涙雨の季節に蒐集家は、 夏に遺した手紙 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 107
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041119716

作品紹介・あらすじ

大学を休学中の青音(あおと)は、第二の故郷旭川で自分の居場所を見つけた。
バイト先は、人生の最後をコーディネートする葬儀社、ミュゲ社だ。
ある日、同僚の勇気と朱鞠内湖湖畔でキャンプをしていた青音は、
放置車両に遺体を見つける。
遺体は失踪した悪役プロレスラーだった。
車には指輪が遺されていたが、彼の妻の指には合わず……。
ほか、遺された愛犬、学者の父の秘密の遺産など、
想いに泣けて謎に震える、遺品整理ライトミステリ!

感想・レビュー・書評

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  • 「ヒトリシズカ」
    残っていた指輪は誰の。
    記憶を失いさまよい続けた日々は自分で思っているよりも長く、周囲は変わっていたから戻らなかったのかもな。
    自殺していないという事実が届いていたら、あの場で最期を迎えることはなかったかも。

    「忠犬は泣かなかった」
    待ち続けていた場所は。
    実際に全てを理解しているかと問われれば答えに困るが、もう帰ることがないという事は本能で分かるのかもな。
    提案しなければ梃子でも動かず、業者に無理矢理など最悪な状況になっていただろうな。

    「海より来たりて」
    決められた期間の間に。
    頭の回転が早い人が知り合いに居なければ、分かる限り詳しく話をしても辿り着けなかった答えだっただろうな。
    物騒な一報を聞いて何故直ぐに所在の確認をしたのか、過去に彼は何をしでかしたのか。

  • 私の大好物ワンコ登場で
    テンションMAX。
    今回もいい話。
    最初の死体発見のドキドキした〜!

  • 2022年読了1冊目。遺品整理士の立場から、遺品に込められた家族への思いを解き明かすミステリ第2弾。サイズの合わない指輪、逃げた愛犬、父が遺した暗号めいたメッセージ。どれも人情味溢れるエピソードです。紫苑がかつて出会った美しい女性というのが何者なのか気になるな。もしかして櫻子さんなのでは…?それにしても、全体を通して感受性の高い青音につられてしまうので、読み進めるのに結構カロリーを使いました。なので今回登場した青音の昔なじみをレギュラーに加えて少しライトな展開があると嬉しいな、と勝手に思っています。

  •  大学を休学して第二の故郷である旭川で葬儀屋のバイトをする青音。同僚の勇気と湖畔でキャンプをしていたが、放置車両の中に遺体を発見した。その遺体は悪役プロレスラーの雄大で、雄大は突然姿を消して行方不明だった…

     最初、遺品の指輪が出てきて奥さんの指には嵌まらないと判った時、不快な気持ちがありましたが、徐々に理由が解明されていった時には切なくなりました。本当の指輪の送り主に渡せて良かったです。

     幼馴染の菊香との再会も、青音にとっては当初不快な再会だったけれど、ちゃんと話して和解した時、ようやくホッとできる相手が出来て親目線でじんわりしちゃいました。

     そして、不穏な動きをする紫苑。まだ紫苑に対しては何かある様ですね。

  • 櫻子さんの世界とつながっているのかな.

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著者プロフィール

北海道札幌市出身。2012年まで旭川市在住。小説投稿サイトE★エブリスタにて作品を発表し、高い筆力で人気となる。同年、「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」にて、E★エブリスタ 電子書籍大賞ミステリー部門(角川書店)優秀賞受賞(Eleanor.S名義)。他に、怪盗ロワイヤル小説大賞 優秀賞、E★エブリスタ×『カルテット』小説コンテスト 大賞を受賞。著作に「昨日の僕が僕を殺す」シリーズ、「涙雨の季節に蒐集家は、」シリーズ(共に角川文庫)などがある。

「2022年 『後宮の毒華』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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