闇属性の嫌われ王女は、滅びの連鎖を断ち切りたい (1) (角川ビーンズ文庫)

  • KADOKAWA (2022年3月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784041123249

作品紹介・あらすじ

忌み嫌われる闇属性の王女・エリス。姉の毒殺未遂の罪をきせられ処刑の瞬間、運命が歪み始めた16歳の誕生日前に時が戻る。
エリスと姉を陥れた犯人を捕まえて死を回避してみせる! と行動したら何故か死刑執行人であり険悪な仲の宰相補佐官・クラウィスがお目付け役に!?
一緒にいるうちに様々な真実が浮き彫りになってきて……? ――やがてエリスは決意する。
今度こそ自分に正直に、大切な人達を守るため奮闘します!

感想・レビュー・書評

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  • 一回目のエリスがイルミナと比べてだいぶ子供でどうしようも無い感じなんだけど、二回目になったらびっくりのスピードで成長していくので、頑張りを応援するしか無い。なんで二回目があったのかの謎なんかにはまったく触れられてないけど、ちゃんと国民の事まで見据えて動けるようになってくるので、良かったなと思います。
    一回殺されてたりもするので、恋愛的甘さはあまり無くて、エリスの成長を見て楽しむ内容。

  • 死に戻ってからも最初はイルミナの指摘通り王女としての自覚の低かったエリスだけど、短期間に凄まじい成長ぶり。
    危なっかしいところはあったけれども、そこはクラウィスがしっかりサポート。
    首を刎ねたのもクラウィスだったのに、イルミナの命令があったとはいえ、何故エリスを支えていたのか。
    その点も理由付けが用意されていて成程と納得。

    イリスを陥れたのは誰なのか。
    怪しい人物はいるけれども、決定打に欠けるのは何故なのか。
    エリスの闇魔法に関わる過去の話も絡んで、複雑な構成になっており、その謎解きも読んでいて楽しかった。
    そして、新たに構築された姉妹の絆も、そしてエリスとクラウィスの関係性も。
    基本はハラハラしつつ、素直になりきれない皆さんのやり取りにニヤニヤもできるお話だった。

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