機動戦士ガンダムNT(8) (角川コミックス・エース)

著者 : 福井晴敏 大森倖三

• KADOKAWA (2022年5月26日発売)

作品紹介・あらすじ

宇宙世紀を舞台にした大ヒット映画ガンダムNTにオリジナルエピソード加えたコミカライズ第８巻！！

感想・レビュー・書評

[タカツテムさんの感想 · 2022年9月19日]

この巻のメインとなるのは引き続きビアギッテ。ようやく信頼できる存在としてエリクと結びつけたというのに、その直後に喪ってしまった
ビアギッテが抱く絶望は想像して余り有る程。だからユーゴ姉妹による単純な慰めがビアギッテに届く事はなく、むしろエリクを殺した張本人でありながら別の絶望を抱くゾルタンに取り込まれる結果となってしまうのか……

ゾルタンが中心となる「グルトップ」、今度は接近すら禁止された宙域へ突入してしまいますか。中立都市での戦闘という行為に留まらず何処までもアウトローを進み続けるね
そういった場所に近づけば当然のように生じるのは甚大な影響。今回は余計な被害を生じさせるだけでなく、自分達の母艦まで落としているけど……

自ら破滅へ突き進むかのようなゾルタン。彼に導かれるビアギッテやユーゴ姉妹はどうなってしまうのか？
また、ここまで全く目立てていないヨナに活躍の舞台は有るのだろうか…？

著者プロフィール

1968年東京都墨田区生まれ。98年『Ｔｗｅｌｖｅ　Ｙ．Ｏ．』で第44回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年刊行の２作目『亡国のイージス』で第２回大藪春彦賞、第１８回日本冒険小説協会大賞、第５３回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2003年『終戦のローレライ』で第24回吉川英治文学新人賞、第21回日本冒険小説協会大賞を受賞。05年には原作を手がけた映画『ローレライ（原作：終戦のローレライ）』『戦国自衛隊1549（原案：半村良氏）』　『亡国のイージス』が相次いで公開され話題になる。他著に『川の深さは』『小説・震災後』『Ｏｐ．ローズダスト』『機動戦士ガンダムＵＣ』などがある。

「2015年 『人類資金（下）』 で使われていた紹介文から引用しています。」