- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041122990
作品紹介・あらすじ
看護師から介護業界に転職した栗谷茜は、山奥の屋敷で、寝たきりの婦人をヘルパーとして住み込みで介護することになった。しかし、妃倭子というその婦人は、なぜか頭に黒い袋を被せられ、肌は不気味に変色し、言葉を発することも動くこともなかった。新人がゆえ、全力で職務に向き合おうとするも、茜の胸にはじわじわ疑念が広がる――これは、もう死んでいるのでは? 先が読めない、ひたすら怖いとネットを戦慄させた、禁断の介護ホラーが登場!
石田衣良氏も推薦!
「介護×ホラーのミスマッチが生み出した異次元の邪悪なデビュー作。母の愛と母の愛が命がけで壊しあう!」 石田衣良
感想・レビュー・書評
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住み込みで介護を行う代わりに、破格の報酬が貰えるという仕事に転職した主人公。
介護の対象は、肌が不気味に変色し、頭から黒い袋を被せられた、動くことも話すこともできない女性だった。
スプラッタ的なホラーというより、最初から最後までずっと不気味な雰囲気。
介護対象が不気味ならば、住み込み先の屋敷も不気味だし、一緒に働くヘルパーたちもどこか違和感ありまくり。
ミステリー要素が強い物語だったが、最後はきちんと正統派ホラーとなっており、自分のようなミステリーもホラーも好きというような人にとっては、満足できる小説だった。 -
えー、生理的に無理でした。よみがえる○○〇の記憶。
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死体としか思えないような人間を介護する仕事を経て主人公が周囲の人間や状況に疑惑を抱き、何が本当なのか分からなくなっていくところに得たいの知れない怖さを感じた。終盤の展開は臨場感があった。
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結構すき!
怖すぎず、先が気になった。
この薄気味悪さと、気持ち悪さがある感じなかなかいいし、いかにもなにかありそうな御屋敷が舞台なのがいいなと思った -
山奥の屋敷、朽ちたように見える人物の介護。興味を惹かれるあらすじではあるが、後半にかけての展開が飛躍しすぎていて置いてけぼりになった。
読みやすさはあるし、文章の組み方も上手い。だがホラーとは説明されてもよく分からない怖さの事である。例えばの話、カーテンの向こうに蠢くのが不気味な形をした木の枝でした、では恐怖は伝わらないのだ。 -
すごくリアルで、読んでいてゾクゾクしました。