まざあ・ぐうす (角川文庫 緑 120-4)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041120040

感想・レビュー・書評

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  • [ナンセンス、なぞなぞ、レジスタンス、諷刺など。英語圏で大切にはぐくまれてきた伝承童謡、まざあ・ぐうす。言葉の魔術師白秋が、愛をこめて子供たちのために訳出した幻の名著。]

  • マザーグースの翻訳では、これが一番好きです。
    あたたかみとシュールさの同居具合がピッタリ。

  • 日本で本格的な『マザーグース』の翻訳は、誰もが知っている(・・・かな)北原白秋だったのね。
    ほほぉぉ~。
    以前に読んだ熊井明子さんのエッセイ集に出てきた白秋の『まざぁ・ぐうす』の詩。読んでみたいなぁと思っていたら、なんと古本売り場で偶然見つけてしまった。
    おぉぉっ!
    表紙の鈴木康司さんのイラストが摩訶不思議な感じを醸しだしていて『まざぁ・ぐうす』のおもしろおかしいワクワク感とちょっぴりの残酷さ狂気さを表しているよう。表紙買いしてしまう魅力に溢れているのだ。もちろん本文にもさし絵もたくさん挿入されていて、とっても楽しい。
    『まざぁ・ぐうす』には残酷な詩も多い。
    子どもが悪さをしたり危ない場所に行かないための戒めのためともいわれているらしい。でも、子どもってけっこう怖い話や残酷なモノが好きだったりするので、そんな歌もげらげら笑いながらおもしろおかしく流行ったのかもしれないな・・・なんて思う。
    白秋の訳は、大正時代なので言い回しが古いのだけれど全然気にならない。
    力強くて明るくて今読んでも斬新だ。

  • 北原白秋翻訳の「まざあ・ぐうす」。イントロの白秋の文章がよい。やさしいまざあ・ぐうすの響きは、子どもの読み物としても、大人のリラックスにもちょうどよい。

  • これがうわさのマザーグースか。よんでみよ。

  • ちょっと昔の言葉遣いが逆につぼにはまりました。。でも分かりやすいですよ。
    ちょっとダークなんだけどおもしろく読ませていただきました〜
    (^^)

  • マザーグース好きとしては押さえとかないと

  • 白秋節がいちばん

  • 北原白秋、訳。言葉は少し古いが、とても選ばれて訳されてある感じが良いです。でも、ヨーロッパ文化がよく理解できず・・・。テンポはよいが、言葉は痛い。

  • ちゃんと英語も載ってるのが、マザーグースの本として親切。でも流石に白秋の時代の言葉では、訳としては古めかしいと言わざるをえない。現代版というと和田誠訳かなぁ。

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著者プロフィール

1885年(明治18年)、九州・柳川生まれ。童謡を含む幅広い作品で、日本の近代文学に偉大な足跡を残した詩聖。処女詩集『邪宗門』でエキゾチック感覚の象徴詩人として知られる。

「2020年 『美の魔睡 邪宗門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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