ホーンテッド・キャンパス だんだんおうちが遠くなる (角川ホラー文庫)
- KADOKAWA (2021年12月21日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041120644
作品紹介・あらすじ
今年も残すところあと数日。世間は完全に正月ムードの中、雪越大学三年生の八神森司は、アパートの自室でとぐろを巻き、孤独な年越しを決めていた。例のクリスマスイブから数日たち、その騒動でなくしてしまったネクタイをこよみと買いに行く約束をしていたのだが、大雪の心配があった。こんな日は家にずっといたい――と思っていたその時、雪大オカ研のメンバーから召集のLINEが入った。今回の依頼主は、かつてタレント占い師として名をはせていた如月妃映こと蒔苗紀枝だった。その奇怪な相談内容は、「自宅でいつも、自分が死んでいる――」というものだった。大雪の降る中、オカ研メンバーの推理が冴えるシリーズ19弾。
感想・レビュー・書評
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前作のインパクトから変わって今回はテンポ良く読めるお話でした。メインイベントの八神とこよみちゃんとの絡みは全員が拳を握って「!!!」ってなると思います。そこも含めて今回も最高に楽しめました。
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19弾!
今回は血縁が怪奇現象の引き金に
四谷怪談の章、作り込まれ方が凄いと思ったけど、参考文献の量で納得
そして相変わらず進展しない、
こよみと森司可愛いw -
シリーズ第19弾。
3話からなる短編集。
不満をいいつつもとうとう最新刊。
ホラーというよりは生きている人間の悪質な部分をテーマにしている部分が強く感じる。
数日やったアルバイトのお金を少しずつ崩しつつデートをするような森司。
まともに働いたこともない森司がいっちょまえに将来の家庭像を部員の前で語ったりしちゃったりしちゃって・・・・オイ!
全力で生活費を稼いでいる鈴木や泉水の前でよく恥ずかしげもなく言えたもんだ。
小説とはいえ森司が19巻になってもいまだこんな感じな部分が不快な為イマイチ★を高く評価できずにおります。 -
いつもどおり…といえばいつもどおり。前から思っていたが藍さんとか、OGそんな出張りますかね?
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こわ!森司がんばれ!!早くくっつけ!!まだくっつくな!!!読んでる時いつもこれ
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第19弾。だけれど二人の仲の進展は……うーん、ま、こんなもんでしょか。全くの進歩がないわけではないけれど。その他オカ研メンバーの気持ちはよーく分かるぞ。
ホラーの部分は今回も怖いです。ほんわかムードに騙されずやっぱりどこまでも怖い。しかし実は一番怖いのって幽霊……よりも生きている人間……よりも……雪っ!? これは雪国の人なら共感できるのでしょうか。閉じ込められるって驚愕すぎます。全然ロマンチックじゃないんだ。
というのはさておき。「四谷怪談異考」が凄いです。ざっくりとしか知らなかった「四谷怪談」も分かりますし。それになぞらえた現実の事件の謎解き、そしてラストの一番恐ろしく惨たらしい真相の解明まで、ぞくぞくが止まりませんでした。鼠と櫛の謎が怖すぎた……。
著者プロフィール
櫛木理宇の作品





