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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784041122198
作品紹介・あらすじ
『理想の夫』は、イギリスの文豪オスカー・ワイルドの傑作戯曲の一つ。日本では、1954年に角川文庫より厨川圭子氏の翻訳で発表。2000年に復刊したが、その後絶版となっていた。2022年2月、宝塚星組と新国立劇場での公演が決定。初版からじつに68年、再び厨川圭子氏の監修を得て、このたびの新装復刊となった。なお、オスカー・ワイルドの四大喜劇のなかで、「理想の夫」は、日本ではじめての舞台化となる。
【あらすじ】 1895年ロンドン。将来有望な政治家ロバートと、その妻ガートルードは、だれもがうらやむ理想の夫婦。そして、ロバートの親友アーサーは、自由気ままな独身貴族で、ガードルードとも昔馴染みの間柄だった。ある日、そんな3人の前に、妖しい魅力のチェヴリー夫人が現れ、紳士淑女たちの「秘密」が露わになっていく――! オスカー・ワイルドのテンポよい展開とウィットに富んだ会話が光る、人間ドラマの傑作。
みんなの感想まとめ
人間ドラマの傑作が描くのは、19世紀末のロンドン社交界での夫婦や友人同士の複雑な関係性です。理想の夫を巡る男女の思惑や秘密が、ウィットに富んだ会話とともに展開され、予想を裏切るハラハラなストーリーが読...
感想・レビュー・書評
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予想を裏切るハラハラな展開。オスカー・ワイルドが普通のつまらない戯曲を書くわけがないんだよね(『サロメ』しか読んだことないけどさ)。ストーリーはもちろんのこと、セリフもかなりおしゃれ!
前半は、19世紀イギリスのこと、社交界のことなど、知らないからこそ理解できない表現も多く出てくるけれど、中盤からかなり面白くなってくる。
夫婦、友人同士のすれ違いや勘違いがハラハラドキドキな戯曲です。少し古めの訳もまた味があってすてきだった〜。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
脚本を読むことはめったになく、しかも、社交界での会話とあって、久しぶりに会った親戚と会話してる気分になって、へきえきした。
だけど、その退屈な会話の裏で何が起きているのかがおぼろげに見えてきたあたりから、面白くなっていく。こういう物語の仕方もありか。
本当は、途中で宝塚の「ザ・ジェントル・ライアー 」のホームページの登場人物紹介をのぞき見して、どんな人物なのかあたりをつけて、読んだのですけど・・・。 -
2022年2月の話題の作品である。
『理想の夫』が新国立劇場で上演され、『ザ・ジェントル・ライアー』としてタカラヅカで上演される。
この演目が舞台化されるのは、日本で初のことという。
この『理想の夫』月間に、これを読まない手はない。
しかし、冒頭が面白くなかった!
パーティーの席に様々な人が現れて、なんやらかんやらくっちゃべっているのだが、これがまたつまらない!
『マーモント夫人 ええ。あそこのパーティーって退屈でうんざりするわね。そうじゃないこと?
バズルドン卿夫人 ほんとうに退屈でうんざりするわ! どうして私ったらあんなお宅へ伺うのかしら。あのお宅に限ったことはないわ、いったいどうして私ったらよそのお宅なんかへ伺うのかしら』 (7頁)
その上、これだ。
『チェヴリー夫人 あら! 心理学では私ども女性を説明することはできませんわ。女性の強みはそこから出ていますのよ。男性は分析することができますけど、女性は……ただ憧れの対象になるだけですわ。』 (19頁)
こういう男女論が、私は嫌いだ。大嫌いなのだ。
面白さが見えてきたのは、ようやく40ページくらいだろうか。
ロバート・チルターン卿 高潔な人柄で知られる政治家
ガートルード 貞淑なその妻
アーサー・ゴーリング卿 ロバートの友人 伊達男
チェヴリー夫人 ウィーン社交界の花 ロンドン出身
冒頭の有象無象の中で、覚えておくべき人物は、この四人だけである。
そして、加えるならば、
ロバートの妹、メイベルと、
アーサーの父、キャヴァシャム卿
この二人だけだ。
ロバート・チルターン卿は、若い頃に一度だけ、外聞の悪いことをした。
その証拠をチェヴリー夫人は持っている。
そして、ゆすってくるのだ。
友人のアーサーに打ち明けると、尽力すると言ってくれた。
どうすればいいかは、まだ考えが浮かばないのだが。
こういった話は、めでたしめでたしに終わると決まっている。
しかし、どうやって?
私ならどうする?
さっぱり見当がつかない。
演劇特有のちぐはぐ、ドタバタがあり、よりによって今やってくる人がおり、愛あり、野心あり、名誉あり、多額の金も、宝飾品もあり――
ハラハラ、ドキドキ、冒頭とはうってかわって、充分に楽しむことができる。
さすが、オスカー・ワイルド、
たいへんに面白い作品だった。 -
すごい人間ドラマ
イギリスのカースト上位の世界 -
ウィットに富んだおしゃれな英国古典文学。おしゃれで小粋なやり取りと、入り組んだ人間関係にワクワクします!
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宝塚で舞台化されるのを期に復刊されたので勝ってみた。
まだワイルドはサロメしか読んでなかったから、こんなに軽やかに面白いコメディだとは思わなかった。
全てが丸く収まって大団円、というところで、たしかに宝塚別箱でやるのにちょうどいい登場人物数とストーリー。
男がどう、女がどうみたいな台詞は今読むと眉を顰めるようなものでつまらないんだけど、そのあたりを抜きにしたらとても面白い作品。これ読んでなかったらワイルドは辛気臭いイメージになっていたところだった。読んでよかった。 -
・「男の一生というものは、女のそれよりも価値があるものなのです」
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星組公演に向けて予習!
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