キャッツアイころがった (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 51
感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041123478

作品紹介・あらすじ

余呉湖で死体が見つかった。胃の中にはキャッツアイ。続いて京都の美大生、大阪の日雇労働者も殺害される。鍵は美大生が生前旅したインドにあると啓子と弘美は旅立つ。第4回サントリーミステリー大賞受賞作

感想・レビュー・書評

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  • タイトルは派手目だけど内容は結構地味。ただ地味だけどしっかり筑前煮のような味がついてるので美味しくいただけた。3府県警の捜査と探偵ごっことして楽しんでいる女子大生の2つの視点で描かれている点がユニークで良かった。啓子は口が達者で軽い感じもするけど、芯がしっかりしてるからこそ頭の回転が速く、機転も効くんだなと思わされた。やっぱり関西弁じゃないとあの軽妙なやり取りはできないな。

  • 35年も前にこの作品があったら、当時はかなり面白いと感じたのではないかなと。さすがに現代ではだいぶ設定が違いすぎるが、今でもそれなりに楽しめるのはすごい。

  • いつものアクションが足り無い感じ

  • 昭和の作品。
    美大生がインドに行って帰ってきたら連続殺人事件に巻き込まれて殺される。滋賀、京都、大阪で事件が起こる。共通点はキャッツアイが体内から見つかる事のみ。
    女子大生探偵が活躍するが、ほのぼのとしたもんですわぁ。

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著者プロフィール

黒川博行
1949年、愛媛県生まれ。京都市立芸術大学彫刻科卒業後、会社員、府立高校の美術教師として勤務するが、83年「二度のお別れ」でサントリミステリー大賞佳作を受賞し、翌年、同作でデビュー。86年「キャッツアイころがった」でサントリーミステリー大賞を受賞、96年『カウント・プラン』で推理作家協会賞を、2014年『破門』で直木賞、20年ミステリー文学大賞を受賞した。

「2022年 『連鎖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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