船玉さま 怪談を書く怪談 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.24
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本棚登録 : 110
感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041121658

作品紹介・あらすじ

海が怖い。海は死に近いからーー。山では、「この先に行ったら、私は死ぬ」というような直感で足がすくんだこともある。海は、実際恐ろしい目にあったことがないのだけれど、怖い。ある日、友人が海に纏わる怖い話を始めた。話を聞いているうちに、生臭い匂いが立ちこめ……。(「船玉さま」より)
海沿いの温泉ホテル、聖者が魔に取り込まれる様、漁師の習わしの理由、そして生霊……視える&祓える著者でも逃げ切れなかった恐怖が満載。
「"これ本当に実体験! ?"と驚くことばかり。ぞくぞくします。」 高松亮二さんも絶賛の声! (書泉グランデ)
文庫化にあたり、メディアファクトリーから刊行された『怪談を書く怪談』を『船玉さま 怪談を書く怪談』に改題し、書下ろし「魄」を収録。解説:朝宮運河

感想・レビュー・書評

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  • 加門さんの怪談は本当に怖いですね。

    実話なので余計にそう感じるのかもしれませんけど(◎_◎;)

    ですが、やはり語り口が面白くてついつい読んでしまう。

    怖いけど、面白かったです。

  • この作者さんのホラーは初めてだったので気づかなかったが、ホラー小説というより実話怪談って感じであんまり怖くなく、個人的には好みではなかった。
    ある意味リアルな反応、対応ではあるし、実際に体験したら絶対怖いとは思うけど、読み物としては全然怖くなくて残念。

  • 恐怖というよりノスタルジーを感じる話が多い。

  • 再読感満載だったので「?」となり、巻末見ると『怪談を書く怪談』の文庫化と判明。
    びっくりしました。
    久々だった為、そのまま読み進めました。
    普通に楽しんで読めました。
    「通常ではない精神をもつからこそ、神に近く、魔にも近い。遠退いた者ならば尚更の事」聖者の眼差しは何を映したのだろうか。

  • ある怪談を書こうとすると、何かしらの異変が起こることがある。それは些細であるが、実害があってどこか不気味なものだ。そんなことは今まで多く体験してきたが、どうしたって、なれっこない。やっぱりどうにも恐ろしいのだ。

    ***

    怪談界隈では有名な加門七海さんの単著。アンソロジー形式の本で一話二話は読んだことがあるのだが、加門七海さんのが書き上げた一冊を読むのは初めて。表紙を飾るなんとも不気味な女性のイラストにひかれて購入。 帯にある、容赦なく恐ろしい実体験!
    と書いてあるが、腹の底にぐぅっとくるような怖い話はなく、怖いがそれよりも不思議な雰囲気をまとった話で構成されていた。

    収集した実話怪談を多少校正して収録している怪談集とはちょっと違う様子。いつも端的に書かれている文章に慣れているせいか、少し詩的な文章でなかなか入り込めなかった。加えて日本の文化的な蘊蓄話が多く、着物の知識や髪結いの知識がさっぱりである残念な私では脳裏に幽霊の像が鮮やかに結べなかった。(調べてもあんまりぴんと来なかった私の脳みそが残念過ぎる)
    単純に怖い話が読みたい!というときは不向きだが、独特な、まるで怪異など特別なことでなく、日常で起った有様である、という雰囲気は好ましい。

    私の知識がないせいで、読んでいる内容のほとんどがちんぷんかんぷんであった所為で、各話に明確な感想を書けないことが申し訳ないが、考えれば考えるほど陳腐な言葉しか出てこずこの作品の面白さを伝えきれないので、いつものような読了ツイートは難しそう。それでもやっぱり、お気に入りの話はいくつかあったので、タイトルだけでも!

    怖かったなと思った話は「船玉さま」、「誘蛾灯」。

    「船玉さま」は得体のしれない何かが日常に入り込んでくる気味の悪さを感じる話。
    「誘蛾灯」は作中で一番怖かった。静かにであるが、着実にやってくる恐ろしい何者か達に鳥肌が立った。
    加門七海さんはこういう作風なのだろうか。いろいろな不思議な実体験を垣間見れるのは面白いが、その面白さを100%にするためには私の知識があまりに足りない。この著者の本はまだ何冊か所持しているので、次こそは100%楽しんでやる!


    あと、先ほどは記さなかったが「とある三味線弾きのこと」も味わいのある話だった。一番好きだったのはこの話だ。 なんというか物悲しい様な、切ない様な……。哀愁の漂う話であった。

  • 怪談徒然草が凄すぎて、それと比べるとそんなに怖くもなく後半になるにつれ間伸びした感じがしました。

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著者プロフィール

東京都墨田区生まれ。美術館学芸員を経て、1992年『人丸調伏令』で作家デビュー。著作に、『うわさの神仏』『うわさの人物』『猫怪々』『霊能動物館』『怪談徒然草』『お祓い日和』『鍛える聖地』『怪談を書く怪談』『『大江戸魔方陣』『お咒い日和』など多数。

「2022年 『怪談徒然草』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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