あやかし和菓子処かのこ庵 嘘つきは猫の始まりです (角川文庫)

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  • KADOKAWA (2022年1月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784041121955

作品紹介・あらすじ

見習い和菓子職人・杏崎かの子、22歳。
彼女には不思議な力があった。幼い頃から、妖や幽霊の影が見え、人の嘘が「猫語」に聞こえるのだ。
その能力のせいで親しい友人もできず、苦労しながらひっそりと生きてきた。

ある日かの子は、経営難と技量不足を理由に、勤めていた和菓子店をリストラされる。
夜道をとぼとぼ歩いていると、後ろから来たバイクに全財産が入ったバッグをひったくられてしまった……!
彼女は、そんな窮地を謎の大きな2頭の犬を使役する着物姿の美男子・御堂朔(みどう・さく)に救われる。

なぜか自分を知っているらしい朔に連れていかれたのは、東京の下町にある神社の境内に建つ和菓子処「かのこ庵」。
なんと、同じく和菓子職人だった亡き祖父が、朔に一億円の借金をして構えた店らしい。
そして朔は、陰陽師の血をひく人間で、この神社の鎮守だという。先ほどの大きな犬は式神だったのだ。

一億円の借用書を見せられ、「店で働けば借金をチャラにしてやる」と言われたかの子だが、なんと「かのこ庵」はあやかし専門の不思議な和菓子屋だった。
しかもお客様は、なんと猫に化けてやってきて――!?


イラスト/前田ミック

感想・レビュー・書評

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  • 見習い和菓子職人『杏崎 かの子』が着物姿の美男子『御堂 朔』(みどう さく)に窮地を救われ連れていかれた東京下町の神社の境内に建つ和菓子処『かのこ庵』
    この店は『亡き祖父』が『朔』に一億円も借金をして構えた店で「この店で働けば借金はチャラにする」とのこと………

    『かのこ庵』はあやかし専門の不思議な和菓子店
    『朔』は陰陽師の子孫
    『朔』に仕えるのは『しぐれ』(8歳の守銭奴幽霊)と黒猫の『くろまる』(元は烏天狗)
    そして『かの子』は………
    杏崎家には怪しく嘘くさい伝承がある
    嘘が猫語に聞こえる!自分自身の嘘も他人の嘘も語尾が「ニャ」に聞こえる…
    ↑なんとも うらやましい伝承ですニャ
    (嘘です…この能力は小心者のワタシには耐えられません)



    高橋由太さんの作品らしい可愛らしい設定に癒やされました
    和菓子の豆知識や実在する和菓子屋さんも出てきて和菓子好きとしては参考文献に使われた和菓子の書籍も 読んでみたい!

    守銭奴幽霊『しぐれ』の生意気な口調が かわいい…生い立ちを思うと哀しいけれど…

  • くろまる、新の過去と想い、前巻でかの子を襲ったひったくりの事情が和菓子のエピソードに絡められていて甘さもあり切なさもある物語でした。 個人的にくろまるはいつか自分を許して組紐を受け取って欲しいと思った。いい加減、おゆうの気持ちに向き合って欲しいと思った。

  • 高橋由太さん、初読。
    名前はよく見かけるけど、縁がなく読んだことのなかった作者さん。

    和菓子は、日本あんこ協会会員としては、高ポイント。
    加えて、ちょっとたよりないけど特殊な能力を持つヒロインに、幼い頃に出会った初恋の君=無表情イケメン陰陽師で、猫のあやかしで、もふもふ犬で、キュートなツンデレ女王様キャラ。
    うっ……イマドキのウケ狙い要素てんこ盛りで、ちょっと恥ずかしい。

    かの子の優れた能力が、和菓子作りにどう繋がっているのかがまだよくわからない。
    それもつまり、天才的和菓子職人だった祖父ゆずり?さらに言うと特殊能力込みでご先祖ゆずりとなると、あなた平凡ぶってないでちょっとは地味に努力しなさいよ、と、すっかりピュアでなくなった普通人はやや僻みっぽくなってしまったりした。

    いやいや、せっかくセットで貸していただいたので、しばらくお付き合いしよう。どうせなら、素直にきゃっきゃと楽しもう!

  • とても読みやすい。
    内容がとてもイメージしやすい、
    ほっこりするキャラクター達。
    続編出れば読みたいです。

  • 黒猫王子の喫茶店からこちらの和菓子屋に来たら、やっぱり猫がいたニャン!
    最初、しぐれがあんまり好きじゃなかったけど、最後は可愛くてしょうがなくなった。
    大好きな猫と和菓子。何も考えずに、ほっこり癒されたい時に読む本。

  • 妖怪、幽霊、陰陽師と人間の女の子が関わり合いながら、たくさんの和菓子に触れ合える小説。短編が何作か連なっているので、切り良く読みやすいです。

  • 突然の解雇通達。
    嘘偽りはないが誤解される話し方をするからこそ、最後まで話を聞いて貰えなかったのだろ。
    美味しいだけでなく、想い出のあるものの方が食欲をそそるのかもしれないな。

  • 先に次巻を読んでしまってたので不思議なことが多かったけれど、あぁ〜そうゆうことがっと納得することか多く今後のかのこ庵、朔とのやり取りが気にまりました

  • ☆3.5
    とある事情である祖父が残した「かのこ庵」で働く事になった見習い和菓子職人のかの子
    そこは神社の中にあり住人は鎮守の朔と黒猫と女の子の幽霊
    お客様は猫の姿でやってくるあやかし達だった

    優しくて心があったかくなりお菓子が欲しくなるお話でした

  • うううーん。なんと言うか、かのこちゃんがグラグラであんまりなぁ。

  • 店を辞めさせられた和菓子職人が行き着いた店は、あやかしが訪れる和菓子屋だった。
    猫と食べ物。軽妙な展開。この作者らしい。

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著者プロフィール

高橋由太:第8回「このミステリーがすごい!」で最終選考まで残った作品を加筆修正したデビュー作「オサキ江戸へ」が10万部を記録。以来、時代物を中心に執筆活動を行っている。亜沙美:講談社「ITAN」を中心に活躍するイラストレーター・漫画家。

「2015年 『雷獣びりびり ⑥ 大江戸あやかし犯科帳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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