も素敵ですよね、昨日の今日、昨日の敵は今日の友、昨日のつづれ今日の錦、昨日の花は今日の夢などいろんな言葉があってそれらの意味が少なからず今作の鍵を握ってる言葉にもなってと考えます。
昨日は人の身今日は我が身と思って読んでみてください。 -
死別BLです。
『死神』シリーズに通じる、著者の「死」への考え方が色濃く出ていて、ファンには面白い作品ではないかな。
愛する人との突然の別れが訪れたら…という普遍のテーマを、高校生BLで味付けした傑作です。
R18は終盤に一箇所だけだけど、泣きました。切なくて。 -
後半畳み掛けてくる真実と現実に涙が止まりませんでした。
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ラストの加筆部分が、時がたっても変わらない二人の思いが切ない
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読後のこの気持ちをどう表現したらいいのかわからない…。なんかこう、なんの迷いも汚れもない真っ直ぐな真っ白なピュアなふたりのアディショナルタイムに、ため息しか出てこない…!まさしく白。
ただただふたりのまっすぐな気持ちが眩しい。雪が眩しくて眩しくて、でも綺麗で見ていたくて。ラストがとても好き。 -
少年から青年へ変化していく過渡期の二人を襲った非日常から膨らんでいく、恋と友情とかけがえのない時間の物語です。
主人公は男子高校生の満。高校で出会った同級生の浩一とは正反対の性格だが、いつしか友情とは違う特別な気持ちを抱くように。まだ未成熟な二人の関係は、これから時間をかけて育っていくはずだった。昨日と同じ今日が、今までと同じ明日が来るはずだった。けれど、それはある雪の日に大きな音を立てて崩れていく。満と浩一は二人並んでいたはずだった。スリップしたトラック、弾き飛ばされた浩一。首も身体もあちこちがひしゃげて――それなのに浩一は立ち上がった。明らかに死んでいる身体に、いつもの屈託のない笑みを乗せて。満はなんとか死んだまま生きている浩一と共に過ごせるように行動していくが、いつの間にかクラスメイトの記憶から浩一の存在が少しずつ忘れられていっていることに気付いて。
不思議なお話でした。恋愛小説でもあり、友情小説でもあり、少しオカルト風味でもある、切なく苦しい恋の物語でした。
生きているというのはどういうことを言うのか、肉体が死んでいるのに魂が残って身体を動かしているのなら、それは死んでいるとは言わないのではないか。そんなことを思っても、自然の法則を無視して死者がずっと存在し続けることなどできなくて。少しずつ、自分がそこにいるのに自分のことを忘れていく友人たちを見ていた浩一は、これから行く道を思って強く孤独感を感じていたのだろうと思うと切ないです。そして、そんな浩一を傍で見ていた満も、とても切ない。BL小説、という一言ではなかなか言い表せない、胸が痛くなるようなお話でした。
委員長がとてもいい人で、かなりの癒し枠でした。
自分の大切な人は、漠然と明日もそこにいてくれる気がするし、昨日と同じ明日がやってくるような気がしているのだけれど、それは全然当たり前なことではなくて、ある日突然壊れてしまうこともある。その一瞬に起きた奇跡のような時間。誰も彼もが忘れてしまっても、自分だけは忘れない、そう思える大切な時間を描いた物語です。
複数シリーズを書かれている作者様なので、また機会があれば読んでみたいです。 -
高校生の親友で両想い。
事故に遭って脈も鼓動もないのに生きて存在している攻め(明るい大型犬タイプ)と、この世に繋ぎ止めるために周りに働きかけながら今まで通りに接する受け(クーデレな美人タイプ)。しかし、だんだん周りが攻めの存在を忘れていく。
つらい設定だけど中盤までは明るくて爽やかさや高校生らしい青春を感じられる話でした。性描写は初々ししくて甘酸っぱいのに切なすぎて胸が詰まる…!読後感はそれほど悪くないけど彼ららしい結末だと思えた -
悲しい
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2002年と2010年にノベルスで出た作品の角川文庫になるにあたって大幅改稿した作品の再読。2002年版を読んで以来だったので、だいぶ内容も忘れていて、どこが改稿されていたのかも分からなかったけど、やはり最後は泣いた。そして、今回追加された20年後のエピローグが良かった。
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わかっていたのにべしょべしょに泣いてしまった
作家、動く死者が死生観なのか……(死神シリーズに思いを馳せて) -
【ページ数】 268頁
【読み応え】 ◎
【ストーリー】 ◎
ドラマで号泣。原作読んでまた号泣。
何度読んでも泣ける。
「生きている死体」という一見ホラーな要素を持ち合わせた二人の恋愛ストーリー なんていう全く新しいBL作品。
「死」という自然の摂理がどんどんと二人を苦しめていく。
これはBLだからとかいうエモさや尊さじゃない!
もうたくさんの人に読んでほしい!
300頁もない短い作品なのですぐ読めます。
記憶を消してまた読みたいですね。
消さなくても泣くけど。
著者プロフィール
榎田尤利の作品
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感想 :

あと一点でのサーブミスが、、、
ほんと、惜しかったですね。
ほんと、いい試合でした。
あと一点でのサーブミスが、、、
ほんと、惜しかったですね。
ほんと、いい試合でした。
´д` ; やっぱり勝って欲しかったですねえ
私、5セット目は見れなかったです
´д` ; やっぱり勝って欲しかったですねえ
私、5セット目は見れなかったです
残念…(;´д`)
残念…(;´д`)