煉獄の使徒 上 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 74
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (800ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041120590

作品紹介・あらすじ

〈真言の法〉のカリスマ教祖と侍従長。組織に罪を背負わされ失脚した警部補。暗躍する権力者――。欲望と狂気に憑かれた男たちの思惑が業火の中で絡み合う。著者畢竟の大作にして圧巻の群像サスペンス。

感想・レビュー・書評

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  • 長すぎるし、中弛みしてしまい400ページ程で挫折。
    面白いし宗教が絡んでるからみんなイカレてて興味深いけど、続きを読みたいと段々思えなくなってきた。淡々と進む感じ。

  • オウム真理教の一連の事件を下敷きにしたノワール小説。リアルタイムでオウムの事件を見ていたから、どうしても“事実は小説より奇なり”だよなぁと思いながら読み進めました。ただ、カルト宗教内部と、警察内部がある種の相似形を描きはじめ、カルトの資金を元に警察でのしあがろうとする児玉と、カルトにいて“尊師”をうまく担いで大金を得ようとする幸田の一卵性双生児的関係が浮き彫りになるところから面白くなってきた。下巻に続く。

  • オウム真理教事件を題材にしたノワール長編。実際の事件とリンクしていてページをめくる手が止まらない。下巻に続く。

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著者プロフィール

1965年北海道生まれ。横浜市立大学卒業。出版社勤務を経てフリーライターになる。96年『不夜城』で小説家としてデビュー。翌年に同作品で第18回吉川英治文学新人賞、98年に『鎮魂歌(レクイエム)不夜城2』で第51回日本推理作家協会賞、99年に『漂流街』で第1回大藪春彦賞を受賞。2020年、『少年と犬』で第163回直木賞受賞した。著者多数。

「2022年 『煉獄の使徒 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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