人情出世長屋 てんやわんやの恩返し (角川文庫)

著者 :
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本棚登録 : 15
感想 : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041123416

作品紹介・あらすじ

神田明神下にある「出世長屋」は、その名前とは異なり、出世からほど遠い面々が、貧しくも明るく暮らしている。ある日、駕籠かきの桂太は、賭博場で知り合った米問屋の旦那から、奇妙な頼み事をされる──。

感想・レビュー・書評

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  • 202204/初読みの作家さん。長屋モノの人情話で特段目新しさは感じなかったものの、読みやすく楽しめたので、上手なんだと思う。

  •  人は三つくらいまでのことは、ほとんど忘れてしまう。しかし、その間には、実は誰しもが大変な経験をしているのでは。初めて見た空の青さ、風の優しさ、父や母の優しい笑顔、初めて言葉を覚えた時の喜び、初めて立った時の胸の高鳴り・・・そんな感動や感激。人は一生を通して、そんな感動や感激の一つ一つを掘り起こしているのではないか。山田剛、初読み作家さん。「人情出世長屋」、楽しく読了しました。

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著者プロフィール

1951年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、在阪民放局に勤務。退職後、時代小説を書き始める。第十七回歴史群像大賞佳作を受賞し、デビュー。

「2022年 『十手魂「孫六」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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