まほり 上 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 261
感想 : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041120491

作品紹介・あらすじ

大学院で社会学研究科を目指して研究を続けている大学四年生の勝山裕。卒研グループの飲み会に誘われた彼は、その際に出た都市伝説に興味をひかれる。上州の村では、二重丸が書かれた紙がいたるところに貼られているというのだ。この蛇の目紋は何を意味するのか? ちょうどその村と出身地が近かった裕は、夏休みの帰郷のついでに調査を始めた。偶然、図書館で司書のバイトをしていた昔なじみの飯山香織と出会い、ともにフィールドワークを始めるが、調査の過程で出会った少年から不穏な噂を聞く。その村では少女が監禁されているというのだ! 謎が謎を呼ぶ。その解明の鍵は古文書に……?下巻へ続く。

感想・レビュー・書評

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  • 『図書館の魔女』シリーズの高田大介氏による民俗学ミステリー…もう絶対おもしろいじゃん。
    表紙のおどろおどろしさに若干びびりつつ、でもそれを上回る期待に胸をふくらませながら読み始めました。

    原生林の渓流で、都会育ちの少年が、鮮やかな赤い着物を纏った少女を覗き見する第一章。
    都市伝説を集める大学生たちの飲み会で、不気味な二重丸の紋にまつわる3つの説話が披露される第二章。
    もうここまででがっつり物語の世界に絡めとられてしまいました。

    その都市伝説を調べるために地元に戻った裕の調査のプロセスがたまらなく面白いのです。
    彼の同級生で、現在は図書館司書として働く香織の力を借りながら、二重丸の紋に関連する場所を訪れ、石碑や資料を読み込み、由来に迫っていくのです。
    どんどん濃くなる不穏な気配に背中を押されるように、一気に下巻へ。

  • 面白いのだが、白文や言葉が難しい。さらに資料や研究に対する心構えも難しい。
    内容は、大学生の主人公が自分のルーツと怪談とのつながりを調べていくうちに寒村の神社と歴史にたどり着く。
    ややホラーめいた民俗学ミステリー。

  • うーん、言葉のひとつひとつが小難しくて読みにくい。
    面白いんだけど、なんせ言葉が難しいので頭に入ってこない・・。
    あと方言が気になる・・・
    下巻に期待!

  • 自分のブログでも取り上げたくらい面白かった

  • 上巻やっと読了。
    専門的な知識や語彙が多く、自分の頭では理解に時間がかかってしまった。
    文章は個人的には取っ付きにくかったが、ストーリーの流れはなかなか面白い。

    沢で出会った不思議な少女、街中に張られた二重丸が書かれた札、主人公の出自……下巻ではどんな風に収束していくのか楽しみ。

  • 民俗学や社会学的な研究者が史料をどう考えるか、どのようにレファレンスを利用するか。
    そんな手法や史料との向き合い方を学べた。
    言葉が独特でリズムを掴むのにちょっと戸惑って、読み進めにくかった。

  • 民俗学や地域の土着の文化・風俗などを基盤に,青春小説の要素も交えつつ展開する。話の導入には都市伝説を用いて,青春小説の要素も交えて読みやすくなるよう配慮もされている。
    母親の出生の秘密や「まほり」の語源は読み進めるうちに推測できるが,それでも読み手を引き付けのは,日本人なら誰もが持つ郷愁や自然災害への畏怖・畏敬の念からであろうか。
    都市伝説やオカルト好きなどにもチャレンジして欲しい一冊。

  • まだ導入部分

  • レビューは下巻で。

  • 論文体でみっちりと書かれた書面に,中々潜って行きづらいのだが,まさに細工は流々の上巻.柳田国男的民俗学のごとき世界観と登場人物達の背景の構築に,下巻への期待が沸々と湧き出でる.前作図書館の魔女シリーズもそうだったが,爆発するような面白さを提供する筆致ではないのだが,ジンワリと染みて来る中毒性こそが醍醐味.

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著者プロフィール

2013年『図書館の魔女』(第一巻~第四巻)でデビュー。デビュー作が和製ファンタジーの傑作として話題となり、「図書館の魔女シリーズ」は累計32万部を記録。著書に『図書館の魔女 鳥の伝言』(上下)がある。『まほり』は著者初の民俗学ミステリ。

「2022年 『まほり 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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