異世界に救世主として喚ばれましたが、アラサーには無理なので、ひっそりブックカフェ始めました。 (3) (角川ビーンズ文庫)
- KADOKAWA (2021年12月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041121474
作品紹介・あらすじ
イルとの結婚式を控え、神様に貰ったブックカフェでの生活もどこか甘い雰囲気でそわそわするツキナ。
そんな時、隣国・ハガルで救世主を狙う不審な動きが!
そこには初めてできた友達・ブランが関係しているようで?
「神様――願い事、一つ使いたいんだけど」愛しい人達の暮らす、私のもう一つの故郷を守るため。
絶対に救世主とバレたくないツキナに決断の時が迫る!
堅実&安定がモットーの異世界ライフ、感動の完結巻!
感想・レビュー・書評
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実は異世界ものが得意ではなかったんだけど、
この作品はとても好きで結局コミックも小説も読了。
ツキナとイルの人柄、関係性に憧れる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
少しずつ広まって入るけれど、やっぱり自分が救世主であることを大っぴらにはしていないツキナ。自分がやりたいと思うことしかしない。と言い切っているツキナだけど、大切な人が増えるにつれ、その「やりたいこと」が周りの人たちのためのことばかりになっていくのが楽しい。救世主らしくはなれない。と言っているツキナがまさしく救世主としての役割を果たしているのが伝わってくるから。イルとの結婚式を控えたツキナだけど、中々平和は訪れないのがもどかしい。読書好きな2人が、なんの心配もなく穏やかに暮らしていけるといいな。と思った。2人の役割上、中々難しいのかもしれないけれど。
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シリーズ三作目
救世主という事を身近な人以外には隠し通しつつ世界に貢献して、婚約者と結婚式を挙げるまで
救世主の役割も判明 -
救世主であることを隠してブックカフェで引きこもり生活を楽しんでいる転生者ツキナ。国の騎士団長である恋人イルとの穏やかな同棲生活から結婚式まで、そして最後の特別編には2人の子どもも登場する完結巻。
隣国・ハガルの不審な動きがある中でツキナは、友人・ブランと親しくなったり、新しい魔法をつくったり、神様への願い事を1つ使ったりする。
転生した当初よりも大切に思う対象が増えて、考えが変わったこともあるツキナだけど、「自分が大切に思うものを大切にする」ことには妥協せず、国的にはひっそりと、そしてすごくハッピーエンドにおさまったんじゃないかな。すごく穏やかな読後感でよかった。 -
物語が、綺麗にまとまってる!伏線も回収してあるし、見事。特に、関わり合いになっていく人数は少ないのに、世界が動いて行く様子がわかるのがいい。
私は好きな話でした。 -
話は好きなのにやっぱり最後までツキナの事好きになれなかったなぁ
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大団円! 国もイルも守ったツキナ。現世で得られなかった幸せになれて嬉しい。