- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041123300
作品紹介・あらすじ
マダガスカル沖でエンジントラブルをきっかけに始まった、日本人観光客10人を乗せた観光ボートの漂流。はじめは誰もが事態を楽観視していた……しかし。やがて食料は尽き、飲み水はなくなり、10人はパニック寸前の極限状態を迎える。「何もしなければ、ただ死んでしまう。絶対に生きて日本に帰るんだ!」無気力な学生だった乗客の一人である継人は、決死のサバイバルを開始する! 日本ホラー小説大賞受賞作家の新境地。幾多の試練と苦難を乗り越えて、彼らは生還できるのか――!?
感想・レビュー・書評
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怖くて恐ろしくて、何ページか飛ばして読んだ…
船が座礁して流されて遭難してって話ではあったけど読むのが辛かった。
親友だと思ってた幼馴染は、他人から見ると自分に対してマウントを取る嫌なやつだった。
これを知ってしまったのもショックだ。
こんなことが起きませんよーにと思ってしまう本。
船には怖くて乗れない…
海外も行けない…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
パニックサバイバル系でこの暑い季節にぴったりの本!と思って図書館で貸し出しました。映画を観終わった気分。
(装画:サイトウユウスケ)
目次
1.漂流
2.幽霊船
3.無人島
4.再漂流
同じ船に赤の他人が10人も乗って遭難したら、醜い人間の部分が出るわ出るわで、人間が一番怖いなと思わせる場面も自然界の凄さや生き物の恐ろしさに圧倒される場面もあって精神力が削られました。ほとんど絶望しかなかった(笑)
幽霊船の章では、ゾワっとする場面もあって面白かった!
自分自身も遭難した気持ちになって、食べ物がなくて餓死寸前で、暑くて死にそうな気持ちになる超〜疲れる本でした(汗)意外とグロくておえっぷ…ってなる。
遭難したきっかけについて、もう少し説明して欲しかったけど、最後は泣けたので、まぁいいか!(笑)
海の生物や植物についてめちゃ勉強になりました。
この作者さんの別の作品も読んでみたい。
…クルーズ船には絶対乗りたくない!(;´ェ`) -
遭難モノだからサスペンス系かと思ったら、展開が急カーブ過ぎて転げ落ちそうになった。
ロビンソンクルーソーとかガリバー旅行記だと思えば抵抗薄れるかも。
陰キャが万能過ぎて共感しづらいけど、どんどん先が読みたくなる不思議なパワーはある! -
マダガスカル島で観光船に乗った日本人10人が遭難。
船長が急死し、船も壊れてしまったのだ。
なすすべもなく漂流する船。
どきどきはらはらしっぱなし。
サバイバルもの大好き!!
めっちゃ面白かった!
詳しい感想はこちらへ↓
https://ameblo.jp/harayou1223/entry-12868212327.html -
抜けるような青空と、透明度の高いコバルトブルーの海。
異国の海で遭難した彼らを待ち受ける、想像を絶する恐怖と苦しみ。
生き残るのは果たして。
過去作とはまた違った趣を感じた。
なんらかの伝承が語られたり、もっと分かりやすい怪異に遭遇するのかと期待したが、今回はバミューダトライアングルのような超自然的怪異のお話。
不可思議な状況という大前提の謎に加え、ステージが変わるごとに新しい謎を次々投じられハラハラ感が続くが、納得感のある回答を得られるため一気読みしてしまう。
個人的にはまた伝記ホラーの新作が読みたい。