- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041119716
作品紹介・あらすじ
大学を休学中の青音(あおと)は、第二の故郷旭川で自分の居場所を見つけた。
バイト先は、人生の最後をコーディネートする葬儀社、ミュゲ社だ。
ある日、同僚の勇気と朱鞠内湖湖畔でキャンプをしていた青音は、
放置車両に遺体を見つける。
遺体は失踪した悪役プロレスラーだった。
車には指輪が遺されていたが、彼の妻の指には合わず……。
ほか、遺された愛犬、学者の父の秘密の遺産など、
想いに泣けて謎に震える、遺品整理ライトミステリ!
感想・レビュー・書評
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また櫻子さん読みたくなる。
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「ヒトリシズカ」
残っていた指輪は誰の。
記憶を失いさまよい続けた日々は自分で思っているよりも長く、周囲は変わっていたから戻らなかったのかもな。
自殺していないという事実が届いていたら、あの場で最期を迎えることはなかったかも。
「忠犬は泣かなかった」
待ち続けていた場所は。
実際に全てを理解しているかと問われれば答えに困るが、もう帰ることがないという事は本能で分かるのかもな。
提案しなければ梃子でも動かず、業者に無理矢理など最悪な状況になっていただろうな。
「海より来たりて」
決められた期間の間に。
頭の回転が早い人が知り合いに居なければ、分かる限り詳しく話をしても辿り着けなかった答えだっただろうな。
物騒な一報を聞いて何故直ぐに所在の確認をしたのか、過去に彼は何をしでかしたのか。 -
櫻子さんの世界とつながっているのかな.
著者プロフィール
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