いるいないみらい (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 450
感想 : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041124444

作品紹介・あらすじ

いつかは欲しい、でもいつなのかわからない……夫婦生活に満足していた知佳。しかし妹の出産を機に、夫に変化が――「1DKとメロンパン」。毎日を懸命に生きる全ての人へ、手を差し伸べてくれる5つの物語

感想・レビュー・書評

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  • いるいないみらい…窪美澄著 KADOKAWA 1400円 : 読売新聞オンライン(2019/8/4)
    https://www.yomiuri.co.jp/culture/book/review/20190803-OYT8T50122/

    【書評】『いるいないみらい』窪美澄著 - 産経ニュース(2019/9/15)
    https://www.sankei.com/article/20190915-CD63BHMH5NO5DBD2HPYTOS63WU/

    「子を生す・持つ」「家族をつくる」ことについて正面から扱った作品集――『いるいないみらい』窪 美澄 文庫巻末解説【解説:渡辺ペコ】 | カドブン
    https://kadobun.jp/reviews/entry-45931.html

    「いるいないみらい」 窪 美澄[角川文庫] - KADOKAWA
    https://www.kadokawa.co.jp/product/322112000463/

  • 子どもを持つかどうかに向き合う夫婦。子どもを持つことを考えられない人。子どもが嫌いな人。子どもを亡くして1人で生きる人。子どもを持てる年齢でなくなり、養子について考える夫婦

    「子を持つ」ことにフォーカスした短編集
    短編だが読み応えあった印象
    どれもこれもが、描かれてない未来がどうなるのか気になる。
    それを書かないということは、この書いたところまでで十分だというメッセージがあるようにも感じる。
    子をなす。子を持つ。家族を作る。
    それについて、考え、悩むことで十分。正解なんてない。

  • 結婚したら、子どもをもつものだと思ってた。
    穏やかに愛してくれる両親がいれば、
    血のつながりなんて関係ないと思ってた。

    選択できる未来と、選択できない未来と、選択できなかった過去、各短編の登場人物たちが明確な“期日”を前に思いを巡らせる。

    ハッピーな結末で締めくくられた篇はない。
    「今」で終わる物語たち。
    とても、よかった。

  • 窪さんらしい、心の柔らかい部分に手を差し込まれるような小説。子を産む、育てるってすごくデリケートなことで、家族であっても自分の感覚や考えをきちんと伝えるのって難しいし勇気がいることだと思う。この小説に出てくる人達はそのことに逃げずに向き合っている。誰かと生きていても、一人で生きていても、いるみらいもいないみらいもどちらもあるということを忘れないようにしたい。

  • 子供を持つか持たないかが主題の短編集。
    「私は子どもが大嫌い」がとても印象に残った。

    30代後半で独身の主人公は実家の上のマンションに一人暮らしをしつつも夕飯は母親が作ってくれたものを実家で食べている。
    最初は随分甘ったれだなと思いながら読んでいたが、いろいろな事情が明らかになり、何も知らないで悪かった…という気持ちになった。
    育ての親の愛情に込み上げるものがある。

    全ての話について「もう少しこの先も読みたい。」と思ってしまった。
    長編でも読んでみたい。

  • とても良い意味での星3です。
    やっぱり窪美澄さんの作品は良いです。
    それぞれの人々の悲哀が、消化出来ずに、それでも明日は続いていくみたいな。
    上手く言えないけど、読み終わった時にフラットな感動に包まれる印象です。
    フラットな温かい感情になるという事で星3です。

  • いるいないみらい
    窪美澄さん。

    こども
    いる?いない?

    短編集。

  • 子どもを持ちたい人、今は持ちたくない人、以前は持っていた人などさまざまな人が主人公の短編集。
    結婚したからといって必ずしも子どもを産まないといけないわけではない。それにもかかわらず、周囲の人は子どもはまだかとお節介を焼く。
    子どもがいるみらいといないみらい。どちらが幸せかなんて人それぞれ。


    【心に残ったフレーズ】
    「欲しいと思ったものが手に入らないこともあるの。手に入らなくても欲しい、欲しい、って手を伸ばすのが人間だもの。だけど、すでに持っているものの幸せに気づかないことも、時にはあるわね。それに……欲しい、欲しい、と思っていて、あきらめてたものがふいに手に入るということもあるの。」

  • 購入済み
    2022.06.05.読了
    大好きな作家、窪美澄さん。
    まるで気の合う友人とおしゃべりしているかのような思わずそうそう!と相槌をうってしまう作品もあり、楽しめた。
    しかしながらテーマは重い。
    子供はやっぱり授かりものと考える。
    授かる夫婦と授からない夫婦、それぞれの人生の楽しみ方があると思う。だから不妊治療という分野は私にはよく理解出来ない。
    しかしいっぽうで里親となる夫婦にも頭が下がる。
    いずれにしても子供は宝だ。虐待したり命を奪ったりする権利は親にもない。

  • 5つ全てのお話に「赤ん坊」や「子供が欲しいか否か」がまるでインタビューをしてきたかのようなリアリティのある内容が良い意味で丁寧に書かれてるので、この家族はどうな?んだろうという気持ちにさせられる。テンポも良くて想像しやすく、没入出来ました。

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著者プロフィール

窪 美澄(くぼ・みすみ)
1965年東京都生まれ。09年「ミクマリ」で女による女のためのR‐18文学賞大賞を受賞しデビュー。11年『ふがいない僕は空を見た』で山本周五郎賞、12年『晴天の迷いクジラ』で山田風太郎賞、19年『トリニティ』で織田作之助賞、22年『夜に星を放つ』で直木賞受賞。他の著書に『雨のなまえ』『じっと手を見る』『いるいないみらい』『たおやかに輪をえがいて』『ははのれんあい』『朔が満ちる』など多数。

「2023年 『私は女になりたい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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