- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041123294
作品紹介・あらすじ
新技術でのバイオ医薬品生産を目指すトトバイオ社はある事件を機に新技術の開発者である教授と袂を分かつ。以来、同社の経営には暗雲が……。経営と先端学術、ビジネスマンと研究者が相剋し共闘する人間ドラマ!
感想・レビュー・書評
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バイオベンチャーの雰囲気がわかる。
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2022/8/21 読了
余り聞かない創薬業界を舞台にした小説ということで、期待値はそこそこあったけど、読後感は今一つ。
思うに、カイコを使った高分子化合物も合成(加えて、衰退していた養蚕業を立て直す可能性がある)というアイデアは素晴らしかったが、エンタメとして、“連続殺虫事件”のミステリだったり、敵対的買収を扱った経済小説だったり、ラブストーリーだったりと、てんこ盛り過ぎて、話の焦点がボケた事によるのではないか? -
08月-19。3.5点。
創薬バイオベンチャーの物語。カイコを使って創薬する会社。カイコに雑菌が入り込み、大量死。犯人は社内なのか。
勧善懲悪のストーリー。単純だが結構面白かった。 -
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新薬の開発を題材にした小説。
これまでに類のない新たな着眼点で
がん細胞に効果を発揮する医薬品開発に
情熱を注ぐバイオベンチャー企業と、
それを全力で支える研究者や支援者の姿が
詳細に描かれた物語。
思わぬ事件が発生する中、諦めず立ち向かう
人々の誠実な姿が素敵でした。
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なんか無駄に長い
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新薬というと大手製薬メーカー...というイメージが強いが、世界の新薬の約6割は創薬ベンチャーからの誕生。
創薬ベンチャー業界の内情や製薬メーカー、アカデミアの関係性、そして投資機関であるベンチャーキャピタルなどを絡め、物凄く分かりやすく書かれていてサクサク読めた。
又、PMDA(医薬品医療機器総合機構)や、製薬モダリティ(医薬品の物理的分類)などについても物凄くわかりやすかった。
蚕でつくる創薬の未来。
新薬誕生までにはまだまだ莫大な時間と資金がかかり、数々の困難があるかもしれないが、難病患者さんの為、なんとか踏ん張って欲しいな...と願いながら読んだ。 -
97新薬というか創薬というか、たった一人の難病を治す薬が作れないことはわかる。生命がコストと比較されることへのもどかしさも分かる。ただ過去に大きな誤りをした役所の怠慢で迅速な対応が出来ないのはなぜ?本書を読んで考える。
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図書館本