大正幽霊アパート鳳銘館の新米管理人3 (3) (角川文庫)

  • KADOKAWA
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041123966

作品紹介・あらすじ

入居条件は「霊感があること」という、美しいが少し変わった洋館アパート、鳳銘館(ほうめいかん)。
爽良(そら)は管理人として、幼馴染の礼央(れお)に助けられながら、霊となった住人たちの心残りを癒してきた。
自身の強い霊感を活かして魂を救えることに意味を見出し始めていたある日、爽良を慕う少女の霊、紗枝(さえ)が攫われてしまう。
犯人は管理人代理を務める御堂(みどう)の妹、依(より)。
爽良は御堂に助けを求めるが、辛い過去から霊への同情を忌み嫌う彼と対立してしまい……?

番外編では、ついに「丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。」シリーズの、あの人気男性キャラが登場!
さらに、爽良と礼央の関係にも進展が……!?

感想・レビュー・書評

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  • オカルト成長物語 シリーズ第3弾

    入居者は全て霊感があるという洋館アパート「鳳銘館」
    そこで親しくなった少女の霊:紗枝攫われた。
    成仏したとは思えないから、犯人は・・・

    悪知恵をつけた霊に騙されて、危ないところを
    御堂に助けられた爽良だが、そのセリフがいい。

    「自分なら、救えるとでも思った?
     思ったんでしょ? 自分なら可哀想な霊たちの話を
     きいてあげて、みんな救ってあげられる・・・
     みたいな舐めたこと。
     あまり驕らない方がいいよ。それ、勘違いだから」

    主人公の爽良が好きになれない理由は、無謀なところと
    鈍感すぎるところですね。
    幼馴染の玲央が、騎士への昇格を待ってるよぉ

  • あれ?この先輩って ということで晃くん登場。丸の内〜と世界線が繋がった。

  • 安定の読みやすさ、爽良と礼央の関係は少しだけ?
    進展あったのか…
    丸の内で就職したら〜のメンバーが登場してビックリ‼︎
    そちらの話しにも2人出てる話しあるのかなっ?

  • 紗枝ちゃんが無事戻ってきてよかったー!という安堵はもちろんあるんだけど、依の存在の不気味さと事件とのバランスが取れてなくていまいち入り込めん。
    この作者さんの主人公の特徴?なのかもしれないけど、もっと周りを見ろー!と言いたくなってしまう。頼れないとかそういう問題じゃなくて、自分が及ぼす影響をもうちょっと考えてくれ!

  • 爽良がなにげに我が強くて、視野が狭く猪突猛進する。自分の力量以上のことをしようとして周りに迷惑かけまくるの止めて欲しい。なのに人にお願いする努力を基本せず、助けられるばかりで命の恩人に対して結構無礼だったりと、とにかく爽良が好きになれない。自立を履き違えた子供っぽい傲慢さが凄く苦手。キャラが苦手なので評価が低めです。

  • 無事に紗枝ちゃんが帰ってこれて良かった
    その前には自分で何とかできるかもって思いもあったけど、御堂とのやり取りで改めて恐怖もわかったよね
    後は礼央との関係性かな?
    かなり鈍くて自分の感情も良くわからないし説明もできない爽良にとっては礼央の存在がどんななのか大きくならないとわからないかなぁ〜

  • 紗枝ちゃんが無事に戻ってきてよかった!
    依の意図がわからず、紗枝が捕まった理由もわかるような、わからないような?
    御堂の過去に関わる話が次巻からすすみそうな予感。
    礼央の愛情が鈍感すぎる爽良には伝わらず…愛情表現も強くなってきてるのになぁ…
    もどかしいまま終わった3巻でした。

  • 「第一章」
    特別と勘違いした。
    今まで関わることが無かったのだから、自分一人で全てを解決しようとせず周りに助けを求めるべきなのでは。
    図星で言い返せないような自体になってしまったのだから、多少は厳しい言葉を言われるのも仕方ないだろう。

    「第二章」
    おかえりと迎える。
    あの場で見つけることが出来たから良かったが、当てが外れていたら二人とも炎の餌食になっていただろうな。
    どれだけ心配と言われても長年の付き合いでもない者に簡単に話せるほど、まだ心の傷は癒えてないのかもな。

    「残響とはじまり」
    情報提供の対価は。
    少し煽れば何かしら面白い様子が見れると思っていたのだろうが、予想外の鈍感さに逆に驚かされただろうな。
    今まで危険な目にもあってきたというのに、不穏な視線に対し簡単に立ち入りを許可するのは良くないのでは。

  • シリーズ3作目です。幽霊が出てくるとやっぱり怖いです。ですが、登場人物の深堀がちょこちょこ出てくるので、ものが他の面白さが一気に増えました。

    それにしても相変わらずとても面白いです!
    本編と番外編( ? )が1冊になっています、幼なじみの過保護具合が加速していて怖い半分、胸きゅん( 古い )半分でした。いやもう、爽良ちゃんの鈍感具合には札央が少し不憫に。
    ロンディが可愛いのは変わらないので、合間合間に癒されました(* ´ ` *)ᐝ

    こっそり『丸の内に就職したら、幽霊物件担当でした。』シリーズのあの子が出ていて、嬉しくて跳ね上がりました( 番外編ではしっかり出てきます )。

    そして表紙をよーくみたら端に怖い子がいて少しびっくりしました。中央のイラストの美麗さに惹かれて全然気が付かなかったです。

    御堂のことも気になるし、札央と爽良との関係も進展しそうなので、次巻がとても楽しみです!

  • 爽良ちゃん、思考を追ってるとちゃんと行動に理由があることがわかるけど、端から見てると唐突でびっくりしそう。礼央くんふぁいと。
    溝口さんゲスト出演。

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著者プロフィール

山口県出身。2011年『シミ。~純愛、浮気、未練、傷跡~』(宝島社)でデビュー。シリーズ作品に「丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。」「大正幽霊アパート鳳銘館(ほうめいかん)の新米管理人」(以上、角川文庫)、「神様たちのお伊勢参り」「さくらい動物病院の不思議な獣医さん」「神戸栄町アンティーク堂の修理屋さん」「神様の棲む診療所」(以上、双葉文庫)がある。その他に『不良坊主と見習い女子高生の霊感メソッド 祀町(まつりまち)オカルト事件簿』(KADOKAWA)、『リキッド。』(講談社)など著作多数。

「2023年 『丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。14』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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